いろいろありましたが、おかげさまで良い旅ができております。
今年もどうぞよろしくお願いします。
ちょっと遡って、カラパタール・トレッキングに出かける前のこと。
カトマンズに到着して次の日、街をぶらついていたら、なんとケビンとバッタリ!
ケビンはとっくにカトマンズを発ってインドに向かっていたはず。
また得体の知れないローカルルートで東進し、インドのシッキムやダージリンに行く、とメールには書いてあった。
しかしその得体の知れないローカルルートの途中で、タイヤが寿命に達して引き返せざるをえなくなり、カトマンズまで戻って新しいタイヤを買ったところ、だという。
カルギル、レー、ポカラ、そしてカトマンズ、と彼と会うのはこれで4度目。
そのうち、あらかじめメールで待ち合わせて会ったのはポカラだけで、あとは偶然。
縁があるな。
そしてやっぱり、ケビンとは話がはずむ。
カトマンズの自転車屋の場所を教わったり、この界隈のパン屋が夜8時か9時になると半額になることなどを教わったりした。
翌日にはもう行ってしまった。
もうローカルルートは懲りたのでメインロードで行く、と言っていた。
噂には聞いていたが、カトマンズには「Dawn Till Dusk」という有名な自転車屋がある。
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小さな店舗で完成車は少ないが、パーツが豊富。
世界ツーリングをしているサイクリストは必ずといっていいほどここに立ち寄るという。
店にはゲストブックがあり、名に聞きおぼえのある日本人サイクリストの手記もいくつかあった。
ここの店主は、アンナプルナ・サーキットを自転車で14周だか15周だかしたという怪物。
しかもタイムも記録的な速さらしい。
その2、3日後だったか、ポカラの和食屋で出会った伊藤さんと再会。
まさかまた会うとは思っていなかったので、お互いビックリ。
伊藤さんは定年退職して、単独で放浪の旅をしている。
すでにカラパタール・トレッキングを終えており、いろいろ教わった。
http://blogs.yahoo.co.jp/miyosigaoka
話を現在に。
カラパタールで体調を崩したことで相当なダメージがあったようで、いまだに手足の指先のしびれが治らず、感覚がおかしい。
筋肉も体力もまだ全快しておらず、ちょっと長めの散歩をしただけでクタクタ。
戻ってからは毎日十分に食って十分に睡眠をとっているのに、どうなっちまったんだ?
今日は初詣とリハビリを兼ねて、自転車でカトマンズ郊外のお寺巡りをしてきた。
ボダナート(世界遺産)。
ネパール最大のストゥーパで、高さ36m。
時計回り。
初めて五体投地を見た。
ネパール人のみならず、ブータン人やラダック人も、寒さを逃れて山を下り、ここに巡礼に来るらしい。
古都パタン(世界遺産)。
ここでも、流暢な日本語を話すネパール人が日本人を相手にガイドしている。
日本人=マスク?
なかなか芸が細かい。
スワヤンブナート(世界遺産)。
カトマンズを一望。
34kmのサイクリングとなったが、とにかく空気が悪い。
排気ガスとドブの悪臭と砂埃で、気持ち悪くなった。
カトマンズで長時間のサイクリングはお勧めしない。
インドにも劣らぬ汚染都市。
神々の住むヒマラヤから流れ出た清流が、こうなってしまうのか。
カトマンズは標高1330m。
カラパタールからカトマンズに帰還して、下界はさぞかし暖かいのかと思いきや、意外にけっこう寒い。
東京の年末年始より少し暖かいぐらい、かな。
こちらも本格的な冬に入ったようだ。
首都カトマンズにおいても、暖房はない。
ホテルの室内は日当たりも悪く、常時寒い。
日当たりが悪い上に風も通らないので、洗濯物が永遠に乾かない。
濡れたまま着て、体温で乾かすしかない。
そして、ホテルの毛布が極薄。
ネパール人の温度感覚はどうかしてる。
寝袋を持参してなければ、これじゃ寒くて寝れない
首都の中心市街地に滞在しているのだが、一年中計画停電をしているようだ。
3~4時間のサイクルで、ついたり消えたりを繰り返している。
Wi-Fiの調子もよろしくない。
お湯は出る。
Kathmandu, Nepal
6467km