標高3000mほどまで上がり、雨が降り始めたところで、村人の家に「泊まっていきなさい」と招かれた。
かれらはキルギス族。
ムスリムだが、あまりムスリムっぽくない。
言葉はキルギス語なのかウイグル語なのか、判別できない。
ここは、中国の中のウイグル自治区の中のキルギス自治州、のようだ。
僕の所持品に興味津々。
iPadが一番人気。
するとお父さんが対抗して、家のお宝を披露してくれた。
ごちそう。
けっこう唐辛子たっぷり入っているけど、子供たちは平然と食べている。
僕は汗ダク。
子供たちが「遊ぼ遊ぼ」と僕を連れ回す。
ここは標高3000mだが、子供たちは急な斜面を勢いよく駆け上がって行く。
僕はゼエゼエ。
南米のアンデスでもこういうことあったな。
ここの人たちも赤血球多そうだ。
怖いもの知らず。
橋を揺らして喜んでる。
言葉は一言もわからないが、かれらと通じ合うのに何の苦労もない。
むしろ、英語が通じるところで下手に英語であれこれ言ってもわかりあえないことが多い。
閉ざされた僻地の村にお邪魔するのは何度かあるが、こんなところで一体どんな人生を送っているのだろう、といつも考えてしまう。
日本には、周囲にあらゆるものが転がっている。
刺激とチャンスに満ちあふれ、その気になれば何でもできるし何者にでもなれる。
ここには、人間が生きていくための最低限の物しかない。
でもそれだけに、人間の根本が見れたような気がした。
ここの人たちは、突然現れた外国人に対して警戒心のかけらも見せず、なんとも人なつっこい。
どうやったらこんな素直に育つのだろう?
Karimabad, Pakistan
2013年7月12日金曜日
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微笑ましい写真の数々ですね。
返信削除人は元来、性悪性善どっちなんだろうと考えさせられます。
さすがに少し痩せましたか?ほおあたりが。。。
善悪は付加価値だと思いますが、どこまでが先天でどこからが後天かというのは少し気になります。
削除だいぶ痩せて、身軽になりました。