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2011年9月1日木曜日

なんとすばらしきサバンナ野宿

昨日、ザンビアに入国した。
まずはボツワナの残りをアップ。


ボツワナ走行の前半は家畜だらけで拍子抜けしたが、後半は野生動物が現れるようになり、アフリカらしくなってきた。

初キリン。








しばらくキリンとみつめあった、ファンタスティックなひととき。

見れば見るほど奇妙な生物だ。












路上でゾウに遭遇すると、意外にも、ゾウの方から逃げて行く。
北米のクマもそうだったが、道路は人間のテリトリーだということを、動物たちは知っているのだろう。





セーブルアンテロープ。




ブッシュバック。


サバンナのブッシュはさほど密度がないのだが、動物が道路を横切った後、その付近を見てみても、不思議と完全に姿を消してしまい、みつけられない。


ボツワナ人と話をすると必ず、「どこで寝るのか?」と聞かれる。
僕が「Somewhere in the bush.」と答えると、まん丸な目をむき出しにして驚く。
「この辺はライオンもゾウもたくさんいるんだぞ! トラックの運転手でさえ、怖がって野宿なんかしない。あんた怖くないのか?」
怖いといえば怖いが、他にどうしようもない。

誰もいないサバンナにテントを張り、スパゲティをゆで、道路を横切るキリンやシマウマを眺める。
こんな経験・・・。
日が沈み、テントの中で寝そべり、窓を開けると、満天の星空の中に、ひときわ輝く南十字星。
こんな経験・・・。
心が満たされる。
感謝したい。

ボツワナは、今まで走った中で最もフラットな国だ。


山も坂もほとんどない。
さぞかし走りやすいだろうと思われるかもしれないが、毎日向かい風をくらっている。
風向きが変わることはまれで、風がやむこともまれで、常に一定量の風を受けながら、最小ギアで、10~15km/hぐらいで進み続ける。
向かい風の時は、多少のアップダウンや急カーブがあった方がアクセントがついていいのだが、平原だと、一日中流れるプールを逆方向に泳ぎ続けるようなもんだ。
僕は事前にルートを考える時、当然風向きも調べるのだが、こういう事前調査はハズれることが多い。
そういえば、アフリカ縦断するサイクリストは皆、エジプトから南アフリカへ南下している。
僕はもしかしたらとんでもない間違いを犯してしまっているのかもしれない。
でもまあ、たどり着けないわけじゃないからいいか。

ナミビアもそうだったが、内陸は標高1000mほどの高原で、今は冬なのだが、日中は暑く、38℃まで上がったこともあった。
走行中も、野宿中も、冷たい炭酸をガブ飲みする姿をイメージしながら、持参したぬるい水道水を飲む。
暑いと水がすぐなくなるので、連続野宿は無理がある。
ラスト300kmの無人地帯は、一日150kmずつ走って、1泊2日で走り抜けた。
(この時は進路方向が変わったので向かい風ではなく横風だった。)

街に到着すると、炭酸を4L買って、一晩で飲み尽くす。
これもまた至福の時。

ボツワナは、オカバンゴ以外は川も池も湖もなく、乾ききった世界。
動物たちはどこで水を得るのだろう?

安いレストランが増えた。
このボリュームで20プラなら合格。


初めて、日本という国を知らない人たちに出会った。


バオバブ。


ザンベジ川を越えるとザンビア。
カーフェリーと聞いていたので大型船かと思いきや、車2台しか乗っていない。


真っ黒な人塊が・・・ 






Livingstone, Zambiaにて

Dst. 4219km 




2011年8月25日木曜日

オカバンゴデルタ

世界最大の内陸デルタ、オカバンゴ。
オカバンゴ川は海に流れ出ることのない川で、内陸でデルタ(三角州)としてたまって巨大な湿地帯となり、その面積はスイス一国に匹敵するという。 

665プラ払って、日帰りツアーに参加してきた。
 

モコロと呼ばれるカヌーに乗って周遊する。








ずっと乾燥地帯を走り続けてきたので、豊かな水に癒される。











陸(島?)に上陸すると、ウォーターバックが。






シマウマも。




巨大アリ塚。



オーストラリアのアリ塚とどっちが大きいかな?

ガイドが手にしているのはゾウのフン。


この時モコロに同席したイギリス人のジャックは、3年前に日本で英語教師をしており、江古田に住んでいたという。
江古田といえば、僕が働いていた会社があるところで、3年前も通っていた。
しかもセブンイレブンの近くと言っていたから、本当にすぐ近くで、何度かすれ違っていたかもしれない。
もし当時出会っていたら、英語を教えてもらいたかったな。

ランチを追え、再びモコロに乗っていたら、気持ち良くなってうたた寝してしまった。





しばらくして、ガイドに、
「ゾウのお出ましですぜ」と起こされた。








初ゾウ。
これ以上近づくのは危険だといわれ、ちょっと遠かったが、感動した。



滞在しているキャンプ場も水辺にあり、いい雰囲気でいい
居心地。


1泊50プラ。

ボツワナで更新するのはこれで最後かもしれない。
この先は2つほど街があるが、どの程度の規模なのかわからない。
この街を越えると、その先は300kmの無人地帯。
村さえもなさそうだ。
水と食料をマックス積んでのぞむ。
向かい風が吹きませんように。


Maun, Botswanaにて



2011年8月23日火曜日

カラハリ砂漠かと思ったら家畜だらけだった & 盗難

ボツワナ入国。


ツワナ族の国、ボツワナ。
国民の79%がツワナ族で、ツワナ語を話すが、やはり大多数の人が英語を話せる。

最初のルートは、地図で見るとカラハリ砂漠の範囲内で、あのミーアキャットが見れるかと期待していたのだが、実際はまったく砂漠ではなく、えんえん変わりないサバンナだった。
それも、野生動物の見れるサバンナではなく、家畜ばかり。






休憩所もフンだらけ。
フンのないスペースをみつけてテントを張る。

日本の1.5倍の面積に、人口わずか195万人。
ナミビアよりも街の間隔が長く、街が現れても宿泊施設がなかったりする。
なので、ボツワナではほぼ毎日野宿。
数十kmごとに現れる休憩所でも問題なく野宿できるが、小さな街のGSの裏にテントを張らせてもらうのがベスト。
GSにはトイレ、シャワー、売店と必要なものがそろっており、これならキャンプ場いらない。

ダイヤモンドの産出が世界2位のボツワナは経済が豊かで、国民一人あたりのGNIは南アフリカをしのぐ。
アフリカで最も民主主義が長く続いている国で、政情は安定している。

と聞いていたのだが、街や農村を見ると、手造りの掘っ建て小屋が並び、生まれてから一度もシャワーを浴びたことのないような少年たちが、もはや服として原型をとどめていないほど破れた布をまとって、金をよこせと群がってくる。
農村で人に話しかけても、水をくれとか、食べ物をくれとか、言われることが多い。
いったい、ダイヤモンドの富はどこへ消えてしまっているのか?
こういうのは政治が悪い。









噂では、ボツワナ旅行はすごく高くつくらしい。
食料や物品は今までと変わりないが、宿泊やツアーなど、つまり外国人の利用するものが高いようだ。

ボツワナプラ。

モザンビークからケープタウンへ向かうフランス人サイクリスト。



先日更新したナミビアのゴバビスという街で、盗難に遭った。
この街は、フレンドリーな人が多くて非常に感じが良く、ナミビアで一番居心地がいい街だと思っていた。

そのゴバビスのキャンプ場で、テントの前に置いていた靴を何者かに盗られた。
しかも寝ている時ではなく、起きている時に。
僕は、寝る時は必ず靴をテントの中にしまう。
靴を放り出したまま寝るキャンパーも多いので、自分は用心深い方だと思っていた。

おそらく犯人は従業員だと思うが、内部の者も外部の者も簡単に僕のテントに近づくことができたし、一応従業員を問い詰めてみたが、一度盗まれた物が戻ってくることは、まずない。

僕の靴は13000円で、履き心地も耐久性も良く、気に入っていた。
初めて買ったゴアテックスの靴だったが、一度も雨が降ることはなく、その性能を発揮することはなかった。

しかし靴を盗られるということは、今後、洗濯物を盗られる可能性だってある。
ちょっと買い物に行っているスキに、ちょっとシャワーを浴びているスキに、テントに侵入して寝袋や調理器具やレインウェアを盗られる可能性もある。
アウトドア用品は高額なだけでなく、アフリカで同じような物を入手するのは難しい。

僕の所持品はすべて、単なる物ではなく、大切な旅の伴だ。
金額の大小にかかわらず、盗られるというのは本当に悔しい。

幸い、このブログにいつもコメントをくれるwinlook君にもらったアクアなんとか、という水中でも履ける靴があったので、当面はそれでしのいだ。
winlook君、助かったよ。
これがなかったらトイレも裸足で行くところだった。

ボツワナに入国して最初の街(国境から200km)で、靴を探した。
こんなところにアウトドア用の靴などないだろうと、安物でいいやと思っていたら、なんと僕の靴とまったく同じものが売られていた。
しかもこんな露店で。
まさかとは思ったが、サイズが違ったので僕のではなかった。
値段は850プラ。
僕は隣にあったColumbiaの靴(700プラ)を買った。
僕の靴も、今ごろどこかで売られているのかもしれない。

キャンパーの皆さん、靴の盗難にご注意!


Maun, Botswanaにて

Dst.3469km