ブォンジョルノ!
バリという港町でイタリアに上陸。
EU圏内での国境越えはノースタンプでいい、という話は聞いたことはあったが、僕は本当にそれでいいのか不安で、何度も人に聞いて確認した。
どうやら本当に何もしなくていいようだ。
出発しようとしたら、キャリアを装着する部分が折れていることに気付いた。
溶接してもらった。
溶接後。
経験上、こういうのは溶接してもいずれまた折れる。
ギリシャと同様、人からあいさつされたり話しかけられたりすることはないが、決して冷たいわけではない。
今のところ、関わった人は皆、親切。
人気は少ないが、車の交通量は多く、不気味に車だけが絶え間なく流れ続ける。
相変わらず犬がやたらと吠え、追いかけられることも多い。
英語はやはり通じにくい。
でも、イタリア語はわかりやすい。
スペイン語と非常によく似ているので、初めて聞くフレーズでもなんとなく意味がわかることがあるし、数字もだいたいわかる。
文字も読める。
ローマ字というぐらいだから、世界共通のアルファベットで、変則的な文字はない。
スーダン以降、まともに文字が読める国がなかったので、楽に感じる。
ギリシャ語は、僕が知っているどの言語とも共通性がなく、全然わからなかった。
街はけっこう不便。
やや大きめの街だと、規模だけがやたらと大きくて、何がどこにあるのかつかみづらい。
ギリシャと同様、昼間はシエスタ(昼寝)で、ほとんどの店が閉まっており、ゴーストタウン状態。
夕方5時から店は開くが、メインストリートは「誰が買うんだよ」と思うようなファッショナブルな店ばかりで、使える店がない。
ネットカフェはなかなかみつけられない。
イタリアでは、inernet pointという。
スーパーはあるが、やはり日曜日は休みのところが多いようだ。
パスタコーナーが半端なく広い。
アフリカ南部でよく見たSPARは、やはり本拠地はヨーロッパのようだ。
ピザ屋(pizzeria)がそこらじゅうにある。
レストラン=ピザ屋といっていいくらい、ピザ屋しかない。
ホテルは、albergoという。
30ユーロが相場のようだ。
街の中心にはインフォメーションがあり、無料で地図がもらえるのはありがたい。
でも、受付の女性は英語が通じにくい。
welding shop(溶接屋)はあるか尋ねたら、shopと聞いただけでスーパーマーケットを紹介された。
答えられない質問を続けると、無視される。
「Is there a camp site?」
「No.」
「Is there a bike shop?」
「...Bike?...」
「Is there an internet cafe?」
「...(無視)...」
これが観光先進国イタリアか。
しかし、カトリックの本場だけあって、立派な教会やカテドラルがいくつもある。
かっこいい城跡もある。
小春日和。
サイクリング日和。
内陸は、ひたすら農場。
こういうところは、どの土地も私有地になっているので、野宿ポイントをみつけるのが難しい。
でも、山に入ればなんとかみつけられる。
Napoli, Italyにて
Dst. 13526km
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