2012年2月25日土曜日

テルアビブ

エルサレムを抜けると、同じ国とは思えないほど一変した。

まず驚いたのは、車が止まってくれるのだ。
なんと歩行者自転車優先。
今までは、けたたましくクラクションを鳴らしながら突っ込んでくる車から逃げ回るのが常識だったが、突然ドライバーがお行儀良くなって、かえって戸惑ってしまった。
クラクション癖は、まだ多少ある。

歩行者も、ちゃんと信号を守っている。
自転車もバイクも、ちゃんとヘルメットをかぶっている。
(その前に、イスラエルに入ってから自転車とバイクの普及度が一気に上がった。)

街並みは、先進国ほどきれいではないが、今までの救いようのないほどオンボロの建物と比べたら、だいぶしっかりしたつくりになった。
高層ビルやショッピングモールもある。

滞在しているホステルは、91シェケル(1958円)と高いが、クオリティも高いのでなんとか許せる。
部屋もトイレシャワーもキッチンもクリーンで、ちゃんと管理されている。
スタッフの対応も、非常にしっかりしている。
客はほとんど白人。

アメリカ人が多い。
出身を聞かなくてもわかる。
今まで、ユーロピアンイングリッシュやアフリカンイングリッシュやアラビアンイングリッシュを聞き続けてきたので、アメリカンイングリッシュの激しい発音がとても際立って聞こえる。
かれらは、陽気に軽いノリで僕に話しかけてくれる。

人口の大半はユダヤ人だが、ユダヤ人というのは、もの静かで礼儀正しく、外国人の僕に対して不必要に干渉してこない(日本人もそういうところあるかな)。
今までは、どこへ行っても僕はジロジロ見られ、チャイナだのニーハオだのマニーだの言われたり、アラブでは子供じみたちょっかいを出されることが多かったが、ここではほとんど視線を感じず、かといって冷たい感じでもない。

アラブ人はほとんどいない。
アラビア語は聞こえてこないし、モスクもない。

東洋人はごく少数。

あと、どういうわけか、黒人労働者をよく見る。
イスラエルにいる黒人って何だろう?
出稼ぎかもしれないが、この国で容易に労働ビザが取れるのだろうか?

一口に言えば、ここは白人社会だ。

やっぱり、イスラエルとパレスチナは別の国だ。
こんなにも別世界で、アラブ人が住みついているパレスチナを、イスラエルが領有しているのは不自然。
ヨルダン川西岸地区はヨルダンにあげてしまえばいいし、ガザ地区はエジプトにあげてしまえばいい。
エルサレムは難しいところだが、イスラエルが領有するのが妥当だと思う。
あのデリケートなエリアを、粗暴なアラブ人にまかせてしまうのは、まずい気がする。
イスラム国の中には、イスラエルという国の存在自体を認めていないところもあるようだが、イスラエルという国は確実に存在する。
この土地をアラブ人が領有するというのは、ちょっと考えられない。

と、単純で乱暴なようだが、今まで本を読んだりニュースを見たりしていても、複雑で解決困難で答えを見出せなかったが、実際にこれらの土地を見てみると、自分の中ではすっきりと整理できてしまった。

イスラエル建国から、すでに60年以上たった。
いいかげん、歩み寄ってもいいのではないだろうか?

初めての地中海。







  



  




















レンタサイクル?


電動バイクのような乗り物もよく見る。




楽器屋もある。


イスラエル最大の都市は、エルサレムではなくここテルアビブ。
でも、せっかくの大都市なのに、あいにくイスラエルは完全土曜定休のようで、今日はほとんどの店が休みでゴーストタウン状態。



















落書き多い。








lonely planetのヨーロッパ版を入手。


イスラエルシェケル。





Tel Aviv, Israelにて



2012年2月24日金曜日

壁の外と新市街

壁の周りを一周してみる。



























ユダヤ人墓地。



























  


エルサレム新市街。






















新市街では、アラブ人はあまり見かけない。
きれいで静かだが、活気はない。
物価が高すぎて、何もできない。


Tel Aviv, Israelにて

Dst. 12468km