ナミビアで初めての、都市らしい都市だ。
長い未舗装無人地帯を走り抜けた後なので、ちょっと一息つきたいところだ。
とりあえず、だいぶずれてしまったが、南アフリカの残りをアップ。
ケープタウンとナミビアを結ぶ、一番太い幹線道路を進んでいたのだが、もう観光地でもリゾート地でもないので、現れるのは広大な農場と小さな田舎街ばかり。
南アフリカといえば、ダイヤモンドと金の産出が世界トップクラスなので、そこらじゅうで掘りまくってるイメージがあったのだが、実は農業大国なのかもしれない。
オレンジ畑。
農場の売店でオレンジを2つ3つ買おうと思ったら、こんなにどっさりくれた。
しかも、金は払わなくていいと言う。
しかも、このオレンジ、めちゃくちゃうまかった。
果肉は赤、味は日本で売ってるスウィーティに近い。
畑で収穫してた女性たちと。
写真を撮っただけで大はしゃぎしていた。
彼女たちが何語を話していたのかもわからないが、楽しい気分は通じ合う。
ワインづくりもさかん。
トマトかな?
ブラックフェイスなヒツジ。
カナダの平原地帯にもこういうのがたくさんいた。
きれいな巣をつくる黄色い鳥は、南アフリカのいたるところで見られる。
小さなアリ塚も出現。
マングースらしき動物を目撃したが、すぐ逃げてしまったので写真は撮れなかった。
朝の霧に沈む街。
だんだん山がちな地形に。
昼夜の寒暖差が激しくなってきた。
昼は27℃まで上がり、明け方は2℃まで下がる。
キャンプしてるととても寒い。
しかしどこへ行ってもやさしい人ばかりで、体は冷えても心は温まる。
田舎街だと宿探しに困ることが多いのだが、地元の人が丁寧に案内してくれる。
警察も親切で頼れる。
たどり着いた宿が少々高かったりすると、交渉すれば安くしてくれる。
半額にしてくれたこともあった。
ゴネてみるもんだ。
走行中も、すれ違うドライバーが手を振ってあいさつしてくれるし、車を止めて話しかけてきて激励してくれる人もいる。
本当にこの国が好きだ。
統計が示す、この国の驚異的な犯罪率の高さとの間に、ギャップを感じずにはいられない。
そして、僕はアパルトヘイトの時代を知らない。
ほんの20年前まで、世界中を敵にまわすような非人道的な差別がおこなわれていたとは、この平和な様子からは想像できない。
経済格差や主従関係は確実にある。
でもそれは、アメリカ南部の黒人や、オーストラリア北部のアボリジニなども同じことだ。
7月18日はネルソン・マンデラの93歳の誕生日で、その祝宴の様子がテレビでずっと放送されていた。
ネルソン・マンデラは黒人解放運動の指導者で、一時は国家反逆罪で逮捕され、終身刑まで宣告されたが、アパルトヘイト撤廃後に南アフリカ初の黒人大統領になった歴史的人物。
この国にとって、いまだ彼の存在は絶大な影響力があるようだ。
朝は寒い。
この時は5℃。
平坦に見えるかもしれないが、道は基本、アップダウンの連続で、フラットはない。
農場から原野へ。
原野から荒野へ。
ドラゴンボールの話で盛り上がってた少年たち。
http://www.justup.wordpress.com
砂利をかき集めたような山。
明日も更新します。
Windhoek, Namibiaにて
Dst. 2571km
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