2015年1月1日木曜日

バオバブ並木

ここまで来てようやく、マダガスカルのシンボルとも言えるバオバブが現れた。










メインロードから外れて、少し奥地へ入る。






ブティックもないし、さわやかなドリンクもないし、情報センターもない。
小屋でマダガスカル人たちがトランプをやってるだけ。



明けましておめでとうございます。



今年もよろしくお願いします。









昔はもっとたくさんのバオバブが生えていたが、伐採によって減少してしまったらしい。
ここのバオバブ並木は、現在保護エリアとなっている。

この苗木が一人前のバオバブに生長するまで、一体どれだけの時間がかかるのだろうか。


バオバブには年輪がないので、樹齢を推測するのは難しいらしい。
諸説あるが、1000~5000年と言われている。









ただの山とは思えない山に出会うことがある。
ただの岩とは思えない岩に出会うことがある。
ただの湖とは思えない湖に出会うことがある。
ただの木とは思えない木に出会うことがある。

樹齢1000年以上。
ひとつの生命がひとつの場所に根を下ろして、1000年以上も存続する。
考えてみたらとてつもないことだ。

いつもうまく言えない。
美しいとか荘厳とかじゃなくて、人智を超えた何者かの「意志」を感じてしまうことがある。







東アフリカで見たバオバブ。




オーストラリアで見たバオバブ。




やっぱり大陸はつながっていたんだな。
他にも、赤土、蟻塚、ハエ、といった共通点がある。






Morondava, Madagascar