2014年4月20日日曜日

ミャンマーへ

バンコクを離れると、あの狂気じみた騒ぎがウソのように静か。
田舎のソンクラーンは、子供の水遊びレベル。
時々路上で通行車に水をぶっかけている。


でも、外国人の僕にはかけてくれない。
僕が通ると、大人が子供に「待て」と制止してしまう。
走行中の今こそ体を冷やしたいのに。
なので、「カモーン!」とこちらから頼んで水をかけてもらう。
そして、ズブ濡れになって「ハッピー・ソンクラーン!」と叫ぶと、すごく喜んでくれる。
いいねタイ人。
楽しいぞ。

ところでこの水はどこから引いているのだろうと思ったら、背後の池のようだ。
つまり僕は池に飛び込んだのと変わらないということだ。

服が濡れたまま走行すると、しばらくは涼しくて快適。
毎日走行中に2、3回水をぶっかけてくれれば、ドリンク何本か節約できると思う。

ティーンネイジャーたちはピックアップトラックに乗って、歌って踊って互いに水をかけ合っている。


無差別テロ。


この花はなんていうんだろう、なかなか散らず、まだ満開。








ついにミズオオトカゲをとらえた。

しかしこれはまだ子供。
今まで見てきた成体はゆうにこれの倍以上はあった。



タイには、僕の大好きなやよい軒がある。


しかし残念ながら、ご飯おかわり自由ではない。

バンコクにもあったが、田舎街にも和食屋が普及しているということは、外国人向けではなく、タイ人に人気があるということなのだろう。
タイ人向けにもかかわらず、日本語で「イラッシャイマセ」、「アリガトウゴジャイマシタ」と言われた。

しかし和食って、どうしてこんなに高いのだろう?


ただの鮭定食が299バーツ(951円)。
屋台のラーメンの10倍、焼き鳥1本の30倍、って考えるとこの値段が異常であることがおわかりいただけると思う。
食材の多くが輸入になるからだろうか、でもタイ人の客のためにタイ人がつくっているのだから、なんとか少し安くできないものか。

チーズ入りポークメンチカツ定食は、鮭定食の半分ぐらいの値段だった。

サラダにドレッシングがかかっているのも、和食のいいところだ。
世界の多くの地域では、サラダにドレッシングなんかかかっていない。

これはタイ語で書いた方がいいんじゃないのか?






1軒のスーパー内にこんなにも日本がらみの店が入っているというのは驚きだ。
あとは、KFCとかピザ屋とかミスドとかがある。



追い風&フラット、路面状況も良く、快調。
ただただ、クソ暑い。



マレーシアやインドネシアと同様、タイの食事も、目を疑うほど量が少ない。
バンコクの店は外国人に合わせてくれていたのか、まあまあのボリュームがあったが、地方ではあまりの微量さに憤慨してしまう。
暑さで食欲が減衰している今の僕でさえ、最低でも3軒はハシゴしないと、おそらく次の日まともに走れない。

タイの屋台やレストランにはだいぶ慣れたが、それでもいつもまともにメシにありつけるわけではない。
メニューはタイ語表記のみなのでまったく読めないし、自分が知っている料理名を言っても、それがないようだったらどうしようもない。
指で差したりジェスチャーを駆使したりして注文してもまったく予想外のものが出てきたり、たしかに注文したはずなのに何かのミスで伝わらずに放置されたり。
英語が通じる国でもこういったトラブルはめずらしくないが、タイの場合は特に、言葉の壁を強く感じてしまう。

一晩で何度もこんな悪戦苦闘をするのが億劫になり、今夜はどうしたものかとさまよっていたら、また焼肉食べ放題が現れてくれた!


これは救いの神だ!
言葉の問題と量の問題が一挙に解消される。
しかも、タイの焼肉は柔らかくて本当においしい。
しかも、アイスとかき氷もある。
これで184バーツ(585円)なら、毎日通いたいよ。







日本でもそうかもしれないが、単独客は非常に稀有のようで、けっこう浮いてる感はある。
でも周囲の客は親切で、僕のやり方が間違っていたので教えてくれたり、僕がタレなしで食べていたらわざわざタレを持ってきてくれたりした(しかしお察しの通り、タレは辛口なので僕はあえて避けていて、もともと肉に味付けされているのでそれで十分ではあった)。

おしゃれなゲストハウス。


全部手づくりだろうか。


客は皆無。
宿帳を見たら、1週間に1、2グループ程度のようで、日本人の名前もあった。



ミャンマーとの国境の街メーソートに至る最後の80kmほどは山道。
標高は700~800m程度だが、けっこうスティープなアップダウンが続いた。
涼しければなんてことないが、この酷暑で山道は、かなり体力を消耗した。

ソンクラーンの影響を受けて、体と服を濡らすための水を大量に積み、ちょくちょく水をかぶりながら進んだ。
こまめな水分補給が大事なのは言うまでもないが、この気化熱効果も相当なものだ。

メーソートの街でたらふく食うつもりだったが、またしても、レストランでたしかに注文したのに20分後ぐらいに別の店員が来て、
「注文決まった?」
「は? 20分ぐらい前に注文したんだけど」
「・・・何注文した?」。

はあぁぁぁ・・・

疲れ果てて腹ペコの時にこれは、かなり来る。
でもこんなところで怒りを爆発させてもしょうがないし、かといって今からつくらせて待つほど大らかな性格でもない。
怒りをこらえて店を出て、セブンイレブンでホットサンドを買ったらすごくおいしかった。

明日、ミャンマーに入国する。
聞いた話ではネット整備が遅れているようなので、しばらくネットできない可能性もあり。


Mae Sot, Thailand

11035km



4 件のコメント:

  1. ミズオオトカゲ^^
    ワニのようですね。

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    1. 成体はニワトリぐらいなら軽く丸飲みすると思うよ。

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  2. タイは満喫しましたか?^^
    私は海も勿論好きですが、今度はチェンマイとか行ってみたいと思ってます☆
    ミャンマーはとても興味のある国なのでアップを楽しみにしてますね♪

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    1. タイ北部もまた違った世界で面白そうだ。
      でもルート的にちょっと難しいかな。
      首長族見てみたい。

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