2011年11月3日木曜日

タンザニア

まだタンザニアの写真はあまり撮っていないので、文章だけで報告。

国境越えの際、マラウイ側で両替商にぼったくられた。
前回の旅も含めて、国境越えは何度も経験し、両替も慣れているはずの僕だが、今さらあんなしょうもないやつらにだまされてしまって、情けない。
集団で寄ってたかってきて、巧みなチームプレーで惑わされてしまった。

その上、ビザ代US$50も払わされ、けっこうな痛手だ。
しかも、タンザニア側に公式の両替所があった。
もしかしたらマラウイ側にもあったのかもしれないが、ハエのように群がる両替商がうるさくて周囲がよく見えていなかった。
ただ、この公式の両替所もあまりレートはよくない。
やはりATMでおろすのがレート的には一番いい。
でも自転車の場合、ATMのある街にたどり着くまで時間がかかることが多いので、国境での両替もやはり必要で、なかなか判断が難しい。
とりあえず今後しばらくは、両替商は完全無視することにする。

タンザニアに入って、ガラリと劇的な変化があるわけではないが、かといってマラウイと同じというわけでもない。

マラウイ湖を離れてからは山岳地帯で、昨日は標高2200mまで上がり、ここムベヤは標高1700mほど。
標高が上がると涼しくなるが、あまりアップダウンが激しいとペースが遅れる。

農業がさかんで、コーヒー、茶、トウモロコシ、バナナなど、畑だらけだ。

小さな街や村が点在しており、水と食料はそんなに積まなくても大丈夫。

そしてやはり、子供多すぎ。
僕の姿をみつけるや、狂ったように絶叫しだす。
ただ、「Azungu!」から「Mzungu!」に変わった。
僕の姿が見えなくなるまで、ずっと絶叫し続ける。

今のところ、白人も東洋人もまったく見ていない。
100%ブラック。

スワヒリ語が国語で、英語が公用語。
英語はあまり通じないと聞いていたが、けっこう英語しゃべれる人はいる。
でも、できるだけスワヒリ語を使えるようになりたい。

物価は驚くほど安い。
ちゃんとしたクリーンなホテルでも10000シリング(438円)。
今泊まっているホテルはちょっとランク高めで、ネクタイをした人が出迎えてくれるようなところで、それでも20000シリング(876円)。
計算間違っていないかと、不安になる。
食料や物品もばかみたいに安い。
ネットカフェは1時間1000シリング(43円)。

たいていの物は売店や露店や市場で手に入るが、スーパーがない。
ムベヤは人口20万人の都市だが、探してようやく小さなスーパーを発見できた。

歯医者は、ダルエスサラームまで我慢する。
イエローページで調べたら、ダルエスサラームにフランス人の歯医者がいるらしい。
「French Dentist」という文字だけで決定。
「最新のフランスの機器を取りそろえております」と誇らしげに書かれている。
いや、別にフランスでなくても、先進国ならどこの国でもいい。
これも差別だろうか、正直、アフリカン・デンティストは怖すぎる。

ダルエスサラームまであと10日ほどだろうか。
山道が険しければ、もっとかかるかもしれない。
ネットカフェはなさげなので、またしばらく更新滞るかもしれない。


Mbeya, Tanzaniaにて



2 件のコメント:

  1. 差し歯の治療は、先進国に限るだろうね。
    アフリカンだとお払いとかされる・・・かも・・・?
    偏見か・・・

    両替商はこれから増殖するだろうね。
    ソマリアでは国家紙幣の価値は無く、紙幣の重さで
    取引をしているぐらいだから。

    アフリカの子供は軽いだろうね。
    我が長女は30KGに到達した。
    もう重くて持ち上げたくないと思わせる数値・・・

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  2. お祓いはさすがにないと思うけど、アフリカの病院はやっぱり原始的だったよ。
    支払いは医者の適当な判断でその場で1000クワチャ払わされた。
    けっこう大きな少年が、ただ口の中を見られただけで泣いてた。

    数十年後には、国境にもATMがあるかな。

    日本の子供はちゃんと食ってるし、寿命が長いのもわかる。

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