2012年12月5日水曜日

バクー 2

































唐突にこの写真を見せられて、「これどこだと思う?」と聞かれて、「アゼルバイジャンあたりかな」と答えられる人はあまりいないでしょう。















女性は皆、とてもおしゃれだ。
大人も子供も、裕福に育ちましたといわんばかりに美しく着飾っている。

めったに他人の服装に(自分の服装にも)注意を払わない僕だが、道行く女性たちの身なりをまじまじと見つめてみたら、どいつもこいつも高そうな物を身に付けてやがる。
それもイスラム風ではなく、欧米風のいわゆるブランド物みたいなやつ。

髪型や化粧を見ても、即席のやっつけじゃなくて、子供の頃から訓練してきたような育ちの良さを感じさせる。
ミニスカートをはいた女性もよく見る。
いったい、今まで見てきたイスラム国は何だったのか。

ということに気づいたのが、バクーに着いて5日目のことだったので、やはり僕はファッションの方面に疎いのだろう。









地下鉄の駅。






















こんな上流階級の近代都市でも、ポルシェやらベンツやらレクサスやらの高級車を乗り回しても、ドライブマナーとクラクションだけはどうしても進化できないらしい。

クラクションは、鳴らしたところで渋滞が解消されるわけじゃないし、周囲の無関係な人にとっては迷惑な騒音でしかない、とか微塵も思わないのだろうか。

トビリシと同じく、信号や横断歩道が少ない。
ちょっと道路の向こう側へ渡るのに、はるか遠くの地下道まで行かなければならない。
無理に横断すると、警察に怒られる。



























Bakı, Azerbaijan