2012年3月17日土曜日

絶景ハイウェイ

メテオラの先も険しい山道だったが、すばらしい晴天とすばらしい景色。










  











 





標高1000mを超えると、雪がけっこう残っている。









このあたりから、有料のハイウェイに合流した。
自転車歩行者禁止の標識はどこにもないが、なんとなくマズそうな雰囲気ではある。
地図には一般道のルートも描かれているが、それがどこなのかよくわからず、否応なしに有料道に導かれるようなつくりになっている。

思い切って、突入してみた。

しばらく進むと、料金所が出てきた。
ちょっと笑顔をつくって、料金所のお姉さんに
自転車OK?と聞いたら、無表情にGoと言われた。
他にもここで働いている人がいたが、僕を見ても特に何の反応も示さなかった。
大丈夫のようだ。
突入してみるもんだ。

道路事情は国によって違うので、その都度確認してみなければわからない。
アメリカやカナダでは、一般道を走っていたはずなのにいつのまにか有料道に入っていて、警察に捕まって罰金を取られそうになったが
事情を説明してなんとか見逃してもらった、ということもあった。
一方メキシコでは、自転車歩行者禁止の標識がある有料道なのに、皆当たり前のようにフェンスの隙間から侵入して、自転車をこいでいたり、ジョギングしている人さえいた。
たまにパトカーが通過しても、注意されることはなかった。

ヘアピンカーブの続く険しい一般道と違って、有料道はトンネルを多用しており、直線的で楽だ。
路肩も広く、安全で快適。

しかし、トンネル内だけは狭い。
そして長い。
3、4kmのトンネルがざらにある。
これは怖い。


ところが、僕がトンネル内に入ろうとすると、右側車線にバツ印が点灯することに気付いた。




どうやら、僕のためにわざわざ一車線空けてくれているようだ。
どうやってコントロールしているのかわからないが、これはありがたい。
最初からトンネルも広くつくってくれたら、もっとありがたい。





ここは本当にギリシャなのか。
まるでアルプスだ。










河原野宿。


夜は満天の星。
満足な一日。

ギリシャはけっこう野宿天国だったが、これから向かう国は野宿禁止のところが多いらしい。
物価もさらに上がるだろう。
どうやって生きのびようか。

















有料道に入って2日目、ギリシャ最後の街まであと50kmというところで、料金所で止められた。
 

この道路は自転車は禁止だ。

今さら~???

20km手前のインターまで戻って出ろと言われたが、戻るのは絶対に嫌だとダダをこね、15km先のインターで出る、ということになった。

そんなわけで、追い出されてしまった。
インターで出たが道がわからないので、人に聞きながら進む。
有料道ならスッと下れる山道も、一般道だとこんなクネクネ道。








険しいアップダウンでヘロヘロになりながら、港町イグメニッツァに着いた。


今夜、フェリーでイタリアに行く。



Igoumenitsa, Greeceにて



4 件のコメント:

  1. いい景色ですね。ギリシャにこんな雪が降るなんて知りませんでした。ギリシャと言えば日本では島が有名ですが、山育ちの猿の俺としては山がいいっすね。今度この写真の場所に行ってみたいです。イタチみたいなのは車に轢かれちゃったんですかね?かわいそう。次はイタリアですか、なんかコソ泥が多そうなイメージ。気を付けてください。

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    1. 景色良かったです。
      ヨーロッパは大寒波だったようで、もしかしたらギリシャもこんな雪が降るのはめずらしいのかもしれません。
      アフリカは、意外に路上に動物の死体少なかったですね。
      北米やオーストラリアではそこらじゅうに転がっていましたが。
      イタリアはたしかに泥棒多いイメージですね。

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  2. ギリシャは、イメージとは異なった国だった。
    あんなに自然が多いなんて思って無かったね。

    風景は正に絶景だ・・・
    今回は、絶景といえる風景に多数遭遇しているな。

    さて、次のイタリアだが今日現在危険なニュースは無かった。
    なかむさんもおっしゃっているように、スリが多い事が有名。
    レストランやショップでも油断しないように。

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    1. なにげにオリンポス山に行かなかったのが少々心残りだが、曇天が多くてなかなか見えないらしいので、まあいいよね。
      イタリアは、日本人が最もよく行く国らしいが、いい評判聞かないね。

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