2014年8月3日日曜日

広東省 1

幹線道路でも、かなり荒れていてひどい状態。


スーダンに道路をつくって石油の利権を得たり、パキスタンに道路をつくって対インドの共同戦線を張ったりするのもいいけど、まずは自国の道路をなんとかせんかい、と中国人も思ってるんじゃないかな。
人手はあり余るほどあるし、経済力もあるのだから、自国の道路整備ぐらい短期間でできそうだけどな。
いやでもおそらく、一昔前の中国とは比べものにならないぐらい、急速に近代化しているのだと思う。
現在はまだ途上中なのだ、それでいて他国の開発にお金を使う事情もあるのだ。

時々、荷物を積んだ中国人自転車旅行者とすれ違う。
ウイグルでもけっこう出会ったので、国内限定だったら意外に自転車旅行はポピュラーだったりするのだ。
笑顔で話しかけてくれることもあるが、僕が「Do you speak English?」と聞くと、とたんに萎縮して、去って行ってしまう。

湛江という街。

「China & English International Hotel」でも、英語はまったく通じず、そして拒否された。


中国人とイギリス人限定なのだろうか、それにしても「English」、「International」と掲げておいて英語が通じないとはこれ如何に?

そして毎度のことながら、レセプションの女性に話しかけた瞬間、
すかさず目をそらす → 隣にいる者に中国語で何か言う → 笑う → 僕のことはしばし放置。
いつも同じ反応されるからもう慣れたよ、と言えたりしたら大らかな人なんだろうけど、小っちゃい僕は、いつも同じ反応をされるからイライラが募って爆発寸前だ。
怒りに震えて、殺意をおぼえる時さえある。
「インターナショナル」という言葉に一瞬でも期待を抱いてしまった自分がバカだった。

国境の街でも見かけたが、「クラクション禁止」っぽい標識。


これは一体どうしたことだろう?
もしかして、一部の人が「クラクションってうるさくね?」と気づき始めているのだろうか。
畜生から人間へ進化する第一歩!

単に、近くに軍事施設があるからクラクション禁止、という可能性もある。
インドでも、軍事施設の周囲に「No Horn Please」の標識があった。

ゴミをゴミ箱に捨てるのも、重要な一歩。

しかも可燃不燃の分別。
(ムリだろ)

何かに似てる。


上野家族って何だろ?


橋は車専用、二輪と歩行者は渡し船(無料)で。




阳江という街で連泊。
ちょっと高いホテルだったが、従業員は僕を異星人扱いせずに比較的適切に接客してくれたし、ネットもできたし、近くに入りやすいレストランもあったので、ダラけてしまいたい気持ちに負けた。
言い方をかえると、高いホテルにもかかわらず、こんなささやかな条件で連泊を許してしまうほど、気疲れがたまる中国旅行。

これも何かに似てる。


本物は肯徳基。


24時間のコンビニが閉まってる。


夏真っ盛りのはずだが、だいぶ北上したせいか、かなりすごしやすくなったと感じている。
北上したとはいっても、まだ沖縄なんかよりはるかに低緯度。
でもたぶん沖縄の方が暑い。



もう道路は良好。




日に日に都会的になっていく。


中国で初めてマック発見。


航海王だって。


やっぱ、国土が広いっていいことだな。
 

人口最多国の中国でも、潜在的な生活環境は日本より恵まれてるんじゃないかな。

側道だけで、この広さ。


江門という街から中山という街へ向かう途中、大きめの川を渡る手前で、ふつうの一般道のはずが自転車歩行者禁止の高速になってしまった。
この辺は川が多く、複雑に入り乱れていて、この橋が渡れないとなると相当面倒なことになる。
地図を拡大してにらめっこして、いくつかのパターンで試したが、それほど大きな川でなくても橋の手前で「自転車歩行者通行禁止」の標識が現れたりして、ことごとく弾かれてしまう。
仕方なく、わかりにくいローカルロードで大幅に遠回りして、ようやく自転車で行けるルートがつながった。
直線距離だとわずかなのだが、莫大な時間をかけてしまった。

国際都市、マカオ・香港にだいぶ近づいたせいか、この辺の人々はもう「外国人アレルギー」はないようだ。
もちろん英語はまったく通じないが、ホテルでもレストランでも落ち着いて接してくれる。

街並みも近代的になり、マックもセブンイレブンもそこらじゅうにある。

クラクションは相変わらず、いやむしろ激化しているかな。
うっかり交差点前のホテルに泊まっちゃたりすると、深夜になってもうるさくて眠れない。


Hong Kong

17048km



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