完成。
ハンドル、レバー、ブレーキ、サドル、クランク、ペダル、ディレーラー、スプロケット、フロントバッグなどは今までのものを継続。
キャリアは26インチ用に新しく交換したが、バッグをかける四角い部分は今まで使っていたものを継続。
日東のキャリアは縦棒が足りない。
これは出発前に溶接屋のウッチーに縦棒を付け足してもらった。
BROOKSのサドルはこんな渋い色になった。
買った当時はこんな色だったのに。
BROOKSの知名度は高い。
サイクリストじゃなくても、よく白人から「BROOKSじゃないか!」と言われる。
実際、このサドルは最高にいい。
完成したが完璧ではない。
前回も書いたように、チェーンがガイドプレートに触れてしまう。
ドライバーでストローク調整するいわゆるディレーラー調整でなんとかできるレベルではない。
関連パーツをすべて外して、付け直して、一からやり直した。
フロントディレーラーの高さを変えてみたり、ガイドプレートをちょっと斜めにしてみたり、再びマニュアル通りの付け方に直したり、とにかくあらゆることを試したが、結局うまくいかず、原因もわからず。
一応走行可能にはなったが、使えるギアが限られてくる。
これはもう、僕の理解を超えている。
リロングウェにも一応自転車屋らしき店はあるが、めちゃくちゃにされそうで怖い。
僕が丸2日かけてできないことを、かれらがすんなりできるとはとても思えない。
今日、試走した。
乗り心地は抜群にいい。
たまらん。
体が直接触れるハンドル、サドル、ペダルは今までと変わっていないが、ホイールの違いが決定的にでかい。
ラレーのホイールも決して悪くなかったが、やはり26インチで太いタイヤの方が安定感があるし、個人的にも好きだ。
フレームは、ラレーと形状も材質も変わりないと思うので今のところわからないが、耐久性に期待する。
ひとつ、ミスをした。
本来、チェーンを交換する際はスプロケットも交換しなければならない。
両方とも微妙に磨耗しているから、どちらかだけ交換するとうまくかみ合わない。
今回は出費と重量を抑えるため、チェーンだけ新調したら、一番使用頻度の高いギアにチェーンがうまく乗っかってくれなくなってしまった。
古いチェーンはすでに捨ててしまった。
一応、自転車屋らしき店に行って、ロード用のスプロケットはないかと聞いてみたが、やはりなかった。
ダルエスサラームかナイロビあたりに、まともな自転車屋があればいいが、もしなければヨーロッパまでこのまま我慢。
アフリカの宿泊施設にはバーが併設されていることが多く、宿泊客以外にも多くの人が訪れる。
僕が自転車をいじっていると、ジロジロ見られたり、話しかけられたりする。
なんとなく予期していたが、やはりPanasonicに引っかかる人が多い。
「Panasonicって電気製品のブランドじゃないのか? 自転車もつくってるのか?」
僕としては「はい。」としか答えようがない。
「この自転車いくらするんだ?」
貧困国では、初対面でも躊躇なく他人の所持品の値段を聞いてくる。
これは無礼なので僕はふだんは答えないのだが、昨夜は、陽気な黒人のおっさんについ気を許し、「2000ドルぐらいかな」と軽く言ってしまった。
するとおっさん、本当にたまげた様子で、
「2000ドルだと!? 自転車に2000ドル!? 気は確かか!? マラウイでは2000ドルあれば家が買えるぞ !」
「おれが2000ドル持ってたら、絶対に自転車なんか買わないね! 絶対だ。車ならともかく、どうして体力を消耗する乗り物に金をかける? 」
「おまえの母ちゃんはなんと言ってる? もしおれが2000ドルの自転車買ったら、間違いなく母ちゃんに殴られるね!」
と興奮しっぱなしだった。
あと、言うまでもないが、古いバッグやキャリアなどは黒人従業員がきれいに持って行ってくれた。
明日、出発する。
リロングウェには予想以上に長居してしまった。
レストランの店員にも、ネットカフェの店員にも、スーパーの店員にも、顔をおぼえられた。
通行人にも何人か知り合いができた。
一刻も早く走行再開したくてウズウズしている反面、なんとなくこの街にも思い入れができてしまった。
都市を離れて田舎に入ると、またあのアズングー攻撃が始まるだろう。
Lilongwe, Malawiにて
2011年10月24日月曜日
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Enjoy your trip! and Be careful!
返信削除from India by Naomi.
仕切りなおしだな。
返信削除走りながら調整できればいいのだが。
まさか不動になるようなことは無いだろう・・・
まずは無事に次の目的地へ到着することを願う。
なおみさん
返信削除インド!?
学校行ってないの?
winlook君
まさに仕切り直し。
ギア関係以外はまったく問題なく、快調。
お世話になりました。