2013年11月3日日曜日

ネパールガンジ

インド人とネパール人は互いにビザなしで入国できるため、国境はゆるい。
明確にボーダーがどこだったのかもよくわからないまま、いつのまにかネパールに入っていた。
外国人の僕は国境警備員に呼び止められてイミグレーションで手続きするように指示されたが、ローカルたちは、たまに大きな荷物を持った人が呼び止められるぐらいで、IDの提示もなく自由に行き来できるようだ。

ネパール側のイミグレーションは、今まで見てきた国で最も小さくみすぼらしい建物で、看板があるにもかかわらず僕は気づかずに一度素通りしてしまったほどだ。
他に外国人などおらず、並んで待つこともない。

外国人はビザが必要だが、イミグレーションで取得できる。
安っぽい紙切れに必要事項を記入し、顔写真1枚貼付、料金を支払うだけ。

15日 US$25
30日 US$40
90日 US$100

60日という選択肢があればいいのだが。
US$100を払うのはためらわれたので、30日を選んだ。
延長は簡単にできるらしい(ただし、延長料金は割高)。

US$50紙幣を渡したのだが、案の定、お釣りがないと言われた。
ビザの支払いをドルで指定してくる国は多いが、まともにお釣りをもらえたためしがない。
外貨を欲しがる国は貧しい国で、貧しい国というのはお釣りを十分に用意できないのだ。
結局、ルピーで払った。

オープンボーダーのためか、ネパールに入ってもインド人らしき人がたくさんいるし、インドとの違いはまだ顕著には見られない。
モンゴロイド系の顔つきの人が増えたことと、あとは微妙な変化で、うまく言葉では言えない。
逆にインド側の国境の街では、ネパールっぽさはまったく感じなかったな。

































ウシがいます。








いつも、国が変わってまず気になるのが、現金が引き出せるかどうかということ。
国境には両替屋もいなかったので、まったくネパールルピーがない状態で入国した。
幸い、ネパールガンジは比較的大きな街で、ATMがけっこうある。
しかし、大半はまともに機能しておらず、かたっぱしから試して、6ヶ所目ぐらいでようやく無事ネパールルピーをおろせた。
これで一安心。

ちなみに、 ネパールではインドルピーでの支払いも可能な場合が多いが、インドではネパールルピーの支払いは受け入れられないらしい。
しかし、現状と矛盾しているようだが、ルール上はインドルピーの国外持ち出しは禁じられている。
出国時は、これに関して何の質問もチェックもされなかった。

Wi-Fiフリーのややランク高めのホテルに滞在。
1200ルピー(1191円)。
インドのラスト数日がけっこうハードだったので、ちょっとぜいたくしてダラっとしてもいいでしょう。

短い停電が頻繁に起こるが、すぐに復帰するのでそれほど気にはならない。
お湯は出ない。


Nepalganj, Nepal



6 件のコメント:

  1. おっインドは終了したんですね。
    ネパールの治安はどうですか?

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    1. 長く旅してると、何を基準にして治安の良し悪しを決めるべきかわからなくなってくる。
      日本を基準にしたら悪いだろうけど、実感としてはなんの危険も感じないよ。

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    2. まぁ日本を基準にしたら何かしら世界のほとんどに不満が出てきますよね。
      危険を感じなくて毎晩普通に眠れてるのなら安心です☆

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    3. 治安とはちょっとずれるけど、最も注意すべきはやっぱ交通事故だね。
      自転車乗ってても、街を歩いていても、常時油断ならない。

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  2. とうとう、ネパールか…気候は寒いのか?
    中国の天安門広場にてテロと思われる行動があった。ウイグル自治区出身者5人が拘束された…何か情報つかんでるか?
    これからのルートに影響有るだろうか?

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    1. その場に居合わせたら影響あるだろうけどね。
      こっちでは噂にすらなっていないし、報道されても「またか」ぐらいの感覚じゃないかな。

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