今度こそレーとおさらば。
最後までレーは不便なところだった。
ILPは日曜日は取得できないので、1日ムダにして月曜日、旅行会社でツォ・モリリ用のILPを申請した。
夕方、約束の時間に受け取りに行ったのだが、まだできていないという。
ILPを作成するにはコピーが必要なのだが、今日はずっと停電でコピー機が作動しないのだそうだ。
今日は、って毎日停電してるじゃねえか。
ジェネレータぐらい持っとけよ。
夜、閉店の30分前ぐらいになって電気が復活したので、再び旅行会社へ行ったら、
「もう大元のオフィスが閉まってしまったから、今日は無理だよ。」
と僕にパスポートを返そうとした。
「ふざけんな。他人のパスポートを半日以上も預かっておいてそんな言い分が通用するか。明日ツォ・モリリに行くんだよ。予定は変更できない。今日中になんとかしろ。」
と言ったら、
「・・・わかったよ、15分待ってくれ。なんとかするから。」
申請した時は「No problem.」と自信満々だったくせに。
旅で学んだこと。
「No problem.」
「Don't worry.」
この言葉を言われた時は、きっとなにか「問題」が発生するに違いないと「心配」した方がいい。
20分後、彼はILPを作成して戻ってきた。
あれ、大元のオフィスが閉まってるのによくつくれたね。
もう別に、偽造でも何でもいいよ、こんなパーミットなんぞ。
まったく・・・ろくにインフラも整っていない、システムもまともに機能していないようなところで、パーミットを取れなんて生意気言うもんじゃない。
こんなもんはトラブルの種になるだけだ。
簡単に偽造できるちゃちなパーミットなんかより、パスポートがあればそれで十分じゃないか。
国境の管理と称して金が欲しいだけなんじゃないのか。
しかしこれでも、まだここは客へのもてなしや礼儀がちゃんとしている方だ。
中南米やアフリカなんかは、それはそれはひどいもんで、日々トラブルやケンカが絶えなかった。
ささいなトラブルはとりあえず置いといて、今は「お世話になりました」という気持ちで去る。
天気回復。
しばらくはアップダウンも少なく、小さな街が点在する。
ウプシという街が最初のチェックポストで、ILPを提示する。
レーを離れたとたん、インディアンフード復活。
「トゥクパは?」「モモは?」と聞いたが、「ない、これだけ」だと。
今までと同じくラダック・チベット仏教圏だが、チベタンフードが食べられるのはレーだけなのか。
再びインダス川を遡る。
舗装と未舗装の繰り返し。
村人も道路工事業者も皆、「ジュレー!」と感じ良くあいさつしてくれる。
「遊んで遊んでー!」って感じでハイテンションで駆け寄ってきたのだが、真っ先に僕ではなく自転車に触りまくっていた。
自転車に触るとなにかいいことでもあるのだろうか。
村人はキャンプに関してはとても寛容で、「どこか村の適当なスペースにテントを張らせてもらえないか」と頼んだら、快く承諾してれた。
テントを張った後、何人かの村人が通ったが、不審な目で見られることはまったくなかった。
Manali, India
4131km
2013年10月13日日曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
みんなチャック開いてまんがな。
返信削除ははは!!!
削除指摘する人もいないんでしょうね!