2012年3月4日日曜日

アテネ

ラブリオという小さな港町でギリシャに上陸。






本来ならここで、アフリカや中東とはまったく違うヨーロッパ世界に
感銘を受ける予定だったのだが、イスラエルが限りなくヨーロッパ的だったので、ギリシャに上陸しても特に大きなギャップは感じていない。

入国早々野宿。




ヨーロッパも右側通行なのか。


アテネ。






2年前の経済崩壊で、ギリシャがEUのお荷物であったことが世界に晒され、現在も政府に対する不信感からデモや暴動などがあるらしい。
ギリシャ人とはどれだけ問題児なのだろう、と少々不安もあったが、黒人やアラブ人を見てきた僕の目には、ギリシャ人はいたって優等生に見える。







ショッピングモールスタイルではなくマーケットスタイルなのか。
































街中、落書きだらけ。




















右がソクラテス、左がプラトン。


落書きされてる。








少なくとも表面的には、経済崩壊した国には見えない。
アフリカや中東と比べたら格段にきれいだし、生活水準も高いと思う。
でも、先進国というにはちょっと厳しい。
この落書きと、タバコのマナーとか、あと、トイレに紙を流せないところ、とか。
ただ、自転車屋がある。
そこら中に、まともな自転車屋がある。
ヨーロッパではパーツに困ることはないだろう。
物価は、イスラエルよりは安い。
入国したばかりでまだつかめていないので、これから別の面も見えてくるだろう。

「シェンゲン協定」
というものについて、今までなんとなくは知っていたが、ちゃんと調べたことはなかった。
つい先日、ちゃんと調べてみたら、思っていた以上にシビアなルールであることがわかった。

おおまかに言ってしまえば、ヨーロッパには3ヶ月しか滞在できない。
リミットが迫ってきたら、シェンゲン協定国外へ逃げればいいだろう、ぐらいに考えていたのだが、そう甘くなかった。
シェンゲン協定国外へ逃げれば、3ヶ月のカウントはいったんストップするが、リセットされるわけではない。
リセットされるのは、最初のシェンゲン国(僕の場合はギリシャ)に入国してから6ヶ月後。
しかも、ヨーロッパの大半の国がシェンゲン国。
例外は、イギリス、アイルランド、ルーマニア、ブルガリア、それから旧ユーゴスラビア諸国だけ。

ヨーロッパは、地図で見ると小さなものだが、行ってみたいところを線でつなぐと、けっこう広大な旅程になる。
最初に計画していたルートを3ヶ月でまわるのは、不可能。
行くところを最小限にしぼって、かなり小回りなルートにせざるをえない。
ペースも上げて、ちょっと急ぎ足で行く。
時間に追われながら旅をするのは嫌なものだが、どうせ物価が高いだろうから、今までのように連泊しながらゆっくりのんびりというわけにもいかないだろう。

アテネの居心地は悪くなく、やることもいろいろあるし、とりあえずあと2、3泊する。


Athens, Greeceにて


3 件のコメント:

  1. 左側通行はイギリスくらいじゃない?

    イスラエルとイギリスの楽器屋は撮影しただけかな?
    どっちもストラト有ったね!
    お茶の水みたいな楽器屋街って、世界的にみても珍しいのかな?

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  2. 楽器屋はギリシャだった…
    逝ってきます…

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    1. ヨーロッパもアジアも全域右側通行なのかな。
      別に不便はないけど、なんとなく左側通行の方が落ち着く。
      楽器屋は見ただけで試奏はしてない。
      楽器屋街か。
      アメリカでもそういうのは見なかったな。

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