2014年5月28日水曜日

砂砂砂

マスク着用。


極狭の舗装面と広々とした未舗装路肩、どっちがメイン?


ヘタな舗装面より、踏み慣らされた未舗装。


タイから遠ざかるにつれて、シェムリアップから遠ざかるにつれて、道が荒れていく。
一応、首都に向かってるんだけどな。

いつも通り、経済水準が低下するとともに、ドライバーが悪質になる。
単純な強さを持つ者がハバをきかせて、より大きな声で(より大きなクラクションで)叫んだ者の主張がまかり通る。
こういった風潮は世界中の貧困国で共通して見られ、それはそのまま政治にも反映されているっぽい。
ドライブマナーと経済水準に相関関係があるのは、こういうことだと思う。





進路が変わってきたせいか、向かい風になってしまった。
南西の風、かな。



こういう宗教がらみのところで休憩してしまってよいのかどうかわからないが、他に日陰を見つけられないので。


またカンボジアのイメージにそぐわないが、意外にもモスクがある。






この日はたった90km走行だったけど、暑さと向かい風と悪路と砂で、クタクタ。
体も自転車も、砂まみれ。
帽子とサングラスとマスクで完全防備していたのだが、眉間の部分が隙間になっていて、眉間だけ砂埃をかぶってドス黒くなり、眉毛がつながってる人みたいになってた。



パジャマみたいな服を着た女性が多い。


















バナナ焼いてる。


また屋台で適当に注文。

$1。

・・・ウマイな。

今までカンボジア料理については何のイメージも持っていなかったのだが、意表を突いてすごくいい。
暑くても、食欲が湧く。

タイ料理と同じく、全体的に濃い味設定。
ライスはパサパサではなく、多少粘り気がある。
僕はもともと濃い味が好きで、粘り気のある日本の米をこよなく愛しているので、これはイケる。
たとえばマレーシア料理なんかは、薄味+唐辛子で、痛いだけで、ライスもパサパサだったので、 僕の味覚に合うはずもなかった。


6000リエル(152円)。

ツバメの巣ジュースって、これマジか?

ゼリーみたいにトロリとしていて、薬っぽかった。

クメール文字はこんな感じ。

タイ文字とビルマ文字の中間みたい?

なんかもう、すっかり未舗装ね。
























タイの寺と同じ感じ。


メコン川。


プノンペンまであとわずか20kmだというのに、いつまでたっても未舗装が終わってくれない。


この道はシェムリアップとプノンペンを結ぶ、カンボジアで最重要な幹線道路のはず。
外国から多大な援助を受けていながら、いまだ道路一本まともに完成されていないのか。
国土が広大というわけでもなく、人口が少ないというわけでもないのに。
ここまで来て、カンボジアの発展の遅れをつくづく実感した。



せっかくの自転車NEWパーツが、すでに砂をかんでジャリジャリ鳴り始めていて、ちょっとショック。


市街地まであと10kmというところで、ようやく舗装道路復活。

トンレサップ川を越えてプノンペンへと渡す「日本カンボジア友好橋」。


1966年に日本によって建設され、1973年にクメール・ルージュによって爆破され、1994年に再び日本によって再建された。
現在、すぐ隣に「中国カンボジア友好橋」を建設中。

橋の上から見たプノンペン。




洗車したいよー。



Phnom Penh, Cambodia

13335km



2014年5月27日火曜日

長い長い夏





葬式?




子供たちの「ハロー! ハロー!」がかわいい。
和む。
あらゆる言語の中で、「ハロー」という言葉は、世界で最も広く伝わる言葉かな。

でも、僕が自転車を止めて近づこうとすると、一目散に逃げていくか、あるいは警戒モードになって硬直してしまう。



バイクにブタを積んで、各村で売り歩いている。




カンボジア人は、あいさつはしてくれるけど、物静かで、積極的にからんでくる人は多くない。



サトウキビジュース。

1000リエル(25円)。
ウマイ。

日本でこんなの売ってる?


ドリンクの種類は豊富だ。
タイの「OISHI」シリーズもあるし、なぜかタイではまったく見なかったマレーシアの豆乳や100+などもある。
ミャンマーと同じく、村には冷蔵庫などないので、クーラーボックスに保管されている。

右端のWinter Melonはベトナム製で、あとはカンボジア製。

1時間につき1L以上飲んでいる。
この日は10時間走行したので、走行中だけで10L以上飲んだ。
でも朝から夕方まで、一度も小便を出さなかった。





「5月から雨季」とか、ウソじゃん。
全然降ってくれない。







そこらじゅうにあるこのビニールシートはいったい何だろう?








屋台で、メニューなどわかるはずもないので「何でもいいから食べさせておくれ」というジェスチャーをしたら、適当につくってくれた。
適当でいいのだ。
これがタイだと、伝わらなかったり無視されたりで、苦戦を強いられたものだ。
ミャンマーやカンボジアでは、けっこうスムーズにいく。



この適当につくってくれた焼きうどん、ビックリするほどウマかった。
卵は程良くトロけてくれた。
僕が日本でひとり暮らししている時の自炊スタイルと似ている。
同じものをおかわりして、計$3。



この暑さで150km走行すると、さすがに体力の消耗が激しい。
砂埃がひどくなってきたので、喉が気持ち悪い。

宿は、エアコンありWi-Fiありの個室で$10が相場だろうか。
今のところ停電もなく、意外にWi-Fiの調子も良い。


Skun, Cambodia

13257km