敗れた。
半年間の沈黙を破り、懲りずにクレジットカードの申し込みに挑戦したのだが、やはりダメだった。
インターネットで「審査が甘い」と言われている会社を調べて厳選した。
「ここで通らなかったら諦めろ」
「無職の私でも受かりました」
こんな評判の会社を2社、少しタイミングをずらして受けたが、無情にも2社とも僕を蹴落とした。
いよいよわからない。
前も書いたが、僕は一定の収入はあるし、住居はあるし、過去に金銭のトラブルを起こしたことはない。
以前、職場の後輩が、思い悩んでいる僕を嘲笑うかのように、審査に受かってカードをゲットした。
同じ会社で、僕とほぼ同じような条件で生活している彼が、難なく一発で通ってしまった。
そいつは1ヶ月もしないうちに、無駄使いしすぎたと言って、カードをへし折って捨てた。
こんなやつにカードを与えて、なぜまっとうな僕に与えてくれないのか?
何が問題なのか、本当に心当たりがない。
普通はメールで通知が来るのだが、2社目は電話で来たので、ちょっと絡んでみた。
「なんでダメなんだ? どうすれば審査に通るんだ? どうしてもクレジットカードが欲しいんだよ!」
(電話の相手)
「当社の審査基準により、総合的判断として、今回は見送りとさせていただきました。」
「何か一点、問題があるということではなく、総合的に判断して・・・」
この人は、しきりに「総合的判断」という言葉を繰り返した。
これは意味としては、
「特にまずい部分があるってわけじゃないんだけど、全体的に見てオマエは信用できないんだよ。」
ということだ。
何気に傷つくようなことを、電話の相手は淡々と話し続けた。
結局、明確な理由も有用なアドバイスも得られなかった。
いずれにしても、短期間に複数申し込んでも無駄みたいなので、また最低半年は間を置かなければならない。
難しい。
クレジットカードの審査に受かるのは、大学受験より難しいかもしれない。
何でだろうか・・・
返信削除明確な説明がないと気分を害するよね。
クレジットカード持てないやつなんて、よほど社会的に問題のある人間だと思ってた。
返信削除今、自分の目には、クレジットカード持ってる人はとてもすごい人に見える。