ザンビアは、またよくわからない民族の複合体だが、この辺はニャンジャ語を話すニャンジャ族というのが多数派のようだ。
やはりほとんどの人が英語も話せる。
国境を越えるごとに、赤道に近づくごとに、アフリカンカラーが濃くなる。
逆に、今まで少数ながらも絶大な権力を握っていた白人パワーが薄れてゆく。
こういう有名な観光地は、人が多すぎてゆっくり楽しめないことが多く、期待と不安が半々なのだが、ここは意外に人が少なく、静かだった。
入国して早々、いろんな人にからまれる。
リビングストンの市場。
なぜ女性だけが頭に物を乗せるのだろう?
リビングストンの南10kmに、世界三大瀑布のひとつ、ヴィクトリアの滝(世界遺産)がある。
幅1700m、最大落差108m、雨季の水量は1秒に1000万L。
1855年にイギリスの探検家リビングストンが発見し、イギリス女王の名を付けた。
とにかく幅が長くて、全体を一望することができない。
こういう有名な観光地は、人が多すぎてゆっくり楽しめないことが多く、期待と不安が半々なのだが、ここは意外に人が少なく、静かだった。
橋の先はジンバブエ。
国境を越えるとビザ代をとられるので、今はまだジンバブエには行かない。
滝の上を歩く(ガイドの付き添いが義務付けられている)。
岩の多い川を裸足でえんえんと歩くのはかなりハードだが、ガイドの黒人は難なく走ることもできる。
滝の真上に到着。
白い靴を履いているわけではない。
僕はもともと色白なのだ。
「高いところ怖くないのか?」と聞かれたので、僕が日本でどういう仕事をしていたのか教えてやった。
「この岩の先端に立ったって平気だぜ。」と言ったら、
「ノー! やめてくれ! もし君が落ちたらおれは一生職を失う!」と言われた。
そりゃそうだな。
プールに到着。
プールにダイブして泳ぐガイド。
端まで行って下をのぞきこむことができるのだが、彼は高いところは苦手らしい。
足の裏が痛くて、場所によっては膝より深かったり、流れも速かったりで、けっこうしんどかった。
子供や高齢者は無理だと思う。
プールまで歩く人は、1日に数人だけらしい。
ちなみに、雨季は水かさが増すので、滝の上を歩くことはできない。
乾季の終わり頃は、水量が少なすぎて迫力に欠けるらしい。
いい時期にたどり着いた。
帰り際、バブーン(ヒヒ)に襲われそうになった。
僕のすぐ背後まで近づき、リュックに手をかけようとしていた。
リビングストンのホステルに滞在中。
やはりホステルにキャンプサイトがあるので、キャンプ。
1泊US$5(今は超円高なのでUS$5=380円)。
ここで、またサイクリストと出会った。
スペイン人の男性とスイス人の女性のカップル。
イランから出発してアジアを横断し、日本も走り、日本から飛行機でエジプトに飛び、エジプトからケープタウンへ向かっている。
その後は中南米を走る予定らしい。
アフリカで出会う旅人は骨太な人が多い。
風のことを聞いたら、「君はこの先も向かい風をくらうだろう」と言われた。
もういいよ、向かい風で。
(エジプトとスーダン付近は北風、ということは事前調査でもわかっていた。)
かれらはイランで、以前このブログでも紹介した中西大輔氏に会ったらしい。
ザンビアの紙幣。
1クワチャ=0.0155円、というなんとも計算しにくいレート。
ちょっとスーパーで買い物して8万4300クワチャ、と言われてもとっさに出せない。
コインはない。
店員は金額を言う時、0を3つ省略して言うので混乱する
お釣りをもらう時、少々ちょろまかされても多分わからない。
デノミすべきだ。
もう2泊する。
Livingstone, Zambiaにて
ヴィクトリアの滝は圧巻だね。
返信削除乾燥した大地にあれだけの水量があるなんて
にわかに信じがたい。
実は、滝を見るのが好きでね。
埼玉の奥にある"丸神の滝"が非常に良いんだ。
ヴィクトリアの滝は癒されそうだ。
エルビスにthanksだね。
足が白いのは面白い。だいぶ日に焼けたんだね。
そんなときには「アクアソック」←あげた靴ね
がいいよ。
ジンバブエは非常に興味があるから楽しみだ
滝好きか。
返信削除ヴィクトリアは雨季と乾季でぜんぜん違うみたいだよ。
雨季は水しぶきがすごすぎて滝自体を見ることができないほどだとか。
乾季は滝壺を歩くこともできるとか。
アクアソック持って行けばよかったな。
岩づたいに行けるもんだと思ってた。
ジンバブエを通過した旅行者の話を聞くと、経済は崩壊したとはいえ、一応ちゃんと機能しているみたい。
この国も期待と不安が半々。