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2012年4月3日火曜日

コスタ・ブラバ

バルセロナで泊まったホステルにて、出発の日の朝。


コスタ・ブラバと呼ばれる海岸線を行く。


この辺はヌーディストビーチになっているようで、走行中、全裸の人の姿が視界に入り、ハンドルがブレてよろめく。



ついこの間、ギリシャで雪が降ったというのに、スペインではもう全裸だよ。



そして、ついこの間まで、女性は決して人前で肌を見せず、顔さえも隠して目だけ出している人もたくさんいたというのに、スペインでは全裸だよ。



スペインは、8~15世紀の約800年もの間、イスラム帝国に支配されていたため、 イスラム文化の影響を受けている。
現在も、イスラムの人が歩いているのをよく見る。

















潮のにおい。
森のにおい。
暖かな日射しと乾いた風。
いい道だ。





サイクリストたくさんいる。
僕にあいさつしてくれたり、「Buen Viaje!」 (よい旅を!)と声をかけてくれたりする。

バルセロナは英語話者が多かったが、都市を離れると、やはり英語は通じにくい。
僕が中南米を旅したのは5年前のことで、スペイン語はすっかり忘れてしまった。
でも、いざスペイン人とスペイン語で会話してみると、これが不思議なことによくわかる。
もちろん、ハイレベルな会話はできないが、道を尋ねたり買い物したり宿泊したりする際は、スペイン語でもスムーズにこなせる。
これは楽しい。

中南米人と違って、スペイン人は接客もちゃんとしていて、サービスもいい。
ストレスの少ない、すごしやすい先進国へやってきた感じが強まってきた。









街は、地図上では小さく描かれている街でも、スーパーや店が豊富にある。
スーパーが安いので助かっている。
スプライトの2.25Lが1ユーロ、プリン(けっこうおいしいやつ)がつ4個セットで1ユーロ。
格安で糖分補給できる。

海岸近くには、キャンプ場がたくさんある。
(イタリアにもあったが、営業開始が4月からなので、全部閉まっていた。)


こういう、キャンピングカー主体のキャンプ場は久しぶりだ。




キャンプ場もハイテクになったもんだ。
契約書を渡されてサインするのだが、下敷きのボードがサインした文字を読み取り、コンピュータに送信される。

僕の名前が刻印されたカードを渡され、出入りする際はゲートでピッとやる。


シャワーも、カードでピッっとやらないと水が出ない、というところもある。



ここ最近は、ヨーロッパ経済、特にスペイン経済は急下降中だと聞いているが、旅行している限りでは、そういった感じはない。
豊かなヨーロッパのイメージに合致する。

困るのは道路。
ヨーロッパは、自動車専用道が網羅されまくっている。
幹線道路といえば自動車専用道、といってもいいぐらいで、それを避けてマイナーロードを探さなければならない。
詳細な地図もないので、毎日道に迷う。
不思議なことに、マイナーロードを走っていたはずなのに、いつのまにか自動車専用道に入っていたりする。
標識に示されている地名を目指して進んでいると、自動車専用道に誘導されてしまうのだ。
そして、警察につかまる。

昨日は、ようやくみつけた、唯一の自転車通行可能な道が、こんな未舗装の小道だった。

人に聞かずに、自力でこれをみつけるのは無理でしょう。

でもこの道、すごく気持ちよかった。
















今日は雨のため、走行中断。
ダリの生まれ故郷の街にいる。





フロントキャリアに亀裂が入ってしまった。
このままだと、じき折れる。
鉄のキャリアでもやっぱり折れるんだな。
溶接屋を探さなければ。

明日には、フランスに入国していると思う。
スペイン走行はごくわずかだったが、ギリシャやイタリアとは確実に違う空気を感じ取ることができた。


Figueres, Spainにて

Dst. 14126km


2012年4月1日日曜日

バルセロナ

フェリーでスペインへ。


ローマの少し北西、Civitavecchiaという読みにくくて覚えにくい名前の街から、バルセロナ行きのフェリーが出ている。
本来なら陸路で進み続けるべきだが、3ヶ月のリミットに追われているのでショートカット。
心情的に、車や電車や飛行機でショートカットするのは抵抗あるが、なぜかフェリーはあまり抵抗なく乗れる。

65ユーロ、20時間。
フェリーの中は、何百何千という学生(高校生ぐらい)の大群が大騒ぎしていて、拷問のような20時間であった。
ずっとiPodで耳栓していた。
今は卒業旅行シーズンなのか、危険な時期だ。
マチュピチュに行ったのもこの時期だった。

バルセロナに着いて早々、なんかやってた。




ゼネストらしい。





けっこう大規模だったようだが、日本では報道されてないかな。



アートな雰囲気が漂う街並み。












サグラダ・ファミリア(世界遺産)。


着工は1882年。
ガウディ没後100年の2026年に完成予定。

























そういえば、スカイツリーって完成した?

このカテドラルもガウディ作。


























この家もガウディ作(世界遺産)。


この公園もガウディ作(世界遺産)。














 

僕はガウディという人についてほぼ何も知らないに等しいが(多少はネットで調べたが)、たしかにユニークで、つい見入ってしまう魅力がある。
ただの公園なのにこれだけ人が集まるのは、 やはり彼のデザインに人を惹きつける力があるからだろう。
他の国でも、日本でも、高層ビルなんかは奇抜なデザインのものがあったりするが、家や公園のデザインももっと多様にすれば、街を歩いていて楽しくなると思う。











これもガウディ作。




スパニッシュギターのコンサートに行ってきた!


こんな教会の中で。


教会の中に入るのって初めてかもしれない。


ギター四重奏。


さすがにうまい!
マイクを使わない生音でもすごい迫力。
しかも、終始笑いをとるコメディのような演出があり、とても面白かった。
見たことないようなデカい楽器を使ったり、ピアノを弾き始めたり、歌を歌い始めたり、しまいにはストラトを弾きだしたり、どこまで本気なのかわからないが、とにかくうまいし面白いし飽きない。



















これは本当にすげー楽しかった!
うまいだけじゃなくて楽しいって思わせてくれる。
これぞプロのライブ。

次の日はピカソ美術館へ。








ピカソはすごい!
なんだろう、あれは?
とてつもない魔力でグイグイ引きつけられる。
手法は多岐を極め、デッサンや油絵のみならず、ポスター、版画、陶芸、彫刻なども展示されており、ひとつひとつの作品が強烈に語りかけてきて、見る者を離そうとしない。
圧巻はやはりキュビスムの作品で、これはもう見ていて頭がおかしくなりそうだった。

残念ながら、館内は撮影禁止。

絵が人の心をとらえるって、どういうことなんだろう?
ふだん、絵を見てもほとんど何も感じない僕が、ピカソ美術館の中では、鳥肌立ちっぱなしだった。
ピカソという人は、ひとつひとつの作品の中で、とんでもないマジックを使っているに違いない。



マーケットもなんだかアーティスティック。























Barcelona, Spainにて

Dst. 13915km