2015年1月2日金曜日

モロンダバ

バオバブ並木から20kmほど、モロンダバという海岸の街で年を越した。
無職の身分でも、正月はのんびりダラけたくなるものである。
バオバブ観光の拠点となる街であり、ビーチリゾートでもあり、ここには多くの外国人が集まる。

モザンビーク海峡。


海の向こうにアフリカ大陸が、モザンビークが・・・見えるわけない。

できるだけビーチリゾートから離れた、外国人向けではなく現地人向けで、かつWi-Fiがある宿を見つけた。
英語は通じないが、僕もそろそろ最低限の要望はフランス語で伝えられるようにはなっている。
「Wi-Fiが必要なんだよ」と強く主張したら、ルーターの近くの部屋を案内してくれた。
電波が弱いようで、ルーターの近くでないと拾えないようだ。
この部屋は少し高めで、2万5000アリアリ(1154円)。
ちなみにフランス語では、Wi-Fiは「ウィフィ」と発音される。

日本人旅行者たちによるマダガスカルの宿情報をネットで調べてみると、最近の新しい情報でも、ほとんどの宿に「Wi-Fiなし」と書かれている。
でも実際それらの宿をチェックしてみると、今はWi-Fiがついているところが増えている。
こう見えても少しずつ発展しているのである。

とはいえ、ネットは非常にスローで不安定で、しょっちゅう断線する。
断線したら、自分でルーターのスイッチをリセットしてやる。
そうすると復活する確率が高い。
ネット後進国ではこれは常識。

不便なだけなら仕方ないと思うが、この不便さと不釣り合いな物価の高さには不満が募る。(「不」という文字を一文で4回も使ってしまった)
売店で売っている食品や日用品は異様に高い。 
コーラ1.5Lは3000アリアリ(138円)以上する。
でも暑いし、他の楽しみも特にないので、買わずにいられない。



今日は何を食うか。
日々悩む重大な課題。
ローカルフードは1000~3000アリアリ(46~138円)ほどだが、あまりにも量が少なすぎて、何杯おかわりしても、何軒ハシゴしても、一向に腹は膨れない。
ビーチ沿いにある外国人向けのレストランは、何てことないスパゲティとかピザとかでも一品1万5000アリアリ(692円)ぐらいして、量も十分ではない。
僕は純粋にエネルギー補給をしたいので、テーブルクロスやらピカピカの皿やらグラスやら、どうでもいい外見に金をかけている高級レストランには煩わしさしか感じない。
そして高級ぶってる割には、従業員の接客態度はずいぶん粗野だったりする。
いや、日本の接客が優秀すぎるだけで、世界水準で見ればこれぐらいが普通なのだが、空腹のためグチっぽくなってしまっている、すみません。

何にしても、ちょうどいい店がない。
北欧にいた時、「今はしばし我慢して、マダガスカルに行けば安く腹を満たせるだろう」と思っていたのだが、そう甘くはなかった。
とりあえず空腹感をまぎわらすため、道端でマンゴーをたくさん買って部屋でしゃぶり続けるぐらいしかない。
最近は栄養不足で貧血気味、立ちくらみする。

腹ペコだよ~!!!

満腹にさせておくれ~!!!


Morondava, Madagascar



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