2013年7月24日水曜日
ジェラム
交通ルールなんかなさそうなカオスだが、これだけの交通量だとそれほどスピードも出せないし、車もバイクもうまいことよけてくれるので、今まで見てきた後進国ほど脅威とストレスを感じない。
交通マナーも民族性が出る。
外国人旅行者は皆無。
街を歩いていると、大注目される。
僕は好奇の目で人々を観察し、人々は好奇の目で僕を観察する。
アフリカでもこういうシーンがよくあったな。
僕は「なんじゃこいつら!?」と人々を凝視し、人々は「なんじゃこいつは!?」と僕を凝視する。
できるだけさりげなく撮影しているつもりなのだが、バレバレ。
あちこちから「ハロー!」と声がかかり、「オレを撮れ」とポーズを決める。
これは、スーダン人と同じノリだ。
バザールに潜入。
ひっきりなしに「オレを撮れ!」、「オレを撮れ!」とうるさい。
以上、全員男。
ディナータイム開始。
ごちそうになった。
やっぱ辛い。
たくさんの人と話すチャンスがあったので、英語が話せる人には「あなたにとってラマダンとは何か?」と聞いてみた。
僕が聞きたかったのは「ラマダンをおこなうと何かいいことでもあるのか、もしおこなわなかったら何か悪いことでもあるのか」ということなのだが、ほとんどの人は「これは宗教行事だ」と、わかりきったことしか答えてくれない。
でも何人かは、「キリスト教でいうクリスマスみたいなものだな」と答えた。
なるほど、少々形式はひねくれているが、一定のルールを設定して皆で一緒に楽しく飲み食いする、お祭りのようなもの。
深い意味なんかありはしない、神も関係ない、やっぱゲームだな。
皆でやってこそゲームは成立するから、無人島でひとりで暮らすムスリムはラマダンをおこなわないと思う。
どの程度シビアにルールを守るかは、個人差や地域差があると思うが、解釈に個人差はあまりなさそうだ。
Lahore, Pakistan
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