2012年4月30日月曜日

エビアン

再びフランスへ。


レマン湖の南岸に、かのエビアンがある。


正式名称は、エビアン・レ・バン。
人口1万人にも満たない小さな街だが、歴史と由緒を感じさせる。

















所々に泉がある。


18世紀からその水の効用が知られ、1829年にミネラルウオーターの会社が設立された。

カシャの泉と呼ばれる水源。


行列ができるぐらいにぎわっているのだろうと思っていたら、誰もいないではないか。







思う存分いただきます。




味は、まったくクセがなくて、すっきりとしておいしい。

本場のフランスパンと、本場の青カビチーズと、そして湧き出たばかりのエビアンの水。

総額2.75ユーロだが、こんなぜいたくなランチはなかなかないでしょう。

レマン湖。


対岸はスイス、こちらはフランス。




なんという民家。







Chamonix, Franceにて

Dst. 15243km



2012年4月26日木曜日

ジュネーブ

スイスに入国。
ルートの都合上、この先スイスとフランスを何度か行き来することになる。

スイスはEU非加盟国なので、さすがにパスポートチェックぐらいはあるはずだと思っていたのだが、何もなかった。
国境には一応それっぽい建物があったが、まったくの無人だった。

EU非加盟国なので、通貨はユーロではなくフランだが、ユーロでの支払いもけっこういけそうな感じはある。

EU非加盟国であり、永世中立国であり、2002年まで国連にさえ加盟していなかったという、ニュートラルな国だが、シェンゲン協定には参加している。
なので、ここでも3ヶ月のリミットは依然としてカウントし続ける。

途中でパスポートチェックがないのなら、オーバーステイしても、最後のシェンゲン国を出る時にいくらか罰金を払う程度で済むんじゃないか、とも思っている。
それとも、もっと重いペナルティがあるのだろうか。
誰か、シェンゲンオーバーステイ経験者はいないだろうか。

スイスには4つの公用語があるが、それぞれ地理的に明確に分かれている。
ここはフランス語圏なので今まで通りだが、多くの人が英語も話せる。
旅行する分には、おそらく英語だけでも困ることはないだろう。

多人種になった。

噂通り、物価が高い。

いずれちゃんとレポートする。

ジュネーブとレマン湖。










何のために噴射しているのかは不明。










さぞかし安全面ちゃんとしているのだろうと思いきや、ノーヘルだ。
養生も不十分に見えた。

街並みは少し変わったが、相変わらず不便。
どうでもいい不要な店ばかりが並び、必要な物が手に入らない。
アルプスがすぐそこなのにアウトドアショップもなく、こんなに自転車が普及しているのに自転車屋もない。

人に教わって、ようやくみつけた1軒の自転車屋。

なんとこの人、知ってる人だった。
フランスのニームのホステルで出会い、話をした。
たしかにスイスの人だと言っていたが、まさか再会するとは。
しかも自転車屋さんだなんて、聞いてなかった。













キャンプ場から。


フランスのチーズ追加。
青カビチーズ(5.33→2.65ユーロに値下げ)。

これも僕は好きだがクセありで、しょっぱくて、若干アンモニアっぽい臭みがある。





明日にはまたフランスに再入国していると思う。


Geneve, Switzerlandにて

Dst. 15077km



2012年4月23日月曜日

アヌシー

連日、雨、雨、雨。
日記で確認してみたら、4月10日以降、1日最低1回は降っている。
なぜこんなに降るのか、今はそういう季節なのか、と人に聞いてみたら、例年はこの時期は降らない、今年はおかしい、と言う。
大寒波の次は雨季か。
ヨーロッパも大変だな。

降りっぱなしというわけではなく、降ったりやんだりの繰り返し。
昨日は比較的安定していて、ようやく天気回復かと思いきや、夜半からまた降りだした。
今は晴れていて、今から出発できなくもないが、洗濯物もびっしょり濡れてしまっていることだし、やる気失せて、アヌシーにもう1泊。

晴れ間をねらってアヌシーの街を撮った。

ティウー運河。




























 































日曜マーケット。




チーズ。


チーズ。


ソーセージ。


ソーセージ。


パン。
































アヌシー湖。











































チーズがうますぎて困っている。


そんなに大きくないが、3.78ユーロもした。
しかし、このうまさだったら3.78ユーロぐらい惜しくはない。
これはまだ安い方で、平気で10ユーロを超えるものもふつうに売っている。
10ユーロを超える高級チーズがどんな味するのか想像もつかないが、こういう感覚がエスカレートして、手を出すようになるのかもしれない。
種類が多すぎて何が何だか全然把握できていないが、クセの強いものも多く、ウニとまったく同じ味のものもあれば、甘酒みたいな味のものもあった。

フラン(2ユーロ)。

これも2ユーロぐらい、惜しくない。

本格ソーセージ(4ユーロ)。

これは別にたいしたことない味で、4ユーロは高すぎる。
スーパーで売ってる激安ソーセージの方がいい。

キャンプ場からの眺め。








ヨーロッパではあまり人に話しかけられない、と何度か書いてきたが、ここ最近、頻繁に話しかけられるようになった。
走行中も、車の中から話しかけてくる人がいたり、キャンプ場でもあいさつしてくれたり、街中でも「写真を撮らせて」と言われたり。
興味を持ってもらって話しかけてくれるのはうれしいことだし、それに、感じの良い人ばかりだ。
ギリシャとイタリアでは若干ラフな人もたりして、トラブルが起きそうな予感もかすかにあったが、スペインとフランスではどの人とも気持ち良く接することができて、摩擦はほとんどない。

英語の通用度も上がった。
多くの人が流暢な英語を話す。

ヨーロッパに入ってから、治安についてまだふれていなかったが、これは言うまでもないことで、非常に良い。
もちろん、ヨーロッパでも犯罪被害に遭ったという日本人旅行者の話はたくさん聞いたことがあるので油断はしないが、でもまあ大丈夫でしょう。
問答無用で石を投げてくるようなエリアを抜けてきた後だから、ちょっと警戒レベルを下げて、リラックスして呑気にすごすのも、悪くない。

あとは、天候回復を願うのみ。


Annecy, Franceにて