和食のみならず、洋食レストランもだいたいハズレなくおいしい。
スパゲティやピザなんかは、日本のまともなイタリアンレストランと同じぐらいのクオリティ。
そしてほとんどの店がWi-Fiフリー。
値段もそんなに高くないので、これではなかなかローカルレストランに足が向かない。
アンナプルナに行く前は、ランチは和食、ディナーはケビンと一緒に洋食、というパターンだったが、ケビンはもうポカラにはいない。
聞こえてくるのは、アメリカンミュージック。
それもどういうわけか、ブルースがよく聞こえてくる。
僕の大好きなバディ・ガイやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのチョーキングヴィブラートが、ネパールの夜の街で放たれる、不思議。
ネパール人による生バンド演奏も聞こえてくるが、日本の大学生のバンドサークルぐらいのレベルかな。
スーパーもある。
スーパーと言っても商店程度の規模だが、それでもあると便利だ。
値段はちょっと高い。
ネパール全土で売られているような商品は安いが、「外国人のためにわざわざ取り寄せてやったぞ」的な商品は、チョコひとつ買うにしても高い。
ヒンドゥー教圏の人もトイレットペーパーを使わないので、外国人向けの店には、これみよがしにトイレットペーパーが目立つところに並べられている。
アウトドアウェアの店も無数にある。
NORTH FACEがこんな安いわけないだろ、っていう破格の値段で売られている。
この店は唯一の本物?。
英語はだいたいどこでも通じるが、日本語を話せるネパール人がたくさんいるのに驚く。
日本との関係はいたって良好のようだが、そもそもネパールが他国と対立しているという話は聞かない。
中国、インド、パキスタンという世界でもトップクラスの問題児が集中するこのエリアで平和を維持できているということも、ネパール人の温厚で友好的な人柄あってのことだろう。
また別の和食屋へ。
メニューの豊富さはここが一番かも。
味は・・・
めちゃくちゃウマシ!!!
文句なしに日本の味!!!
ぜんざい。
海外で餡と餅が食べられるのは稀少だが、残念ながらぜんざいの味はイマイチだった。
もう、誰か止めてくれ。
ダメだ・・・ウマすぎる・・・
僕はこれをガマンできない。
このままだとネパールで破産する。
早いとこ見切りをつけて出発して、また大自然へ飛び込もう。
それにしても、食えば食うほど腹が減る。
そばにいる日本人からよく、「すごい食べますね! 」と言われるが、実は満腹感はまったくなく、常に物足りなさを感じている。
やっぱスイーツ不足かな。
道端修繕屋さんでバッグを直してもらった。
計5ヶ所。
ORTLIEBは自転車ツーリング用バッグの最大手だが、決して満足できる品質ではない。
すぐ壊れるし、穴が開くし、ポケットがないので使い勝手も良くない。
それでもこれを選ぶのは、他にマシなものがないからだ。
値段はとても高いので、買い替えるよりは直しながら使い続ける。
上記の欠陥を改善して、かつロック付きのものをつくってほしい、とずっと昔から思っているのだが、ツーリング界は需要が少ないせいか、なかなか進化してくれない。
Pokhara, India