2012年1月2日月曜日

明けましておめでとうございます!

アッサラームアレイコム。

イスラム
世界にやってきた。
東アフリカにもイスラム色の強いエリアが多くあったが、やはりこっち
本場で、社会全体がイスラムの空気に包まれている。

アフリカには
を意味する国名が(たしか)5つある、と雑学の本などによく書かれているが、スーダンもそのひとつ。
かつてギリシャ人がエジプト以南の地方を
黒い肌の人々の地という意味でエチオピアと名付けたが、それが後にアラビア語に翻訳されてスーダンと呼ばれるようになった。
ブラックアフリカとはおさらばしたはずだが、依然として黒人が多い。
でも、今まで見てきた黒人とは、服装や文化はもちろん違うが、身体的形質も若干違う気がする。

去年の7月に南スーダンが独立するまではアフリカ最大の国土を有していたが、今はアルジェリア、コンゴに次いで3位。

灼熱の地として知られている。
スーダンからエジプトにかけては低地で、標高の高さによる涼しさに救われることはない。
でも
運良く今は冬でベストシーズン。
昼は暑いが、夜は涼しくてすごしやすい。
雨はおそらく降らないだろう。

首都Khartoumは現地でも英語でも
カルトゥームと発音されるが、日本語表記はなぜかハルツーム

ここが首都ハルツームの中心地、のはず。


















生活水準や経済水準がどの程度のレベルなのか、まだつかめていない。
この首都の荒廃ぶりを見るといかにも貧しそうだが、人々を見ると、貧困のドン底という感じでもない。

物価は今までと変わりない。
500mlペットボトルの炭酸が2ポンド(56円)。

ナイル川岸にキャンプしていて、1泊US$5。
キャンプ場から見たナイル川(ブルーナイル)。

 

ナイル川といっても、見た感じ荒川とかと変わりない。





治安は良い。
危険は感じない。
人々は親切だ。

うっかりイスラムの戒律にふれるような行為をしなければ。



公用語はアラビア語と英語。
英語は通じにくい。

なんといっても
今は目に飛び込んでくるアラビア語が新鮮。






なんと右側通行。


中国人多い。
飛行機の中でも東洋人がけっこういたが、たぶん皆中国人。


おそらく唯一のショッピングモール。


よく道端で紅茶とコーヒーを売っている。


1杯1ポンド(28円)。


砂糖たっぷりで、甘党にはいい。
ただ、紅茶もコーヒーも、ミルクは入れない。

コーヒーおごってもらった。


日本だと、人と話す時はたいてい店に入るが、道端で座って語るのもいい。
通りすがりの人が足を止め、どんどん人が集まる。


ジュースも売っているが、これは6ポンド(168円)とちょっと高い。




大晦日は、特に何もなく、10時ぐらいに寝たが、日付けが変わって新年を迎えると、街中で歓声が起こり、花火が上がり、クラクションが鳴った。

元日は、ほとんどの店が休みでヒマだったので、ブルーナイルとホワイトナイルが合流する地点へ行ってみようと、自転車ででかけた。
しかし、道路は大渋滞で、歩道も人だらけ。
もしかして
スーダン人はナイル川に初詣に行く慣習があるのか



















合流地点。


ホワイトナイルブリッジ。
 
この橋の上からだと、ブルーとホワイトが混じり合う境界が見えるらしい。
しかし、
この橋は撮影禁止で、多くの外国人が逮捕されているらしい。



今のところ、自転車に乗っている人はほとんど見ない。
外国人が自転車でこの人ごみに突っ込んできたので大注目された。

チャイナ!ニーハオ!と歓迎(?)された。

















今年もどうぞよろしくお願いします。


Khartoum, Sudanにて

Dst. 10106km