2014年11月30日日曜日

彰さん&綾さん

昨年の一時帰国中に石巻でお世話になった彰さん&綾さんとレイキャビクで再会した。
あと、僕は初対面だが、お二人と関わりのある西尾さんという方も一緒で、3人でアイスランドに旅行にいらした。

アイスランドで日本の知人に会えるなんてそうそうない。
ぜひ会いましょうということで、3日間行動を共にし、お世話になってしまった。

彰さん&綾さんは、被災地支援団体である「プロジェクト結」の創設者・リーダー。
他にもいくつかの会社を経営したり、さまざまな事業や活動をおこなっている。
詳しいことは僕の乏しい知識では到底把握しきれないが、かれらの人生経験、人間性、人を惹きつける力が並大抵でないことはわかる。
ここがアイスランドであれ日本であれ、こういう方々と接することで得るもの、刺激はとてつもなく大きい。
僕は本当にラッキーだ。

アイスランドには鉄道がないので、移動はレンタカーでドライブ。
まずは、世界最大の露天風呂、ブルーラグーンに連れて行ってもらった。


天然の露天温泉ではなく、人工的につくられたプールで、地熱発電所が汲み上げた地下熱水を再利用している。
温度は38℃前後にコントロールされている。





物価の高さが世界トップクラスのアイスランド(世界一かもしれない)。
風呂に入るだけとはいえ、入浴料は日本の常識では考えられない高さで、僕は自腹ではまずムリ。
しかも今日は、4種類あるコースのうちの上から2番目のプレミアムコース。
料金をここに書いてしまうとちょっといやらしくなるので、気になる方はホームページでチェックしてください。
http://www.bluelagoon.com//

プレミアムコースは食事がついている。


に・・・肉!!!


ああ、今僕は、肉を食べている。

デ・・・デザート!!!


北欧に入ってから2ヶ月半、朝はクッキー、昼はパン、夜はスープスパゲティ、という食生活を続けてきた。
まともなメシにありつくのは当然断念していたのだが、まさかこんな豪華な食事ができるなんて!
僕は平静を装うよう努めた。
しかし「ガッツクな!」と自分に言い聞かせても、どうしてもガッツイてしまう。

夜は寿司!!!


米を食べるのも2ヶ月半ぶり!
うまいよ!
止まらないよ!

2日目はゴールデン・サークル(シンクヴェトリル・ゲイシル・グトルフォス)を巡った。
数日前とは打って変わって、雪景色になっていた。








ランチはビュッフェ!!!


食べ放題だなんて、夢を見ているかのようだ。











3日目は市内の学校を見学した。
彰さん&綾さんは、元学校の教師。
現在も教育に関わる仕事もしているので、教育機関の視察ということで。

ランチは、ペルトランという、市の中心を一望できる展望レストランで。

土砂降りの雨だったので景色はサッパリだったが。

夜は、300gの肉が2枚重なった特大ハンバーガー!!!

(ちなみにこのハンバーガー、日本だったら牛丼10杯ぐらい買えそうなお値段です。)

大満足です!!!
ごちそうさまでした!!!

この時話したテーマは、自分の意志を他者に伝えるということの困難性あるいは不可能性。
世界のどこにいても、どんな職種であれどんな立場であれ悩まされる普遍的なテーマ。
僕は、これだけ世界を旅して、自分とはまったく異なった言語・文化・常識を持つ人々と接してきても、帰国すれば身近な職場の仲間とも通じ合えずに壁をつくって閉じこもったりする。
彰さんと綾さんの議論を聞いていて、「言葉を尽くして語る」姿勢が強く伝わってきた。


Reykjavik, Iceland



2 件のコメント:

  1. ちょうど昨日、結婚するかも知れない男友達と結婚観について議論を交わしました。
    ザックリざっくりした要約。
    友達:結婚は男女間の契約だ。現に婚姻届という契約書を提出する。
    僕:違う、愛情を前提にしたもので約束事ではない。婚姻届には契約条項など書かれていない。文字通り届出書だ。

    僕の語彙力、説得力のつたなさもさることながら、独身者に言われても何の説得力もないと言われました。
    言葉を尽くして語っても自身の経験が伴わないと空しいものだと思いました。

    久しぶりに料理写真が上がりましたね。手が込んでて美味しそうです。

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    1. 日常の議論では、「言ってもわかってくれない」ということの方が多いと思います。
      一生かかってもわかりあえる予感がしない人がたくさんいます。
      そういう人に対して「何を言ってもムダ」と切り捨てるか、伝える方法や手段を変えてみるか、妥協点を見つけて付き合い続けるか。
      現実にはいずれもアリだと思いますが、やはりリーダーシップに長けた人からは「言葉を尽くして語る」姿勢が強く感じられます。
      それにはもちろん技術や論理力や経験が武器になります。
      簡単なことではないですし、そもそも不可能とわかっていながら少しでも近づく試みなのかもしれません。

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