2015年1月14日水曜日

サザンクロス街道 2

似たような田園風景とエンドレスアップダウン。




いつでもどこでも、僕は見られている。
この広大な谷底からも、「サリー、バザー! サリー、バザー!」(こんにちは外国人!)と繰り返し聞こえてくる。
いったいどこから呼んでいるのか、こんなに距離があってどうして僕が外国人だとわかるのか、どんだけ視力いいんだよ。



日中でも降るパターンになってしまった。
短い雨が降ったりやんだりの繰り返し。



マンゴーをあまり見なくなったと思ったら、今度はプラム。


細かい持ち合わせがなかったので2000アリアリ(90円)渡したら、こんなにドッサリ。


マダガスカル人とアフリカ人の明確な共通点は、外国人から金や物をせびるのに、鼻クソほどのプライドも持ち合わせていないことだ。
田舎の農村では外国人と接することはめったにないと思うのだが、まるで本能的に備わった条件反射のように、男も女もとりあえず手を差し出して「ギブミー、ギブミー」と言ってみる(マダガスカル語またはフランス語で何と言っているのかわからないが、せびられているのはわかる)。
僕がここでプラムを食べている間も、「何かくれ、何かくれ」をえんえん続けていた。



この少女、まだ子供だと思うのだが、僕が何もあげないでプラムを食べ続けていたら、突然セクシーポーズをとったり色目を使い始めたりして、びっくりした。

髪をほどいて、大人の目で見つめてきやがった。


プラムは申し分なくおいしかった(全部食べ切るのに3日かかった)。
熱帯では、フルーツでハズすことはあまりない。

手作りの台車。


ハンドルもブレーキもちゃんとあるようで、下り坂ではすごいスピードでかっ飛ばしている。




自転車はスピードが出せるけど、そんなに大量の荷物は積めない。
リヤカーや牛車は大量の荷物を積めるけど、スピードは出せない。
起伏の激しいこの地形では、荷物も積めて下り坂でスピードを出せるこの台車が最適なのかもしれない。



大動脈であるサザンクロス街道沿いには、街や村が短い間隔で点在している。
















いい宿を発見。




野菜、野菜。


アンタナナリボ以外でチャイニーズレストランを見かけることはあまりないが、ふつうのレストランでも時々「Soup Chinoise」とか、中華っぽいメニューがあったりする。
味はそれほど中華っぽくないけど、中華はやはり野菜をふんだんに使ってくれるから良い。

チャーハン。

メニューには「Riz Cantonaise」(広東風ライス)と書かれていた。

3品で合計11000アリアリ(499円)。
このレストランはアタリ。

最近の新たな楽しみ、フロマージュ。


もちろん、世界トップレベルと言っていいフランスのチーズにははるか及ばず、中はボロボロだが、それでもチーズをかじっているだけで空腹感がまぎれる。
1個2000~3000アリアリ(90~136円)。
スーパーや売店で売っている量産型のチーズ(日本でもよく見る、丸型だけど三角形にスライスされているタイプ)は4500アリアリ(204円)もする。







最近、レストランよりこういうテイクアウェイ(?)の方がお得な気がしてきた。


5000アリアリ(225円)も出せば、かなりドッサリもらえる。
ただ、いくら払えばどれくらいもらえる、という加減がよくわからないので、揚げ物を頼んだりすると大量にもらいすぎて、油の摂りすぎで気持ち悪くなる。





5人います。


学校。


来るぞ来るぞ。


ほら来た。












遺跡を発見したかのような。









いいなー、この感じ。




下校中の、女子中学生? 女子高生? 年齢がまったく読めん。



Ambalavao, Madagascar

24125km



2 件のコメント:

  1. カンボジア、ラオスでも年齢不詳の人が多い気がします。
    栄養バランスの関係なのでしょうか。
    マダガスカルにしてもバランスの良い食事を摂ってるとはとても思えません。

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    1. アジア人(特にモンゴロイド寄り)は若く見えるんじゃないですかね。
      白人黒人は信じがたいほど見た目と実年齢がかけ離れてることが多いです。
      ブラックとアジアンのハイブリッドであるこの辺の人々は老け顔なのか童顔なのか、よくわからないので読めません。
      アフリカ大陸の食事はもっとまともで、毎日楽しんで食べてました。
      マダガスカルのこの食材の乏しさは世界でも稀なのではないかと思います。

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