2013年7月30日火曜日

アムリトサル



油断してたのでちょっとビビった。

「インドといえばゾウ」というイメージを忘れた状態で不意にゾウに出くわすと、けっこうビックリする。



インドといえばヒンドゥー教だが、ここはシク教の本拠地。
シク教はヒンドゥーとイスラムのハイブリッドで、15世紀に成立した。
唯一神信仰、偶像崇拝禁止、カースト禁止。

シク教の総本山、黄金寺院へ。


寺院内は土足禁止なので、ここで靴を預ける。


男も女も全員、布で髪を覆わなければならない。




入場料はなし。



寺院内に入ると、いきなりダラッと座り込んでいる人たち。


寝てる。

自由な人たちだなあ。











沐浴。


ここでも寝てる。






砂で食器を洗ってる。






なんと、無料で食事ができる。




右の白いのはライスプディングのようなスイーツ、左の茶色いのはカレー。




ウマイ。
カレーもチャパティも、パキスタンのと全然違う。
しかも、ここでじっとしていればいくらでもお代わりできる。
もちろんそんな無節操なことはせず、ほどほどにして立ち去る。

お賽銭箱のようなものが置かれているので、少しだけ入れておく。

衝撃的な皿洗い。












外国人というのはステータスが高いのだろうか。
僕の国籍も聞かず、いきなり「一緒に写真を撮ってくれ」と言われた。


10ルピー(16円)でよくわからないものを買った。


黄金寺院の内部へ。


外からずっと聞こえていた音楽は、この中で生演奏していたものだった。
なんとも上手な演奏。

中の扇風機も金色だった。





宗教というものは、僕には永遠に理解できなさそうで、手を合わせたり頭を下げたりする気にはなれない。
だけど、こういう場にいると安らかな気分になれる。





















あたりまえのことだが、女性がふつうに街を歩いているのにはっとさせられる。
髪や肌を見せるのは悪いことでもなんでもないし、男性と会話してもいいし、バイクや自転車を運転する女性も見かける。
パキスタンではありえなかった光景。









ラッシー。

20ルピー(32円)。
砂糖入り飲むヨーグルト。
ウマイ。

もちろんここではラマダンなどない。

メニューはよくわからないので適当に注文してみた。


今まで出会った旅人の間でも評判が良くなく、僕も期待していなかったインド料理だが、ウマイぞ!
カレーはあまり辛くないし(僕が我慢できるレベル)、コクがあって香ばしくて、チャパティもいい。
この国はイケる予感!



肉料理はないみたいだ。
かといって野菜がふんだんに使われているふうでもない。
小麦粉メインだな。








Amritsar, India