2011年5月31日火曜日

タイヤ交換

もともとクラブスペシャルに付いていたタイヤは28Cと細すぎたので、35Cに履き替えた。

タイヤ ¥3097×2
チューブ ¥1260×2


  

たった7mm太くなっただけだが、乗り心地は劇的に変わった。
衝撃吸収性が高く、安心感がある。
35Cはツーリング用ということだが、街乗りにも適していると思う。
日本の道路は段差だらけなので、街乗りでもタイヤは太めがいい。

ただ、タイヤを太くすると、フェンダーと干渉してしまう。
手で押し広げてみたが、フォーク付近でどうしても接触してしまって、タイヤが回らない。
なので、フェンダーは取っ払うことにした。
フェンダーは、絶対に必要なものというわけでもない。
タイヤの周辺は荷物で覆い囲われるし、雨天時はカッパを着る。
今までずっとMTBで、フェンダーがなくて困ったことはなかった。
ただ、フェンダーがないと、ラレー独特のクラシカルな雰囲気が損なわれてしまうのが残念。

それより、最大の不安は、700Cというタイヤサイズが旅先で入手できるかどうかだ。
タイヤサイズは、世界的にはMTBの26インチが主流で、700Cは先進国以外ではみつけるのは難しいらしい。
先進国でも、アメリカはインチの国なので、特に700Cはまれのようだ。
チューブのバルブも、フレンチよりアメリカンが多いようだ。
こういうのもいいかげん世界統一してほしい。



2011年5月24日火曜日

予定ルート(改)

拡大図

2011年7月~2月  アフリカ+中東(8ヶ月)
2012年3月~12月 ヨーロッパ(10ヶ月)
2013年1月~6月  中東+アジア(6ヶ月)
2013年7月~2月  北米(8ヶ月)
2014年3月~10月 南米(8ヶ月)

昨年の計画発表を修正し、現段階での予定がこんな感じ。

ただし、

※これは、中東が通過できるという前提。
もし現在のような情勢が続くようなら、なんらかの手段でショートカットせざるをえない。

※夏限定の箇所が多い。
北欧、アルプス、チベット、ヒマラヤ、アラスカ、カナダ、パタゴニア、など。
季節の調整がうまくいかない場合は、どこかで時間をつぶすという可能性もある。

※アメリカは、行きたいところが多すぎて、このルートだと3ヶ月を超えてしまうかもしれない。
いったん出国してどこかの国に逃げなければならないかもしれない。

本当に、行きたいところがありすぎて、大いに寄り道して、大いに旅を長引かせたいのだが、資金と季節の問題が常に立ちはだかるだろう。
とりあえず、予定はあくまで予定。
実際どうなるかはわからない。
想定外のハプニングがきっとあるだろう。



2011年5月18日水曜日

中東ピンチ

シリアの情勢は悪化の一途をたどっているようだ。

エジプトやリビアのような派手さは感じられないが、地味に長くくすぶり続けている印象を受ける。
その理由として、シリアは他の中東諸国以上に独裁が強く、秘密警察による統制も厳しいため、国民が恐怖心を植え付けられてしまっていることが考えられる。
デモが始まったのも3月で、他国より一足遅れていた。

シリア政府は、国際社会からの圧力が高まっているにもかかわらず、デモ隊を武装勢力だとして徹底弾圧する構えを変えておらず、この2ヶ月で700~800人が死亡、現在も犠牲者は増え続けている。

今日、シリアの渡航情報を調べてみたら・・・
シリアに対する渡航情報(危険情報)の発出
これは完全にアウト。
シリアを通過できないと、もうどこから攻めても中東縦断は不可能。
エジプトの次は、フェリーか飛行機でトルコに行くしかない。

すでに革命を成し遂げたエジプトも、まだ安全とは言えない。
エジプトに対する渡航情報(危険情報)の発出

世界旅行に行くのにエジプトのピラミッドを見ないわけにはいかないので、エジプトは絶対に外せないのだが。
命をかけて戦っている人たちに対して、旅行の都合でものを言うのは大変失礼だが、それでも、早く落ち着いてほしいと言いたい。

話はまったく変わるが、1979年に16歳で自転車で世界一周をした平田オリザ氏がニュースに出ていた。
こちら
なんと内閣官房参与になっていた。
劇作家でもあり、教授でもあり、多才な人だ。

彼の19歳の時の著作「十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本」は、僕も10年ぐらい前に読んだが、内容はよく覚えていない。
ちなみにこれは日本一タイトルの長い本らしい。
新版・十六歳のオリザの未だかつてためしのない勇気が到達した最後の点と、到達しえた極限とを明らかにして、上々の首尾にいたった世界一周自転車旅行の冒険をしるす本



2011年5月17日火曜日

イメージ ウイグル

2008年のチベット騒乱に続いて、2009年のウイグル騒乱も、数千人の犠牲者を出す大規模な事件となった。
きっかけは、広東省の工場で、漢族の女性従業員がウイグル人の男性従業員に性的暴行を受けたというデマが広まり、漢族がウイグル人を集団で襲撃し、2名のウイグル人が死亡、ウイグル人79人を含む118人が負傷した。
その後、新疆ウイグル自治区で大規模なデモが多発し、一部のデモ隊は暴徒と化し、街を破壊したり漢族を襲撃したりしたが、治安部隊によって鎮圧された。
これには、漢族との経済格差や、ウイグル固有の文化や宗教が尊重されていないことへの不満という、チベットと同じ背景があるが、ウイグル人はイスラム教徒であるため、中国当局のウイグルへの弾圧は、中国が開発している資源国も含め、世界中のイスラム教徒の反感を買うことにもなった。

その後しばらく、外務省は新疆ウイグル自治区に「渡航の是非を検討してください」を発令していたが、現在は「十分注意してください」に引き下げられている。
なので、中央アジアから新疆ウイグル自治区を通ってチベットへ向かおうと思う。

歴史的にこの土地は、ペルシャ語で「トルコ人」を意味するテュルク系民族が住み、トルキスタンと呼ばれてきた。
8世紀にはウイグル帝国、13世紀にはモンゴル帝国の侵入を受け、18世紀には清の支配下となった。
1933年と1944年の二度、中華民国から独立して東トルキスタン共和国が建国されたが、1949年には中華人民共和国に統一され、1955年、新疆ウイグル自治区が設置された。

中国の省および自治区では最大の面積で、日本の4.5倍、中国全土の6分の1を占める。
4分の1が砂漠(主にタクラマカン砂漠)で、移動と消滅を繰り返し「さまよえる湖」と呼ばれるロプノール塩湖がある。

このロプノール周辺で、過去に46回の核実験が行われており、放射能によって19万人が死亡、129万人が健康被害を受けているという指摘があるが、医師は被爆や汚染を認めず、海外の医療団体の調査も規制されている。

石油と天然ガスが豊富で、中国全体の埋蔵量の3割を占める。

ウイグル族45%、漢族41%、カザフ族7%、回族5%。
ウイグル族はテュルク人と古インド人の混血であり、ウイグル語を話す。
ウイグル語の文字はこんな感じ→شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونى
ウイグル人はほぼ全員がイスラム教スンニ派。



新疆ウイグル自治区の位置



2011年5月16日月曜日

イメージ 中央アジア

ビン・ラディン殺害前から決めていたことだが、パキスタンに行くのは断念した。
イランとパキスタンを無事通過できれば、ユーラシア横断ルートもうまくつながるのだが、現在、イラン東部に「退避を勧告します」が発令されており、陸路でイランからパキスタンに入国するのは不可能な状況。
そもそも、タリバンの本拠地であり、ビン・ラディンが潜伏するような国を、自転車で通過するのはいかがなものか。

そこで、イランから中央アジアを経由して、中国→ネパール→インド→東南アジア→中国、というルートに変更した。

中央アジアとは、狭義ではトルクメニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギス、カザフスタンを指す。
いずれも旧ソ連のイスラム圏で、1991年のソ連崩壊にともなって独立した。
「中央アジア=シルクロード」ともいえる。
ガイドブックや画像検索などで調べてみると、サマルカンドをはじめとする、なんとも美しいイスラム教の都市建築にすっかり魅せられてしまった。
ただし、タジキスタンとキルギスは政情不安定のため避ける。
また、旧ソ連ということもあり、どの国もビザ取得が面倒なようだ。

・トルクメニスタン
イスラム帝国、モンゴル帝国、ソ連、などの支配を経て独立。
独裁国家で永世中立国。
国土の85%がカラクム砂漠。
天然ガスの埋蔵量は世界4位。
トルクメン人85%、ウズベク人5%、ロシア人4%。
トルクメン語72%、ロシア語12%、ウズベク語9%。
大多数がイスラム教スンニ派。

・ウズベキスタン
イスラム帝国、モンゴル帝国、ソ連、などの支配を経て独立。
国土の80%がキジルクム砂漠。
カザフスタンとの国境をまたぐアラル海は、かつては面積世界4位の巨大な湖であったが、ソ連時代に灌漑用水として使用され、現在はほとんど干上がってしまい、20世紀最大の環境破壊ともいわれている。→参照
ウズベク人80%、ロシア人5%、タジク人5%、カザフ人3%、カラカルパク人2%。
ウズベク語74%、ロシア語14%。
大多数がイスラム教スンニ派。

・カザフスタン
イスラム帝国、モンゴル帝国、ソ連、などの支配を経て独立。
国土面積世界9位で、内陸国としては世界最大。
国土のほとんどが砂漠かステップで、人口密度は6人/k㎡。
カザフ人57%、ロシア人27%、ウクライナ人3%、ウズベク人2%、ヴォルガ・ドイツ人1%、ウイグル人1%。
カザフ語64%、ロシア語95%。
イスラム教スンニ派47%、ロシア正教会44%、プロテスタント2%。

中央アジアと周辺国

イランに対する渡航情報(危険情報)の発出

パキスタンに対する渡航情報(危険情報)の発出



2011年5月15日日曜日

イメージ 台湾

16世紀から開発され始め、17世紀にはオランダやスペインが領有し、東アジアの貿易の拠点となった。
日本への鉄砲伝来やザビエルによるキリスト教伝来も、台湾経由であったといわれている。
やがて、労働力として中国本土の福建省や広東省から大量の漢族が居住するようになった。

17~19世紀は清が支配したが、1894年に日清戦争に敗れると、日本の領土となった。
当初は住民の抵抗が強く、1万人の台湾人が戦死したり虐殺されたりした。
日本は、植民地支配における欧米との対抗意識から、インフラの整備、教育の普及、治安の維持に力を注ぎ、後に台湾が発展する土台が築かれた。

第2次大戦で日本が敗戦すると、台湾を含む中国は中華民国の領土となった。
戦後まもなく、中国本土で蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党とで内戦になり、1949年、勝利した共産党が中華人民共和国を樹立し、敗北した国民党は台湾に撤退したため、台湾は中華民国のまま継続された。
内戦で疲弊した国民党による台湾の独裁統治は粗暴で強圧的で、住民からは「イヌ(日本)に代わってブタ(国民党)が来た」などど言われ、蜂起が発生した。
日本の旧植民地でありながら台湾が親日国であるのは、ここに起因すると考えられている。

中国本土では、共産党によって国としての体制が整えられ、1970年代には国連は中華人民共和国を正当な国家として承認するようになり、中華民国は中国の中の台湾という地域を占拠するものとみなされた。
これを受けて中華民国は国連を脱退し、現在も国際的には台湾は国家として承認されていない。

日本を含む多くの国が中華人民共和国との国交を結び、中華民国とは断交したが、経済的な交流は維持され、アメリカが台湾をベトナム戦争の物資調達の拠点とした頃からハイテク産業が発展し、飛躍的に経済成長した。
ブルジュ・ハリファに抜かれるまで世界一の高さを誇った台北101(501m、101階)や台湾高速鉄道などは、日本企業によるものがあり、台湾経済の日本への依存度も高い。

自転車工業も発展し、高額車以外はほとんど台湾か中国の工場で生産されるほどの自転車輸出大国となった。
僕のラレーも台湾製。
世界最大の自転車メーカーであるGIANTは台湾のブランド。
今回の震災で、GIANTはマウンテンバイク1000台を被災地に無償提供してくれた。

人口わずか2300万人の台湾の義援金には本当に驚かされた。
今月には160億円を突破したが、まだ増え続けるのだろうか。

事実上は独立国家として機能している台湾だが、政治的にはいまだ空白地帯であり、中華人民共和国との軋轢も続いている。
台湾内部でも、独立派、統一派、現状維持派、などの考え方があり、この複雑な情勢は今後も続くと思われる。

98%が漢族、2%が先住民。
少子化が進んでおり、出生率は世界最低。
公用語は中国語(北京語)だが、日常的には中国語の方言である台湾語や客家語が使われる。
日本統治時代の日本語教育の影響で、台湾語には日本語の名残りが多くみられる。
宗教は道教、仏教、キリスト教など。



LocationTaiwan.svg




2011年5月10日火曜日

キャリア完成

溶接屋の友人にキャリアを改造してもらった。


先日買ったキャリアとバッグは相性が合わなかったようで、バッグの横ブレ防止フックがキャリアにはまらなかった。
そこで、溶接屋の友人に頼んで、キャリアに鉄棒を1本(前後左右計4本)付け足してもらうことで解決できた。
  
これで完璧。

「こんなのは造作も無い」と言っていたが、自分にできないことをやってもらえると、本当に感心する。
仕上がりもきれいだ。
出発までに彼に焼肉をおごるつもりだ。

あと、この友人にこんなものをもらった。

帽子はすでに買ってあるのだが、まあ、2つ持って行けばいいか。
今、海外で日本人であることをアピールすると警戒されるかもしれないけど。



2011年5月4日水曜日

イメージ 中国 2

中国文化の基盤となったのは、かつて四大文明のひとつといわれた黄河文明(BC5000~BC2000年)と考えられてきたが、それよりはるか以前の長江文明(BC14000~BC1000年)が1970年代に発掘された。
長江文明は、メソポタミア、インダス、エジプトとほぼ同時期に興り、稲作のルーツも長江にあることがわかった。

BC2000年頃から、いくつもの王朝が興亡を繰り返してきた。
最初の帝国である「秦」(BC778~BC206年)に、地名を表すラテン語の接尾辞-iaを付けて「シナ」、さらに英語圏で発音が変化して「チャイナ」と呼ばれるようになった。

17世紀に始まった清は、19世紀にはイギリスとのアヘン戦争に敗れ、さらに朝鮮半島をめぐる日清戦争に敗れたことにより、英独仏露米日などの列強によって半植民地化された。
1911年、これらの支配と清からの独立を目指す辛亥革命が起こり、1912年、革命のリーダーであった孫文が中華民国を樹立した。
最後の皇帝、溥儀は退位して清は滅亡し、王朝支配が終わった。

建国後も列強による局地的な支配が続き、1931年の満州事変を契機に日本が満州国を建国し、さらに1937年から始まった日中戦争で中国の大部分は日本に支配された。
この日中戦争において、中華民国の首都南京で20~30万人が日本軍に虐殺された。

1945年に第2次大戦が終結すると、連合国側であった中国は、戦勝国として領土が変換されるようになった。
戦後まもなく、政権を握っていた蒋介石率いる国民党と、毛沢東率いる共産党とで内戦になった。
1949年、勝利した毛沢東が共産党による一党独裁の中華人民共和国を樹立し、敗北した蒋介石と国民党は台湾に撤退した。

毛沢東は、マルクスの思想をもとにソ連型社会主義の導入を試み、1950年にチベットを併合し、1958年に農工業の大増産を目的とする大躍進政策、そして核開発を進めた。
無謀で非科学的な大躍進政策は2000~4000万人の餓死者を出して失敗に終わり、核開発でも多くの被爆者を出し、毛沢東は辞任に追い込まれた。
1965年、毛沢東は自らの復権を目指して文化大革命を起こした。
文化大革命は、名目上は社会改革であったが実際には権力闘争であり、徹底的な毛沢東への崇拝、思想統制、拷問、恐喝、財産没収などが行われ、数千人が犠牲になった。
1976年の毛沢東の死で革命は終わったが、この期間の中国は混乱を極め、文化の破壊と経済の長期停滞をともなう国家的大惨劇であった。

1978年に政権を握った鄧小平は、市場経済を導入して経済を急成長させた。
経済に続いて政治の民主化を求める動きが国民の間で起こったが、鄧小平はあくまでも自由化は経済に限定する態度を示した。
1989年、民主化を求めて天安門広場に集まった学生や一般市民によるデモが拡大したが、これに対して政府は、軍隊と戦車を出動させ、実弾を用いて数百~数千人の市民を殺した。

1997年に香港がイギリスから返還され、1999年にマカオがポルトガルから返還され、この二都市は独自の法制度を持つ特別行政区となった。



2011年5月2日月曜日

イメージ 中国 1

先月28日のニュースで、中国の人口が13億3972万人であると発表された(香港、マカオ、台湾を除く)。
これはあくまで統計上の数字であり、一人っ子政策に反して生まれて戸籍を持たない黒孩子や盲民などを含めると、実際の人口はさらに2億ほどプラスされるといわれている。
この人口は19世紀の世界人口、あるいは現在の西欧とアフリカの合計に匹敵する。
一方、インドの人口が12億に達し(ここ10年で2億増)、中国を追い抜く勢いだ。
現在の世界人口が68億なので、その37%、つまり世界の3人に1人が中国人かインド人、という計算になる。

面積は世界3位(資料によってはアメリカが3位とされる場合もある)で、14の国と隣接している。

膨大な人口と安い人件費を背景に「世界の工場」となって著しく経済成長し、2007年には貿易収支が黒字で世界1位、2009年には自動車の生産台数と販売台数がともに世界1位、2010年にはGDPが世界2位となった。
2020年代にはアメリカを抜いて世界1位の経済大国になるともいわれているが、賃金の上昇によって、より人件費の安い東南アジアなどに生産の拠点が移動しつつあり、今後は労働集約型から知識集約型への転換をせまられる。
また、消費者の購買力が増したため、各国の企業が中国の内需をねらって投資合戦し、こぞって中国に進出している。

当の中国は、石油、レアメタル、穀物、水にいたる資源争奪のため、世界中の資源国に進出している。
食料をめぐる争奪戦では、先進国や新興国が途上国の農地を囲い込むランドラッシュが進行し、「新植民地主義」の時代といわれている。

一党独裁の強引な政策によって急成長できた反面、深刻な問題が山積みとなっている。
格差問題(1%の家庭が41%の富を独占)、環境問題(CO2排出量世界1位、大気汚染、水質汚染、土壌汚染、食品汚染)、民族問題(チベットやウイグルへの弾圧)、言論統制(ノーベル賞受賞した民主化活動家が服役中)、ネット検閲(2010年にグーグルが中国から撤退)、死刑制度(執行数世界1位)、などなど。

漢族92%、55の少数民族8%。
公用語は中国語。現存する世界最古の言語。
同じ中国語でも、北京語と広東語はかけ離れていて通じ合えないが、北京語に代表される北方語が標準語として広められている。
少数民族は固有の言語を話すが、同化政策のため、高等教育では北京語以外の使用は認められない。
宗教は主に仏教、道教、イスラム教、キリスト教などだが、宗教信者は1億人ほどで、大半は無宗教。


中華人民共和国の位置

人口比で表した世界地図
面積世界1位のロシア、2位のカナダ、6位のオーストラリアがほぼ消えている。