パクセーという、やや大きめだが閑散とした街で連泊。
どういうわけか、ここは外国人旅行者がたくさんいる。
特に観光するものなどなさそうなのだが。
何にせよ、おかげでここは排他的な空気はなく、英語も通じやすく、ちょっとホッとしている。
宿も、競争原理が作用しているのか、特に不服のないちゃんとした部屋で、9万キープ(1193円)。
疲れがたまっていたので、深い深い眠りに落ちて、現在4泊目。
再びメコン川。
ここから北上するとしばらく、メコン川はタイとの国境をなす。
そう、すぐ西側はタイなのだ。
1.3kmほどの川幅に橋がかけられている。
ODAは、純粋な慈善でやっているわけではない。
日本企業が海外進出した際、その国のインフラが整備されていなければ、物資を運搬するにも何をするにも捗らない。
でも、その国には経済力も技術力もない。
じゃあ、日本がつくろう、ってなる。
インフラを整備すれば、人々は喜んでくれる。
喜んでくれれば、日本はその国において優位な立場につくことができる。
すでに経済発展を遂げて裕福になった国に対しても、いまだにODAを続けているのは、こういった背景がある。
日本だけではない、中国も韓国も進出してくる。
誰がここで一番強い影響力を持てるか。
こんな異国の地でも、日中韓は火花を散らしている。
日本人としては、日の丸が描かれた橋や学校を見れば誇らしくなるが、中国人や韓国人が見たら、日本のあからさまなアピールに気分を害するのかもしれない。
僕は、自国のメリットを考慮した策略的なものであれ、ODAは大いにけっこう、今後もどんどんやったらいいと思っている。
ただ、ちょっと立場を変えれば、ODAもある意味ひとつの侵略とみなされる、そういう視点もありうる。
地元民の視点、競合国の視点、日本の視点。
橋をひとつ渡るにも、思いが錯綜する。
何もしていない自分としては、少なくともつくってくれた方々に感謝しながら、一歩一歩踏みしめる。
ラオスに入って初めてのスーパー。
期待して中に入ってみたが、ガランとしていて、かなりガッカリした。
ホームセンターもあったが、これにも期待を裏切られた。
どの店でも、店員がずっとこちらを監視しながら後をつけ回してくるので、とても落ち着いて買い物できない。
ベトナムやカンボジアでもそうだったが、特にラオスは人口が少ないせいか、店内に客は僕ひとりだけということが多く、ひとりの店員がピッタリ僕をマークしてくる。
こういうのがムダな人件費になるんだよ。
万引きなんかしないよ、くだらない。
スーパーなどの店は近代的というには程遠いが、ラオスは物が乏しいわけではなさそうだ。
マーケットではあらゆるものが売られており、食料も豊富で、活気がある。
メコンにはこんな魔物が棲んでいるのか。
せめてシートを敷いてあげればいいのに、アスファルトにじかに投げ出されてる。
カエル、生きてます。
頭も食べるのだろうか。
売り物です。
卵と小麦粉を揚げてシロップをかけたもの。
焼きそば。
安定の定食。
2万キープ(251円)。
外国人向けのレストランは割高なのだが、二度ほど入ってしまった。
たまに、スパゲッティミートソースとか、無性に食べたくなる。
和食屋もあった。
Pakse, Laos
2014年6月30日月曜日
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お久しぶりです。今はラオスにいるんですね!文字がタイ語に見える。さすがお隣の国。
返信削除私は今月末から1週間ほどコペンハーゲン/ストックホルムに行ってきます。北欧は自転車王国と言われている(だったような・・・本当はオランダだっけな)ので移動はレンタルサイクルにする予定です^^