油断してたのでちょっとビビった。
「インドといえばゾウ」というイメージを忘れた状態で不意にゾウに出くわすと、けっこうビックリする。
インドといえばヒンドゥー教だが、ここはシク教の本拠地。
シク教はヒンドゥーとイスラムのハイブリッドで、15世紀に成立した。
唯一神信仰、偶像崇拝禁止、カースト禁止。
シク教の総本山、黄金寺院へ。
寺院内は土足禁止なので、ここで靴を預ける。
男も女も全員、布で髪を覆わなければならない。
入場料はなし。
寺院内に入ると、いきなりダラッと座り込んでいる人たち。
寝てる。
自由な人たちだなあ。
沐浴。
ここでも寝てる。
砂で食器を洗ってる。
なんと、無料で食事ができる。
右の白いのはライスプディングのようなスイーツ、左の茶色いのはカレー。
ウマイ。
カレーもチャパティも、パキスタンのと全然違う。
しかも、ここでじっとしていればいくらでもお代わりできる。
もちろんそんな無節操なことはせず、ほどほどにして立ち去る。
お賽銭箱のようなものが置かれているので、少しだけ入れておく。
衝撃的な皿洗い。
外国人というのはステータスが高いのだろうか。
僕の国籍も聞かず、いきなり「一緒に写真を撮ってくれ」と言われた。
10ルピー(16円)でよくわからないものを買った。
黄金寺院の内部へ。
外からずっと聞こえていた音楽は、この中で生演奏していたものだった。
なんとも上手な演奏。
中の扇風機も金色だった。
宗教というものは、僕には永遠に理解できなさそうで、手を合わせたり頭を下げたりする気にはなれない。
だけど、こういう場にいると安らかな気分になれる。
あたりまえのことだが、女性がふつうに街を歩いているのにはっとさせられる。
髪や肌を見せるのは悪いことでもなんでもないし、男性と会話してもいいし、バイクや自転車を運転する女性も見かける。
パキスタンではありえなかった光景。
ラッシー。
20ルピー(32円)。
砂糖入り飲むヨーグルト。
ウマイ。
もちろんここではラマダンなどない。
メニューはよくわからないので適当に注文してみた。
今まで出会った旅人の間でも評判が良くなく、僕も期待していなかったインド料理だが、ウマイぞ!
カレーはあまり辛くないし(僕が我慢できるレベル)、コクがあって香ばしくて、チャパティもいい。
この国はイケる予感!
肉料理はないみたいだ。
かといって野菜がふんだんに使われているふうでもない。
小麦粉メインだな。
Amritsar, India