ささやかながら、マーケットもある。
同じ宿で出会った旅行者の宮川さんからオススメされた、チェンドル。
1ブルネイドル(81円)。
チェンドルというのは東南アジア全域でポピュラーなスイーツだそうで、ふつうはかき氷や小豆などかトッピングされているのだが、これは最もベーシックなもの。
緑色はカヤという植物(?)の成分で、スイーツでよく使われる。
ふつうは工場で大量生産されている砂糖や練乳が入っているのだが、ここのチェンドルはヤシの木から採った砂糖とココナッツミルクを使った純天然素材の完全自家製らしい。
甘党王を自負する僕が、スイーツをオススメされてトライしないわけがない。
食べてみると、たしかにすっきりとした自然な甘さで、おいしい。
しかし、工場で大量生産されたものであれ、保存料着色料たっぷりのものであれ、ジャンクフードであれ、何でもござれの僕の味覚では、他のスイーツと明確に区別する必要性を感じることはできなかった。
宮川さんは日常的に化学調味料などを拒絶しており、味覚が研ぎ澄まされている。
宮川さんは、世界の食文化を深く研究している。
たぶん今まで出会った人の中で最も食文化に精通している人で、僕と話した話題も食についてがメインだった。
僕も、ただバカ食いして「ウマイ、ウマイ」って騒ぐだけじゃなくて、もっと分析して研究して体系的に語れたりするぐらいの素養を備えるべきだ、と前々から思っているのだが、結局バカ食いするだけで終わってしまっている。
これも同じ店で買ったもので、餅米の上にカヤのペーストが乗っている。
1ブルネイドル(81円)。
和菓子みたいな味だが、宮川さんによればむしろこっちがルーツで、後に日本に伝わっていったらしい。
よくわからないトロピカルなジュース。
1ブルネイドル(81円)。
なぜかミロが人気みたい。
ナイトマーケット。
ソト。
ナシゴレン。
宮川さんとふたりで。
一品だいたい3~4ブルネイドル(245~327円)。
東南アジア初心者の僕はまだメニューがまったく把握できないので、宮川さんにいろいろ教わった。
ブルネイの食はだいたいマレーシア料理だそうで、マレーシアから来た人ならなんとなくわかるらしい。
ちなみに、すごい偶然だが、宮川さんの実家と僕の実家は最寄り駅が同じで、徒歩圏内。
フードコートのビュッフェ。
10ブルネイドル(818円)。
米はやはりパサパサしているが、南アジアの米ほどひどくはなく、味も少しある(味付けがしてあるという意味ではなく、米の味がするという意味で)。
スーパーで発見したカヤパンとアンパン。
0.7ブルネイドル(57円)。
海外で餡を見つけるのは難しいと思っていたら、意外にけっこうその辺にある。
ただし、中華餡。
国王と皇太子のパレード。
後日、人から聞いた話では、この日はムハンマドの誕生日だったとか。
チェンドル配ってる。
ブルネイ人、今までどこに隠れてたんだ、って思うぐらいドカドカ出てきた。
しかしやはりイスラム、女性はこういった行事から完全に除外されている。
滞在した宿は、おそらく唯一の安宿で、ドミトリーで18ブルネイドル(1474円)。
街の中心にあって立地は良いが、値段の割には設備は十分ではない。
よくある、気が利かないホステルの特徴として、コンセントが少ない、洗濯物を干すスペースがない、というのが挙げられるが、ここがまさにそう。
シャワールームは5つぐらいあるが、そのうちお湯が出るのは1つだけ。
暑いので、水シャワーでも問題ない。
各トイレにトイレットペーパーがあり、トイレットペーパーを流せる、という点は先進的だ。
Wi-Fiはなし。
街を歩いてみても、Wi-Fiの普及率は低そうだ。
Miri, Malaysia
6663km
2014年1月16日木曜日
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ということは、俺も近いね…元々は。
返信削除そうだね。
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