2012年7月20日金曜日

茫然自失

自転車盗まれた・・・!!!

おとといの夕方、荷物はホステルに置いたまま、荷物なしの自転車でベオグラードの大型ショッピングセンターに行き、エントランス前の自転車置き場に停め、柱にくくりつけてワイヤーでロックし、20分かそこらで戻ったら、忽然と姿を消していた。

辺りにはたくさんの人、警備員、路上には警察もいた。
何が起きたのかわからず、しばらく放心状態でさまよった。

我に帰って、警備員に監視カメラをチェックするように頼み、警察に行って被害届を作成、日本大使館にも行った。
しばらく連絡を待つ。

現場は、前回の投稿で写真を貼った、このショッピングセンター。

写真左下の自転車置き場、まさにここに停めていた。

おそらく犯人は、あらかじめ切断する器具を持って物色していて、短時間ですみやかに事をすませ、立ち去ったのだろう。

お金には替えられない、何よりも大切なもの。
友人、家族、お店の方の協力を得て、わざわざ日本からマラウイまで送ってもらった自転車。
店で売っている完成車ではなく、長期ツーリング用に、僕の体形や荷物の重さに合わせてカスタマイズされた、唯一無二の自転車。
アフリカからヨーロッパまで、長く厳しい旅路に屈することなく耐えてくれた、強靱な自転車。
乗り心地も最高に良かった。

強盗に遭って金品を奪われたり、ケガをしたり、病気になったり、などいろいろなアクシデントの想定はしていた。
でも、自転車を盗まれるというのは、想定していなかった。
想定できなかった。
自転車旅行なのに自転車を失うなんて、そんなことがあってたまるか。
行く手を阻まれるようなことがあっても、自転車さえあれば、とりあえず先が見える。
しかし、自転車だけが奪われてしまった、この現実。
まだ思考の整理がうまくできていない。

これからどうするか、いくつかの選択肢を考えているが、今はまだ決められない。

しばらくベオグラードに滞在する。

自転車をマラウイまで送るのに協力してくださった皆さん、本当に申し訳ありません。
本当にごめんなさい。


Beograd, Serbiaにて


4 件のコメント:

  1. Skypeで聞いたし、先程メールでも確認した。

    警察の迅速な対応により、きっと出てくると思う。
    想定外であることは否めないが、朗報を待つしかないだろう。

    俺の労力なんて大したことはない。
    できる限りバックアップするから。

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    1. winlookには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
      フジタさんにも。
      とりあえず今は大使館からの吉報を待つ。

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  2. はじめまして。
    いつもブログ拝見させて頂いております。

    自転車盗難の件、本当にお気の毒です・・・。
    2年前にオスロでタクシー乗車中に、自転車盗難を目撃しました。
    翌朝駅に行くと、盗んだ?自転車を抱えた昨晩の男性が、自転車を抱えた他の仲間とたむろっていました。
    察するに、欧州では足の付き難い?自転車を売り捌くルートがあるのかもしれません。

    自転車が戻って来ると良いですねー。
    道中お気をつけて。

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    1. ありがとうございます。
      情報提供、勉強になります。
      治安の悪さは後進国ばかりに注意が行きがちですが、本当に注意すべきはこういう先進国なのかもしれません(セルビアが先進国といえるかどうかは微妙なところですが)。
      自分の認識の甘さを感じ始めてます。

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