2010年2月4日木曜日

だいたいのルート

結局、エチオピアの後は、先述したルートのいずれでもなく、スーダンを通って(エリトリアはムリのようだ)エジプトまで行き、ヨルダン、シリア、トルコ、そしてギリシャからヨーロッパへ入ることにした。

中東は非常に危険なイメージがあるが、イラクやアフガニスタンなどがずば抜けて危険というだけで、他の国はそれほどでもないように見える。
一般的なイメージに反して、中東よりアフリカの方が危険な国が多い気がする。

イスラエルに入国してパスポートにスタンプを押されると、周辺のアラブ諸国に入国できないらしい。
イスラエルはアラブの敵だから、いったんイスラエルに入国した者はアラブでは受け入れてくれない。
なんだか淋しい話だ。
行ってみたい国のひとつだが、あきらめた方がよさそうだ。戦争してるし。

なぜエジプトからモロッコまでの道を断念したかというと、エジプトの隣国のリビアのビザの発給条件が、「旅行会社の組んだツアーに参加すること」というバカげたものだからだ。
つまりリビアでは、ツアー以外の個人旅行は認められないということだ。
リビアは治安も良く、砂漠も美しくて魅力的な国だが、非常に残念だ。
ここを閉ざされてしまうと、陸路でアフリカの西へ向かうのはほぼ不可能のようだ。
サハラ砂漠、見てみたかったが、残念。

サウジアラビアのビザもリビアと同様だが、あの国は他に類を見ないほど厳格なイスラム教国で(かのメッカがある)、外国人旅行者に対してもイスラム教のルール(=コーランの教え)を強要するらしいので、ビザを取得できたとしても、自由な旅は難しいだろう。

春頃にヨーロッパに入れるように、アフリカは寄り道しながらゆっくり行こうと思う。



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