2015年10月24日土曜日

弾いちゃってます

シェアハウスのドミトリーでは、音楽を流すこともできない。
まして楽器演奏なんて許されるはずもない。

でも、もう我慢できない。
実家からストラトを持ち込んでしまった。



もちろん、アンプにはつなぎませんよ。
生音でシャカシャカやるだけ。

ネックを握ってるだけでもいい。
ボディをナデナデするだけでもいい。

今は旅をしてるわけじゃない。
日本でしばらく生きていくわけだから、やっぱりストラトにそばにいてほしい。







2015年10月14日水曜日

初めてのホイール組み 2

スポークが届いた。


ステンレススポーク72本セット(3420円)×2。
いろいろ試してみて、結局、前後左右すべて264mmのスポークを張った。
それで問題なく組めたのでいいのだと思う。

より簡単そうで、より壊れる頻度の低いフロントホイールからやってみる。

まずはハブ穴にスポークを通す。


もちろん適当ではなくちゃんと規則どおりに通す。
詳細説明は面倒なので省略します。

次にリム穴にスポークを通してニップルではめる。

長年自転車に乗ってきたけど、リム穴が一直線ではなくジグザグになってるなんて気づかなかった。


組み方は何種類かあるらしいけど、無難な「6本組み」で組む。
慣れてないので何度かミスをしてはやり直し、頭を混乱させながらも確実に組んでいく。

なかなか美しい幾何学。


とりあえず形にできただけでもちょっとした達成感。


振れ取り台(9425円)。


必要な物だから仕方なく買ったけど、いくらなんでも高すぎでしょ。



まずはすべてのスポークを同じ回転数ずつ締め上げて、適度なテンションまで上げる。

ニップル回しって、もうちょっと使いやすく作れないもんですかね。


次に縦横のブレを調整する。
縦のブレは微々たるものだったので無視して、横のブレを取る。
振れ取りゲージを少しずつ近づけていき、ゲージに接触する箇所を探す。


右側に振れている場合は、その箇所の右側のスポークを緩め、左側のスポークを締める。
要するに、スポークのテンションが上がるとそれにつられてリムは中心線より外側に振れていくので、振れている箇所のスポークのテンションを下げてリムがまっすぐ回転できるようにする。

ところで、てっきりフロントハブは左右対称だと思ってたけど、こんなでっぱりがあるせいで非対称であることに今さら気づく。


何でしょうね、このでっぱり。

非対称だと、ふつうにスポークを張るとリムが中心に来ない。
こんなに寄ってしまう。


リムを中心に来させるために、左側のスポークのテンションを上げる。
すでに左右のバランスはとってあるので、左側のスポークだけをすべて同じ回転数ずつ締め上げていく。
目安としてセンターゲージでチェックするのだが、これも説明省略。

中心に来た。


再度振れ取りチェック、再度センターチェック、を繰り返す。
プロがどの程度厳密に調整するのかは知らない。
長期ツーリングでは、ブレーキシューに接触しまくるほどブレてしまうこともめずらしくない。
そういうひどい状態と比較してしまう僕のチェックは甘いかもしれないが、でもまあ概ねまっすぐ回転してるだろう、っていうレベルまでは調整した。

最後に、スポークをギュッと握ったりリムを踏んづけたりして馴じみ出しをして、そしてもう一度振れ取りチェックをして、完成。



写真ではわかりづらいけど、右側のスポークはローテンションなので盛り上がっている。
走行中は、ハイテンションの左側スポークがすべてを支えて、右側はそれを補助する程度のものらしい。
これも初めて知った。

リアホイールも同じやり方で。


リアの右側にはスプロケットがあるので、やはり非対称。
フロントとは逆に右側がハイテンション、左側がローテンション。
どうりで、スポークが折れるのはいつも決まってリアの右側なわけだ。



本来、走行条件に応じたテンション調整もシビアにやるものだと思う。
荷物満載で悪路を何万kmも走るのなら、低めのテンションの方がいいのだろう。
でも今の僕にはそこまで職人技はムリ。
形にできてまともに走行できれば、今はヨシとする。

完成!


自分が組んだホイールで走行できた、ってだけでも満足。
しばらく慣らして振れが出てきたら、また調整する。
まさかバキバキ折れて崩壊するなんてことはなかろう。

今日から自転車通勤再開。
サイクリング日和が続いてますね。

ところで、古リムって、不燃ごみだろうか、それとも粗大ごみだろうか?



2015年10月4日日曜日

初めてのホイール組み 1

旅行中、幾度となくリム割れを経験した。
リム割れは、自転車トラブルの中でも最もやっかいな部類に入る。
割れたリムを修復することはできないので交換するしかないのだが、そのためにはスポークをはずしてホイールを組み直さなければならない。
今までは店に頼んで組んでもらっていたが、今後は自分でできるようになりたい。

現在のホイールは1年前に台湾で組んでもらったものだが、まもなくリムが歪み始めた。
帰国後、日本で通勤で乗る程度ならしばらくもつだろう、とだましだまし乗り続けていたのだが、先日ついに割れてしまったので、これを機に自分でやってみようと思い立った。

新リムは、Sun Ringle Rhyno Lite (4320円×2)。


ツーリング界では割とスタンダードらしい。


リムが変わるとスポークの長さも変わるので、スポークも新調する。
新ホイール用のスポーク長を算出するには、リムとハブの寸法を測る必要がある。
有効リム径はスペックを調べたら判明したが、ハブの細かい寸法はスペックを調べてもわからなかったので、実測する。

フロントホイールをバラす。


XTハブは優秀なのでこのまま継続して使用する。


ノギスを使って正確に計測する。


リアホイール。


クラック!


クラック!


クラック!


MAVICのリムは最も入手しやすいポピュラーなものだが、貧弱すぎてツーリングには絶対に向かないことは経験上わかっている。
でも店で自分の要望のリムを注文しようとしても、「これで大丈夫だよ」と半ば強引にMAVICを買わされてしまうこともある。
そんなこともあって、今後は自分でリムを選んで取り寄せて、自分でホイールを組む。

XTハブは優秀なので継続して使用する。


スポーク長の算出はいくつかのサイトでできるが、サイトによってけっこう違う。
よくわからないけど、とりあえずこのサイトで算出してみた。

http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/spoke.length.html


有効リム径 549mm
ハブスポークピッチ円直径 FR 37mm FL 43mm RR 44mm RL 44mm
ロックナット間距離 F 99mm R 140mm
ロックナットフランジ間距離 FR 17mm FL 28mm RR 47mm RL 35mm
リム穴オフセット 0mm
ハブスポーク穴径 2.5mm
スポーク数 36
スポーク交差数 3

結果
FR 266.5mm FL 264mm
RR 263.9mm RL 265.2mm

1mmの誤差なら許容範囲らしいので、FRとRLは266mm、FLとRRは264mm、で注文した。
これで本当に適正なのかどうか、定かではない。
フロントの左右で2.5mmも差ができてしまうのはおかしい気もする。
もし適正なら、お気に入りのリムとハブを決めてしまえば今後こんな面倒な計算をしなくてすむ。

スポークが届いて、組んで、完成するまでかなりの日数がかかりそう。
それまでしばらく電車通勤だ。