2014年6月12日木曜日

ホーチミン 2

ちょっと前に話題になった、マック第1号店。


今年2月オープン。
なんと、それ以前はベトナムにはマックが存在していなかった。



マックにも赤旗、っていうかこれは国旗なんだけど、なんだかやっぱり独裁政権をイメージさせる。


オープン当初は異常なにぎわいで、最初の16日間の総来客数が25万人だったとか。
もちろん皆さん、バイクで訪れます。


今はもう落ち着いたのか、激混みという感じではなかったけど、それでもふつうに混んでいたので僕は入らなかった。
順番を律儀に守る日本人としては、割り込まれるのが耐えられないので、混雑時のファーストフード店には行く気がしない。

これはオンリー・イン・ベトナム。


ちなみに東南アジアでは、マックよりも圧倒的にケンタッキーの方が多い。
マレーシアやタイでは小さな街にもケンタッキーがあることが多く、マックとかバーガーキングは大都市だけ。

また、今年1月にホーチミン郊外でイオンがオープンし、これも話題になった。
1日15万人(バイク5万台!) の来店で、大盛況だったようだ。
たしかに、ホーチミンの街を歩いていても小さなスーパーやコンビニばかりで、ショッピングモールを見かけない。
初めて大型ショッピングモールができたというなら、人々は興奮して詰めかけるでしょう。

ベトナムで最もポピュラーなコンビニはサークルKなのか。


日本のサークルKとデザインが違う。

どの店舗も狭く、品ぞろえはタイのセブンイレブンに及ばないが、でもまあちゃんとしている。
接客はタイよりずっと礼儀正しい。

この店舗にはシティバンクのATMがあった。
現金は問題なくおろせる。

ちなみに、1ドン=0.0048円。
1万円分ぐらいおろそうとすると、200万ドンぐらいが出てくる。
でも、50万ドン紙幣とかの高額紙幣があるので、分厚い札束で出てくるわけではない。
ただゼロが多すぎて計算しにくいというだけで、それ以外の不便はないと思う。
だいたい大まかに$1=2万ドンぐらいの目安で計算する。

僕は経済学が苦手で全然わからないのだが、おそらくある時期にインフレが生じて、こういうバカげた額の紙幣が作られたのだと思う。
その時ゼロを増やして新しい紙幣を作ることができたのだから、その後ゼロを切り捨ててまた新たな紙幣を作ることも可能だと思うのだが、なぜデノミしないのでしょう?
ジュース1本買うのに10000ドン、だなんて、誰がどう考えてもゼロが多すぎる。

ベトナムも、旧フランス植民地。
カンボジアで僕の中で大ヒットした、バゲットを使ったサンドイッチがベトナムにもある。


バインミーと呼ばれている。


期待。

1万ドン(48円)。

・・・こ、これは!!!

唐辛子!!!

生の唐辛子のスライスが入ってる!!!

ふざけんなっっっ!!!

痛い。
痛いだけで味がよくわからないが、仮に唐辛子を使ってなかったとしても、そんなにおいしくはなさそうだ。
具材は特に芸もなく、バゲットの食感も今ひとつ。
いやもしかしたらおいしいのかもしれないが、唐辛子がすべてを破壊し、台無しにする。

たまたまこの店がハズレだった可能性もあるので、もう1軒試してみたが、同じだった。

これは却下。
もう二度と食わない。

もうおいしいサンドイッチを食べられないのかと思うと、とたんにカンボジアが恋しくなった。

米粉を使った麺、フォー。

3万7000ドン(178円)。



なんか、インパクトないな。
印象に残らない味。



あまり見ばえがパッとしない、このフライドチキン+ライスが一番おいしかった。

ライスはパサパサではなく、多少粘り気があって、味もある。

楽しみにしていた有名なスイーツ、チェー。

グラスに入っているが、ドリンクではない。

氷+ココナッツミルク+フルーツやゼリーや豆など、バリエーションは無数にあるらしい。

1万8000ドン(86円)。

なんか、インパクトないな。
印象に残らない味。

氷の粒が大きすぎてうまく溶けず、冷たさが感じられない。
こういうのはガバガバっと勢いよくかっ喰らいたいのに、氷がデカすぎるんだよ。

たまたまハズレだった可能性もあるので、別のバリエーションを注文してみたが、同じだった。

1万8000ドン(86円)。

シントー。

1万5000ドン(72円)。

ヨーグルト+フルーツのシェイクで、これはマンゴー。
こういうドリンクは大好物なのだが、けっこうそこらにあるもので、ベトナムならではの個性があるわけではない。
そして量が少ないので、30秒でなくなってしまう。



こんなの初めて、バナナをもち米で包んで焼いたもの。

1万5000ドン(72円)。

悪くなかったけど、中の具をチーズとか肉類とか、バナナ以外の何かにしたらイケると思う。

$1のランチパックに惹かれて買ってしまったが、これはインスタントヌードルだった。




コンビニでおにぎり発見。

ああ、ありがたい。
おにぎりって、すばらしいよ。

東南アジア全域でよく見る、ドラゴンフルーツも好きな果物。




たくさんのベトナム旅行経験者からアドバイスをいただいたのだが、どうもベトナムは評判が悪い。
悪い体験談ばかり出てくる。

でも、まだ入国して間もないのでわからないが、今のところベトナム人は礼儀正しく、笑顔があり、感じ良い。

ただ、カンボジアに引き続き、バイクタクシーがまたうっとうしい。
ベトナムではトゥクトゥクではなくセオムと呼ばれるらしいが、どうせ乗らないから呼び名なんてどうでもいい。
カンボジアでもそうだったが、道路の向こう側からも目ざとく外国人を見つけて、大声で吠えたり、手を叩いたりする。
実に野蛮だ。
手を叩く音がしても、決して反応してはいけない。
徹底無視。
我々は動物じゃない、人間なのだ。 

ベトナム語は、中国語やタイ語と似て、これまた発音が難しい。
声調というものがあって、たとえば「マー」という語に、中国語(北京語)は4種、タイ語は5種、ベトナム語は6種の発音の仕方があり、この発音の使い分けによってまったく別の意味の語になる。
ガイドブックに載っている会話例をそのまま読み上げても通じないのである。
この時点で僕は挫折。

そしてこの三国では、英語の通用度が著しく低い、という共通点がある。
ホーチミンは大都市なので英語でもやっていけるが、ベトナムは全体的には通じにくいと聞く。

文字は、古来より漢字を使用していたが、フランス植民地時代にクオッグ・クーと呼ばれる英文字が普及し、漢字は1954年に正式に廃止された。
難解な発音を英文字で表現するのは無理があるのか、クオッグ・クーにはよくわからない符号が付いている。




Ho Chi Minh, Vietnam



4 件のコメント:

  1. タクシーを1日チャーターしたら精算時にナイフを突きつけられた。←旅行者談。
    旅行代理店でバスチケットを買ったら翌早朝宿まで迎えに来るはずのタクシーが来ずに乗り過ごした。←私。

    移動、旅行系業種に程度の低い連中が多い感じがします。
    自転車移動の亮さんには無縁かも知れません。

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    1. 旅にトラブルは付きものですが、そういう後味の悪い系は避けたいものです。
      ボッタクリ防止のため、できるだけ料金表示のある店を選び、ない場合は事前に料金確認。
      旅の基本ですが、怠りがちなので気をつけています。

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  2. いつも楽しくブログ読ませて頂いております。

    口に合うか分かりませんが麺でしたらbún chả(ブンチャー)という麺料理がオススメです。ハノイ料理なのでホーチミンではあまり店を見かけないかもしれませんがもし見かけたら是非♪

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    1. ありがとうございます!
      ハノイも行くので、記憶しておきます。

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