昨日、首都リロングウェに到着した。
なんとかここで品を受け取りたいのだが、受け取り先を確保する必要がある。
基本的には個人宅までの荷物の配達はおこなっておらず、局留めとなるので、私書箱を持っている人に事情を説明して荷物を受け入れてもらうよう頼まなければならない。
ザンビアではすぐにあてをみつけたのだが、マラウイでは現在模索中。
マラウイは人口密集国。
走行中は村や人の往来が途切れることなく、常に視界に人がいる。
人口が集中するのは、水があるからだろう。
川があり、湖があり、村には必ず井戸がある。
今はまだ乾季だが、時々雨が降るようになった。
ケープタウンを出発してから実に3ヶ月、雨らしい雨はほとんど降らなかったというのに。
今までの乾燥したサバンナとは違い、緑が豊かで、農業も漁業もさかん。
ゆえに、食が豊富!
地図に書かれていない小さな街が数多く点在し、安レストランがあったりする。
走行中にレストランで昼食なんて、今までは考えられなかったことだ。
相場は250~400クワチャ(115~184円)。
ドリンクは300mlで70~80クワチャ(32~36円)。
トウモロコシをこねたシマ(nsima)が一般的な主食。
僕はこのシマが大好きだ。
地域によって、店によって、つくる人によって、味と食感が違う。
アツアツだが、手でつまんで食べる。
おかずは色々選べるが、一番のおすすめはヤギの肉。
コリコリしていて、ヤギがこんなにうまいとは知らなかった。
チャンボ(chambo)という淡水魚もポピュラー。
魚を手でつまんで食べるのは変な感じ。
トゥオバ(thobwa)というマラウイのオリジナルジュースがその辺の道端で売られている。
20~30クワチャ(9~13円)。
よくわからないが、何かの花が原材料で、その花に砂糖と水を加えてシェイクするらしい。
甘くて、酸味があって、ザラザラしていて、僕は好きだ。
ペットボトルは再利用されるので、買ったところに返却するのが望ましい。
市場を歩いていると楽しい。
食べ歩き天国だ。
走行中はもちろんだが、歩いているだけでも、外国人は大注目される。
僕がサトウキビ(1本10クワチャ)をうまくかじれなくて苦戦していると、人だかりができて囲まれる。
誰かが刃物を持ってきて皮をそいでくれる。
やっと一口かじれて、「うんめえええ!」ってなると歓声が起こる。
路上はサトウキビのカスだらけ。
とにかくこの腹ペコサイクリスト、育ちざかりの35歳にとって、メシが安くてうまいということは、とてもとてもすばらしいことだ。
最近は水も食料もあまり積んでいないし、自炊もしていない。
安宿もキャンプ場も豊富。
ホテルは2000クワチャ(920円)前後。
おととい泊まったホテルは何の欠陥もないちゃんとした部屋で1500クワチャ(690円)だった。
キャンプ場は1000クワチャ(460円)以下。
ブランタイヤ。
なかなかめずらしいアフリカンサイクリストのジャスティン。
ブランタイヤまでの約10kmを伴走してくれた。
都市のホステルに泊まると、必ずといっていいほどサイクリストと出会う。
ダルエスサラームからケープタウンへ向かうオランダ人。
女性二人で未舗装とマイナーロードを中心に攻めているらしい。
かっこよすぎる。
負けた。
ハラレのホステルでもオランダ人サイクリストに出会ったのだが、写真を撮りそこねた。
雨の中、タダでボートに乗せてもらった。
屋根があるのにやけに濡れると思ったら、布が張ってあるだけだった。
初カバ。
日本がつくった橋。
ご苦労さまです。
地元の人も感謝しているようです。
Lilongwe, Malawiにて
Dst.6490km
2011年10月6日木曜日
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