2014年1月19日日曜日

ミリ

マレーシアに入国。


入国もいたってゆるい。
質疑応答なし、入国カードの記入なし。
90日以内の滞在ならビザ不要。

マレーシアについて。

ユーラシア大陸の南端に位置するマレー半島の領土が国土の4割、こちらボルネオ島の領土が国土の6割で、こちらの方が広い。
ブルネイの北東側もマレーシア領でサバ州と呼ばれるが、こちら南西側はサラワク州と呼ばれる。

植民支配時代はポルトガル、次いでオランダに支配された。
戦時中はやはり日本が統治し、それ以外の時期はイギリス領。
1957年に独立、1963年にボルネオ島のイギリス領も統合されてマレーシアが成立。

マレー人65%、華僑24%、印僑8%。
イスラム教61%、仏教20%、キリスト教9%、ヒンドゥー教6%。
公用語はマレーシア語(マレー語)。



サルをよく見るが、インドやネパールのサルと違って人慣れしてないようで、近づくとすぐに森の中へ姿を消してしまう。
鳥や虫の鳴き声も、聞いたことがないような奇妙な声。
姿は見せてくれないが、密林の中の生命の躍動を感じる。





南シナ海。


島から流れ出る川の水で、島の周囲の海はこんなに濁ってしまっている。
それだけ雨量が多いってことか。





ブルネイは特殊な国で、マレーシアに入ったらガラッと変わって東南アジア的になるものかと思っていたのだが・・・


豪邸が並び、道路はきれい。
ドライブマナーも優秀。
クラクションも鳴らない。

どうなってんだ?

そうそう、曲がる時にはちゃんとウインカーもつけてくれる。
車にはウインカーやハザードという機能がある、って忘れかけてた。

意外にモスクではなく、教会や、キリスト教関連の建物をよく見る。


これが東南アジアの道路!?


ショッピングモール!?




最初の街、ミリ。


これが東南アジアの街!?




高層ホテルとショッピングモールの複合施設がそこらにある!


軽くブルネイよりすごい。
ブルネイはただ金持ちなだけだが、ここは経済活動がさかんで、活気がある。







元々マレー語は固有の文字を持っていない。
ブルネイでは主にアラビア文字が使用されていたが、マレーシアでは英文字のようだ。

英文字と中国語が多い。
この経済レベルの高さには、華僑の影響力が強く感じられる。





服を少々買った。
パンツだけでなく、靴下もTシャツも破れていた。
サングラスも壊れた。
全部、ネパールで買ったもの。

インド・ネパールのアウトドアショップで売っている衣類は、その破格の安さでついつい買ってしまうが、耐久性を考えると、先進国でそれなりの値段のものを買った方がいい、ということを学習した。

ここはもしかしてスイーツ天国?


英語の通用度は高い。

買い物をすると、日本語で「アリガト」と言われることが多い。
日本語のあいさつや、基本的なフレーズを言える人が多い。

マレー人も華僑も、ほどよくフレンドリーで親しみやすい。
(僕が時々「ほどよくフレンドリー」という表現を使うのは、国によってはフレンドリーが度を越して、しつこく粘着質にからんでくる人々も多いからだ。)

まちがえてスシキングとかいう店に入っちまった。


生のネタが少なく、あとはよくわからないアレンジされたスシで、日本人としてはあまり楽しめない。



うまくなかったけど、でもうまかった。



ここは本当に、未開の大自然が残るといわれるボルネオ島なのだろうか。


日本の大手デパートと変わりない。
百盛という文字はウイグルでもよく見た。
固有名詞なのか一般名詞なのかわからないが、要は百貨店ということだろう。



セ、、、セブンイレブン!


ネパールの完全ニセモノのセブンイレブンと違って、これはおそらく正規のチェーン店でしょう。


24時間営業のコンビニ!
すげー!

でも、中身は商店と変わりない。
ドリンクと駄菓子程度。
しかも、ドリンクを買おうとしたら設定温度が38℃になってて暖かくて、スムージーを買おうとしたらまだ準備中で、アイスを買おうとしたらバーコードがなくて値段がわからなくて、結局何も買えなかった。
日本のコンビニにははるか遠く及ばない。

じ、、、自転車屋!


フルカーボンやら電動シフトやら、何十万もする高級車もあり、パーツも純正シマノがズラリ。
すげー!

あまりに先進的で、ぶったまげている。
マレーシアってこんな国なのか。
南アジアから飛んできてこんなすごいものを見せられたら、腰を抜かすよ。







イスラム教が国教として定められているのに、イスラムの存在感が薄い。
モスクは少なく、あっても小さい。
華僑も外国人旅行者も、女性は肌を露出しまくっている。
まったく無関係な第三者の僕が「大丈夫なのか?」と心配してしまうほどだ。

華僑は、イギリス領時代に労働力として連れて来られた苦力(クーリー)の子孫だが、現在は経済的有力者の大半が華僑。
元からここに住んでいるマレー人としては、後からやってきた中国人に経済支配されるのは面白くない、ということで、経済活動や教育面などでマレー人を優遇する政策がとられている。
当然、そんな差別的な政策には華僑は不満を募らせている。
現在も、両者の仲はあまり良くないようだ。

学校も立派。










レストランは中華系が多い。
同じ宿で出会ったアツシさんに、初対面でいきなりおごってもらってしまった。


アツシさんは何度もマレーシアに来ていて、マレーシアのプロ。
いろいろ教えてもらった。



ブルネイで食べたチェンドルの、シャーベットと小豆が加わったもの。

3リンギット(94円)。
これは何杯でもおかわりしたい。

物価は、ブルネイに比べるとずっと安い。

ランドリーで洗濯を頼んだら、おばちゃんがごちそうしてくれた。


あ、、、明るい!




停電なんてないよ。







滞在したゲストハウス(ホステルと同じだが、アジアではゲストハウスと呼ばれることが多い)は、20リンギット(632円)。


エアコン付き。
コンセントはひとりひとつずつある。
Wi-Fiあり。
なかなかスピーディで快適。

フリーコーヒー、フリーブレッド、冷蔵庫あり。


トイレはイスラム式ではなく洋式。
やはりトイレットペーパーがあって、トイレットペーパーを流せる。

限りなく先進国。

あ、でもお湯は出なかった。


Bintulu, Malaysia

6865km



3 件のコメント:

  1. 今までNature写真が多かったから、今回のを見ると普通の観光写真みたいですね。
    マレーシアはペナン島しか行ったことがないので本土の風景が見れて嬉しいです。
    町で必要なものと栄養を蓄えて、これからの旅に備えてください☆

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    1. 今までもふつうの観光写真さんざんアップしてきたけどな。

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  2. ミリ情報を得ようと読んでいてRM20!?明日宿を移動しなければ!と思ったら同じ宿でした笑
    今こちらはRM28に値上がりしています~。

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