2012年8月4日土曜日

その後

一昨日。
ラキアという地酒をつくっている方が、わざわざ80km離れた街からやってきて、僕にラキアをプレゼントしてくれた。


気持ちは本当にありがたいが、この大量の酒をいったいどうやって自転車に積む?




歯医者に行った。
医者は僕を見るなり、
「What's your problem, except your bike?」
完全に顔が割れている。

取れてしまった差し歯はやはりもう使えないそうで、新しく作り直す必要があるという。
かなり荒療治で、麻酔なしで歯茎を削られて血まみれになった。

昨日。
ベオグラード観光局からバスツアーに招待された。
ヨーロッパの都市ではよく見かける2階建てバス。






いつも観光といったら徒歩か自転車なので、バスに乗せられるというのはちょっとVIPな感じだった。

午後、招待してくれた観光局のイェレナと一緒に食事。


プレゼント。


パソコン用バッグ。

パソコン持ってないよ!

今日。
ジェリコのオフィスに招待された。
彼の定時は10~18時だが、いつも遅刻している。
「何時に着くかなんて問題じゃないんだ。要は8時間働けばいいんだ。11時に着いたら19時まで働けばいい。それだけのことだ。」
自由でいいなあ。

オフィスに向かう途中、サイクリスト発見。
オーストリアから来た夫婦だが、「日本人が自転車盗まれて大騒ぎになったから気をつけた方がいい、ってセルビア人からたびたび言われる。君も気をつけて。えっ、その日本人って君のこと!? オーマイガッ!」。


ジェリコのオフィス到着。

ジェリコ身長190cm。



こうやって写真を撮ってる間にも、次々と通行人が、「写真撮らせて」と集まってくる。

オフィスの中にも入れてもらった。
一応ちゃんとした警備がいて、ふつうは自転車で中に入るなんて許されないが、「警備員も君と君の自転車のことを知ってる。大丈夫だよ。」と軽く入れてしまった。

全員男。



全然仕事してる感じしない。

英語の「ファックユー」に相当する日本語を教えてと言われたので。

(あくまでジョークです! 決して日本人に向かってこの言葉を言ってはいけないと念を押しておきました。)

そして、最も重要な鍵対策。
いろいろな人に相談してみたが、絶対盗まれない確実な方法というのはいまだはっきりとは言えない。
ひとつわかったのは、セルビアに限らずヨーロッパでは、自転車盗難はあまりにもありふれた日常的なことのようだ。
ユーロピアンのサイクリスト友達からも、「自転車盗難に関してはアフリカよりヨーロッパの方がひどいよ。」とメールが来た。
本当に注意すべきは、後進国より先進国なのだ。

現時点では、鍵の個数を増やし、その他なんでもいいから泥棒が嫌がる要素を少しでも増やしていく。
とりあえず、異なるスペックのロックを2つ買った。


これは太さ2cmぐらいあるので切断には時間がかかると思う。




U字ロックやアラームロックも欲しかったのだが、見つけられず。



いいアイディアあったらぜひ教えてください。

ジェリコがこんなの送ってくれた。

(世界を旅する日本人がセルビアに来た。)

ジェリコ作のジョーク。
Japanac
(日本人、2度目のセルビア。)

いつもジェリコは仕事中にこういう画像を送ってくる。
さすが自称多忙な人。

午後、歯医者に行って、無事新しい差し歯が入った。
150ユーロ。
医者は自信たっぷりの様子だったが、歯と歯の間に隙間があって、噛み合わせもちょっと違和感がある。

夕方、マックに行ったら、店員が僕を見るなり、
「自転車は安全な場所に保管してますか?」
完全に顔が割れている。

ここ数日でたくさんのセルビア人と話す機会があったが、皆、日本のことをよく知っていて、日本にあこがれている、日本に行ってみたい、という人が多かった。
クロアチア以外の旧ユーゴスラビア諸国は、日本人観光客は少ない。
日本の皆さん、ぜひぜひセルビアに遊びに来てください!


Beograd, Serbiaにて



2 件のコメント:

  1. 以前何度か聞いたけど、住みたい街にベオグラードは上位でランクインした?

    自転車を盗られてから綺麗な女性と食事するまでの流れスゴいな!
    こんな短期間に、何人もの美人と一緒にいるryoを今まで見たこと無い。

    裏山椎(・・;)

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    1. 住みたいという感情はまた別だけど、深い思い入れができてしまった。

      ふつうアジア人男性は白人女性にほとんど相手にされないから、こういうのは最初で最後だな。

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