改めて、健康体で自転車旅行ができる喜びをかみしめる。
カルスの先は、貧しい放牧地帯。
石を積み重ねただけの手づくりの家が並ぶ小村が点在するだけで、店もあまりない。
マイナーロードなので道幅はせまく、路面はボコボコ。
さらに急勾配のアップダウンが続く。
子供の襲撃はなくなったが、犬の襲撃は相変わらず多い。
いったん停止して、棒をふりかざして威嚇すれば、ひるむ。
棒は必需品だ。
地元の人も皆、棒を持って歩いているので、これで家畜をしつけているのだろう。
街もホテルも何もないので、野宿。
すばらしい星空だった。
天の川もくっきり。
朝の気温が0℃。
霜が降りていた。
キツネ?
標高2500m。
病み上がりの身で標高2500mの峠越えは少々しんどかった。
かなりの急勾配だった。
ここから標高1500mまで一気に急降下。
急勾配なので、ブレーキをかけながら下降する。
路面もボコボコだし、爽快ではない。
でも眺めはいい。
長かったトルコ走行も、これでおしまい。
ひとつの国に2ケ月以上もかけたなんてめずらしい。
トルコリラ。
今日、グルジアに入国した。
また雰囲気がガラリと変わって、ワクワクしている。
Akhaltsikhe, Georgia
23520km