2012年5月4日金曜日

モンブラン!!!

まさかの快晴!


昨夜も雨だったので、完全に絶望ムードだったのだが、天気というのはわからないものだ。
もちろん、出発は延期。



モンブランは、ルックスにあまり特徴がないので、どれだかわからないでしょう。

あれだ!


一番奥まったところの、こんもりとした感じの地味な山。

ズーム。


ヨーロッパ最高峰(標高4810m)。
なんかインパクトに欠けるが、とうとう見てやったぞ。

説明するまでもないが、「Mont Blanc」は「白い山」という意味。
「キリマンジャロ」も同じような意味だった。

ロープウェイで上がって、間近で見てみる。




シャモニには多数のロープウェイや登山列車が完備されているが、今はまだオフシーズンだからなのか、運行しているのは本命のエギュイユ・デュ・ミディのみ。

このロープウェイ、速い。
標高1030mのシャモニから、ほんの数分で標高3777mの展望台に着いてしまう。

そこは一面、雪と氷の世界。










エギュイユ・デュ・ミディ(3842m)。








この頂上までエレベータで行けるはずなのだが、今は動いていない。
やはり、今はフル稼働するシーズンではないらしい。







モンブラン。


モンブランの向こうはイタリア。




左がエギュイユ・デュ・ミディ、右がモンブラン。


中央の尖った峰が、グランドジョラス(4208m)。














シャモニからもよく見えるボッソン氷河。


シャモニの谷。


あの向こうから自転車でやってきた。


この谷を下っていくと、ジュネーブとレマン湖がある。




極寒かと思っていたが、意外に暖かい。

気温は10℃、気圧は636hPa。

情けないことに、軽い高山病の症状が出た。
僕は、とても高山病になりやすい体質なのだ。
ほとんどの人はこの程度の高さではなんともないだろう。
と思っていたら、あちこちから「苦しい〜」「頭痛え〜」と日本語が聞こえてきた。
僕だけじゃないようだ。











以前は、どんな名所であれ、人が多すぎるとまったく感動できず、居心地悪くて、写真だけ撮って逃げるようにして去っていた僕であったが、今回の旅は少し大人になったのか、こんなに多くの人でごった返していても(しかも見た感じ4割ぐらいが日本人)、素直に感動している。





往復で45.60ユーロ。
これは高いのはわかる。
短い時間だったが、大満足。



シャモニ。
























































サイクリングしたら、偶然こんないいところをみつけた。










左からエギュイユ・デュ・ミディ、ボッソン氷河、 右端の影の薄いのがモンブラン。


エギュイユ・デュ・ミディ。


ズーム。




ボッソン氷河。














順番が逆になるが、シャモニに到着した日。


正式名称は、シャモニ・モン・ブラン。



モンブラン初登頂を果たした二人。


指さしている方を見ても、雲。


シャモニに着く前夜、森で野宿していた時、ものすごい風の轟音が聞こえた。
地形的に風を受けないところにテントを張っていたので何事もなかったが、シャモニに着いたら、木が倒れまくっていた。







ゴルフ場のネットも。


風の力って・・・


キャンプ場からの眺め。








コメント返信、もうしばらくお待ちください。
シャモニのネット環境はアフリカ以下です。
すみません。


Chamonix, Franceにて


2012年5月2日水曜日

またまた雨

天気は全然安定していなかった。
「山の天気は変わりやすい」というのとはおそらく別で、低地でも相変わらず雨天が多いようだ。
シャモニに3泊し、今日は出発するつもりだったが、雨のためもう1泊。

最初の2日はそこそこ晴れたが、主役のモンブランは常に雲に覆われており、姿を見せてくれない。
今日も、おそらく明日も、ダメっぽい。
北米最高峰マッキンリー、南米最高峰アコンカグア、アフリカ最高峰キリマンジャロ、と各大陸のトップを順調に見てきたが、ヨーロッパの最高峰は見れずじまいか。
残念。

テントの防水性は、完璧ではない。
物にもよるが、今使用しているテントは、短時間の雨なら大丈夫だが、長くガッツリ降られると、どこからともなく浸水してくる。
いつもは、こまめに起きて雑巾で水を吸い取って処理するのだが、昨夜は、2時ぐらいに目を覚ましたら水浸しで、寝袋が濡れてしまった。

シェンゲンの問題について、少し考えを変えた。
今後のルートとペースを予想してみると、3ヶ月以内(あと1ヶ月)でシェンゲン国外へ脱出するのは、どうも無理っぽく思えてきた。
この先も、雨やその他の事情で足止めをくらうことは、十分ありうるだろう。

隣国のオーストリアもシェンゲン国だが、日本との二国協定があり、日本人は例外的にオーストリアに6ヶ月滞在できる。
なのでオーストリアがシェンゲン最後の国であれば、トータルで最長9ヶ月シェンゲン内に滞在できるということになるが、あいにくオーストリアは周囲を完全にシェンゲン国に囲まれているので、陸路旅行者にはこの特別ルールも意味がない。

と、今までは考えていたのだが、この際この特別ルールを利用して、のんびりとあと1ヶ月以内にオーストリアに入国し、のんびりとウィーンまで行って、ウィーンから飛行機でシェンゲン外の国へ飛ぶ、という方法が妥当に思えてきた。
あるいは、ウィーンから電車かバスでダイレクトにシェンゲン外の国に行けるかどうか、これから調べてみる。

ヨーロッパでは電車に自転車を持ち込むことができる、という話を聞いたことがあるが、本当だろうか?
本当だとしても、荷物満載の自転車を積めるかどうか、疑問だ。

困ったことが起きたら他の交通手段を使う、というのはサイクリストとしては悔しいことだが、時間に追われながら、行きたい場所にも行かずにただ走り抜ける、というのは面白くない。

滞在しているキャンプ場は、13ユーロと安い割にはサービスが行き届いており、快適だ。
フリーインターネットだが、超スローなPCで、写真をアップできない。
今日は文章のみで。

あと、どういうわけか、コメントの返信もできない。
しばしお待ちを。


Chamonix, Franceにて