2011年11月27日日曜日

キリマンジャロ

今日、モシに着いた。
ここは、かのキリマンジャロ(標高5895m、世界遺産)のふもとの街。
グレートリフトバレーがつくりだした
アフリカ最高峰、あこがれのキリマンジャロ。
この周辺には数多くの有名国立公園、そして
ヴィクトリア湖もある。
そろそろアフリカ旅行のハイライトといったところだ。

しかし、今日のキリマンジャロははこんな感じ。

 

見えるまで、ねばれるだけねばる。

ダルエスサラームの追記

見おぼえのある信号機

 

日本が寄贈したのだろうか?
他国でこれと同じデザインは見たことない。
おそらく
タンザニアで信号がある街はダルエスサラームだけだと思う。

基本的には信号などなく、道路には
こういうバンプが多数ある。



 

今までの国でも多少はあったが、タンザニアは特に多く、一日に何十回もこれを越えなければならない。
ほとんどの車は、こんなのものともせず猛スピードで突っ込んで行く。
時に大型車でさえも、スピードを落とさず乗り越えて
行くことがある。
被害をこうむるのは二輪車だけだ。
特に大荷物を積んでると、こたえる。
下り坂で飛ばしている時も、急ブレーキをかけなければならない。
いったいなんのため?

こういうタイプの方が自転車にやさしく、車に効果ありのようだ。


走行中
二度、トラックに接触された。
一度目は、自転車なんぞよける必要もない、とばかりに道路の端を直進し続け、車体が僕の肩に接触した。
二度目は、途中まではよけていたが突然こちらに急接近してきて、車体がバッグに接触した。
いずれも、対向車や追い越し車が来ている
状況ではなく、十分なスペースがあった。
やはり、原始社会に車を持たせるべきではない。
いつか殺される。

こんな立派な部屋が10000シリング(460円)なんて信じられますか?

 

トイレ、シャワー、扇風機テレビ付きで、停電も断水もなかった。 
カナダでは、キャンプ場でC$30(当時のレートで3000円ぐらい)以上するところもあった。
世の中わからない。


ザンビアあたりからそうだが、たいていの部屋には蚊帳がある。
マラリア防止のためだろう。

窓には
鉄格子と固定の網戸がはめられている。中級以下のホテルには窓ガラスというものがない
換気扇などの空調機というものも見たことない。

アフリカの部屋はやけに照明が暗い。
夜になると本も読みづらい。
テレビは面白くないのでほぼ見ない。

小さな街では、5000シリング(230円)の安宿しかない、ということも多い。
安宿は
水が出ず、バケツ1杯の水だけ与えられる。
不便でも不衛生でもかまわないが、この酷暑で扇風機がないというのは、ちときつい。
気温が下がる時間帯(23~24時ぐらい)まで、じっと耐え忍ぶしかない。
暑いのでドアを開放したかったが、昼間から隣の部屋の黒人女性に猛烈にアタックされていたので危険を感じ、ドアを閉め
カギをかけ、iPodで音量を大きめにして耳をふさいでいたが、それでもノックする音と、ドアを開けようとガチャガチャする音が何度か聞こえた。

次の日は、思い切って30000シリング(1380円)の高級ホテルに泊まった。
先進国並みの設備で、エアコンと冷蔵庫付き。
いやー、これは快適だった。
決して悪いことをしてるわけじゃないのに、かすかな罪悪感があった。

タンザニア人が街にスーパーをつくらないのはなぜだろう?
地図上ではやや大きめに書かれた街でも、店は数多くあるが、どれも品ぞろえの悪いキヨスク程度の商店ばかり。
クソ暑いので冷たい炭酸をガブ飲みしたいのだが、こういう商店には350ml
瓶しかない。
基本的に、瓶はその場で飲んで空瓶は返却する。
瓶を持ち去るなら倍の料金を取られる。
せっかく冷蔵庫付きのホテルに泊まっても、冷蔵庫に入れるべきドリンクが街に売っていない!
何十分も歩き回って、ようやく500mlのペットボトルを発見し、5、6本買って冷蔵庫に入れてキンキンに冷やした。

次の日は、うってかわって久々のキャンプ。
めずらしくキャンプ場があった。
川沿いを散歩し、サルや大トカゲやヘビ、それから未開の部族みたいな人たちにも出くわした。







 

このキャンプ場はドリンクは売っていたがレストランがなく、近くに街もなかった。
僕がまったく食料を持っていないことをオーナーに伝えると、晩飯をごちそうしてくれた。
ここの川で釣った魚のフライ、ライス、サラダだった。
うまかった。
 

ちなみに客は僕ひとりだけ。
久々に満天の星空も堪能できた。
やっぱりキャンプはいい。




さすがに熱帯だけあって、タンザニアもフルーツ大国。
オレンジがあり余っているようだ。
 

この小さな集落でオレンジを3つ買ったのだが、おまけにもう1個食べていけと、次から次へと皮をむいてさしだしてくれて、1個いくらとかもうどうでもいい感じで、何個食べたかわからないほど食べた。
ヘタに英語を話せる人がいるとその人の通訳に頼ってしまうが、こういう集落では完全スワヒリ語

僕はスワヒリ語はあいさつと数字しかわからないが、不思議なことに、ジェスチャーだけでも十分通じあえて、笑って語り合った。































小雨期はもう終わったのだろうか?
ダルエスサラームを出てから、一度も雨は降っていない。
あとは、雲がとれてキリマンジャロが一望できれば。


Moshi, Tanzaniaにて

Dst. 8929km



3 件のコメント:

  1. 道路に刻まれたバンプは、確か排水の為だったはず。
    路肩に排水溝等が無いから、道路に溝を横切らせる
    ことで水はけを良くしているんじゃなかったかな?

    コストコのモンブランは、以前ryoが食べたチョコレ
    ートタルトと同じサイズでデッカイよ~
    しかも、美味いんだ!

    隣人から猛烈なアタックは、確かに恐怖だね。
    トラックの接触といい、命がいくつあっても足らな
    いよな・・・

    キリマンジャロを一望できたら絶景だな。
    見ながらキリマンジャロコーヒーを飲みたいところ
    だ。
    日本は、クリスマス色が徐々に出てきている。

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  2. 排水のためではないと思うよ。
    排水なら、道路の中央を盛り上げ、両端を低くするような傾斜をつければいいだけだから、パンクや故障の原因にもなりうる凸凹をわざわざつくる必要はない。
    どこの国の道路も、街を離れれば排水溝はない。
    タンザニアだけがこんな異常なバンプを無数につくる理由とは・・・?
    あと安全面では、とりあえず路肩を舗装さえしてくれれば安心なのだが。
    先進国でも、路肩未舗装道路は多い。
    もうクリスマスか。
    日本はそろそろ忙しい時期だな。

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  3. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。

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