2011年5月17日火曜日

イメージ ウイグル

2008年のチベット騒乱に続いて、2009年のウイグル騒乱も、数千人の犠牲者を出す大規模な事件となった。
きっかけは、広東省の工場で、漢族の女性従業員がウイグル人の男性従業員に性的暴行を受けたというデマが広まり、漢族がウイグル人を集団で襲撃し、2名のウイグル人が死亡、ウイグル人79人を含む118人が負傷した。
その後、新疆ウイグル自治区で大規模なデモが多発し、一部のデモ隊は暴徒と化し、街を破壊したり漢族を襲撃したりしたが、治安部隊によって鎮圧された。
これには、漢族との経済格差や、ウイグル固有の文化や宗教が尊重されていないことへの不満という、チベットと同じ背景があるが、ウイグル人はイスラム教徒であるため、中国当局のウイグルへの弾圧は、中国が開発している資源国も含め、世界中のイスラム教徒の反感を買うことにもなった。

その後しばらく、外務省は新疆ウイグル自治区に「渡航の是非を検討してください」を発令していたが、現在は「十分注意してください」に引き下げられている。
なので、中央アジアから新疆ウイグル自治区を通ってチベットへ向かおうと思う。

歴史的にこの土地は、ペルシャ語で「トルコ人」を意味するテュルク系民族が住み、トルキスタンと呼ばれてきた。
8世紀にはウイグル帝国、13世紀にはモンゴル帝国の侵入を受け、18世紀には清の支配下となった。
1933年と1944年の二度、中華民国から独立して東トルキスタン共和国が建国されたが、1949年には中華人民共和国に統一され、1955年、新疆ウイグル自治区が設置された。

中国の省および自治区では最大の面積で、日本の4.5倍、中国全土の6分の1を占める。
4分の1が砂漠(主にタクラマカン砂漠)で、移動と消滅を繰り返し「さまよえる湖」と呼ばれるロプノール塩湖がある。

このロプノール周辺で、過去に46回の核実験が行われており、放射能によって19万人が死亡、129万人が健康被害を受けているという指摘があるが、医師は被爆や汚染を認めず、海外の医療団体の調査も規制されている。

石油と天然ガスが豊富で、中国全体の埋蔵量の3割を占める。

ウイグル族45%、漢族41%、カザフ族7%、回族5%。
ウイグル族はテュルク人と古インド人の混血であり、ウイグル語を話す。
ウイグル語の文字はこんな感じ→شىنجاڭ ئۇيغۇر ئاپتونوم رايونى
ウイグル人はほぼ全員がイスラム教スンニ派。



新疆ウイグル自治区の位置



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