2015年2月17日火曜日

大阪 1

まさか日本で、それも大都市大阪で、個室で1泊2000円以下のホテルに泊まれるとは思ってなかった。


あまりに安すぎる、どこかに落とし穴があるに違いないと慎重になってみたが、部屋はいたってきれいで(ただし三畳)、サービスも十分、Wi-Fiも飛んでる。


風呂トイレは共同、コインシャワー5分100円、コインランドリー1回200円。
1階ロビーには電子レンジとポットまである。
難点は、自転車を保管するスペースがなくて路駐せざるをえないことだが、日本の宿泊施設ではこうなることが多いだろう。

1軒や2軒ではなく、こういった安宿が多数ひしめき合っている。
中には1000円を切る宿もあるようだ。

自販機のドリンクが50円?


どうなってんだOSAKA...

どうやらここは、かの有名な西成あいりん地区のようだ。
「日本で唯一のスラム街」とか「治安の悪さ日本一」とか言われていて、じっくり見てみたいところだ。

でも今はなんだか眠い。
日本という国の大いなる安心感に包み込まれて、バカみたいに際限なく眠ってしまう。
畳と布団が心地良い・・・んんん・・・

朝飯。


シュガーが全身に沁みわたるひととき。
毛細血管のすみずみまでシュガーチャージ!

昼飯。


日本の米は、神です。
つややかに光り輝き、かむほどに旨味がほとばしる。
こんな米を僕は他に知らない。
世界遺産に指定して保護した方がいい。

ああ、この、食べる喜び。

しかし、大阪のやよい軒はごはんおかわり自由じゃないのか。
高い金払って損した。
こんな量じゃ3歳児だって足りないだろ。

ああ、この、満たされないひもじさ。

ウソでしょ、雪!?。


結局マダガスカルでは、60日の滞在中、雨がまったく降らなかった日は9日しかなかった。
北欧でもマダガスカルでもずっと雨、日本に来ればもう大丈夫、と雨の心配はしていなかったのだが、まさかの雪かよ。

西成あいりん地区は日本で唯一、身分証明証がなくても宿泊、就労、口座開設などが可能らしく、全国からホームレスやワケありの者たちが集まってくる。
ホテルに滞在している客の多くは、ここに在住している労働者。
エレベータで同乗した人から「おつかれさん」と声をかけられた。

注意貼り紙が異常に多いのも日本ならではだが、ここの注意書きはなんだかレベル低。


あと、トイレットペーパーを盗むなとか、洗濯機に靴を入れるなとか、まともな日本人ならまずそんなことはしない。

屋上から見える通り。

不法投棄だろうか。

大阪にはまだ暴走族が生存しているようだ。

しかもけっこう頻繁に見かける。



3日間の滞在予定で3日目、ようやく腰を持ち上げて街歩き。



これは・・・


住んでますね。


規模は小さいが、たしかにこれはスラム。

ションベン臭い・・・



荒れてますね。


これは落書きされたのか、それともチンチン堂が自ら描いたのか。


フェイスブックに、現在大阪の西成に滞在している旨を報告したら、多くの男性陣から、「飛田新地に行け」との指令が出された。
飛田新地とは、西成から徒歩ですぐのところにある売春街。
ちょっとヤバめの風俗街のようなイメージで行ってみたのだが、全然違った。
表向きは料亭ということらしいが、誰がどう見たってあからさまな売春宿が堂々と展開されていて、しかもそれが数十も軒を連ねていた。
こんなものが日本の現代社会に存在しているのか、と軽く衝撃を受けた。
撮影はご法度のようなので、写真はない。


大阪府大阪市



2 件のコメント:

  1. 大阪10年以上行ってません。行きたくなりますね。ガンバ大阪の新スタジアムができたら行くと思います。あと大阪の飯は特色があって良いですね。

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    1. 地元の人に聞くとだいぶ変化した点もあるようですが、昭和から時が止まっているかのような路地もあり、面白いです。
      食も魅力的ですが、今のお財布事情だとたこ焼きすら買えません。

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