メインロードから外れて、少し奥地へ入る。
ブティックもないし、さわやかなドリンクもないし、情報センターもない。
小屋でマダガスカル人たちがトランプをやってるだけ。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
昔はもっとたくさんのバオバブが生えていたが、伐採によって減少してしまったらしい。
ここのバオバブ並木は、現在保護エリアとなっている。
この苗木が一人前のバオバブに生長するまで、一体どれだけの時間がかかるのだろうか。
バオバブには年輪がないので、樹齢を推測するのは難しいらしい。
諸説あるが、1000~5000年と言われている。
ただの山とは思えない山に出会うことがある。
ただの岩とは思えない岩に出会うことがある。
ただの湖とは思えない湖に出会うことがある。
ただの木とは思えない木に出会うことがある。
樹齢1000年以上。
ひとつの生命がひとつの場所に根を下ろして、1000年以上も存続する。
考えてみたらとてつもないことだ。
いつもうまく言えない。
美しいとか荘厳とかじゃなくて、人智を超えた何者かの「意志」を感じてしまうことがある。
東アフリカで見たバオバブ。
オーストラリアで見たバオバブ。
やっぱり大陸はつながっていたんだな。
他にも、赤土、蟻塚、ハエ、といった共通点がある。
Morondava, Madagascar