歩いていたら、突然キツネザルに遭遇!
やっぱり、全然キツネじゃないよね。
イヌ?
ハムスター系?
尻尾を隠したらクマ?
ここは首都のど真ん中。
果たして、野生なのかペットなのか。
通りすがりの人々もめずらしげな目で見上げていたし、この家の住人らしき人もしばらく見ていたから、野生なのかもしれない。
一応聞いてみたが、やはり英語が通じない。
イサロで見たワオキツネザルは群れで行動しているようだったが、これは野生だとしたら、また違った習性なのか、それとも群れからはぐれてしまったのか。
子供たちもキツネザルを見て騒いでいたが、カメラを向けたらカメラに狂喜。
宿に戻って、英語を話せるスタッフに写真を見せて聞いてみたら、「野生だ」と言う。
彼の英語もちょっと怪しいので、僕の質問がちゃんと通じたのかどうか。
まあ、僕の英語だって怪しいんですけどね。
マダガスカル人は全般的に人がいいが、発言に責任は持たないし、気軽にウソを言うので、確証は持てない。
調べてみたら、「クロキツネザル」に似ている。
マダガスカル北部にのみ生息し(アンタナナリボは中部)、群れで行動する。
絶滅危惧種に指定。
動物園から逃げ出して来たんだろうか。
いいのか?
Antananarivo, Madagascar
2015年1月21日水曜日
2015年1月20日火曜日
再びアンタナナリボ
2015年1月19日月曜日
イサロ国立公園
ラノヒラに到着。
ここまで来たのは、キツネザルを見るため。
マダガスカルでは複数の国立公園でキツネザルを見ることができるようだが、とりあえずここにあるイサロ国立公園をターゲットにしてみた。
残念ながら、国立公園はガイド必携。
僕は今まで、東アフリカでもネパールでも、ガイド必携のサファリ系アトラクションでうまく成功したためしがない。
いまだに、思い出すと腹立たしいことばかりだ。
気が重い。
案の定、ラノヒラの街に着くや次々に声をかけられる。
かれらが全員悪人に見えてしまう。
かれらの言葉がすべてウソに聞こえてしまう。
でも、英語が通じないこの国で久々に英語で話しかけられると、それだけで少し親近感を持って話してしまう。
いかんいかん。
かれらにとっては僕はカモでしかないということを忘れてはならない。
もちろん事前にある程度リサーチはしてきたが、どんなに慎重になってもどんなにかれらの言葉を疑っても、このゲームに参加する以上はお金を払ってかれらをガイドとして雇わなければならない。
そして、どうあがいてもこのゲームは最初からかれらが有利になるように仕組まれている。
かれらは絞り取れるだけ絞り取ろうとしてくるだろう。
できるだけ最小の被害で済ませたい。
って、どんだけ僕はガイド不信になってしまっているのか。
翌日に行くつもりだったが、悪天候のためキャンセル。
1日休養。
ちょっと奮発してWi-Fiありのホテルに泊まってみたが、室内では使えず、レセプションのあるレストランまで行かなければならない。
奮発して高いホテルに泊まっても、よく停電するし、お湯は出るが時間帯が限られている。
ラノヒラの街はわずかながらツーリスト仕様になっているが、街というよりは限りなく村。
休養とはいっても、やることなくて退屈で死にそう。
そんな時。
なんて楽しそう!
伝わってくる幸福感、生きてる感。
肌で直に感じたものを、僕は信じる。
異国の友が日本に来た時、こんな幸福感、生きてる感を感じてもらうことができるだろうか。
日本人にだって同じものがあるはずだと信じたい。
再び、このメニューにため息・・・
「Soup Special」もよくあるメニュー。
Soupというと、だいたい麺も入っている。
Specialというと、卵が入っている。
あと、肉の細切れが2、3個。
ここまで野菜が徹底排除されている国は初めてだ。
僕がマダガスカル語で料理を注文したり、フランス語ではなくマダガスカル語であいさつしたりすると、驚かれる。
大半の旅行者は、英語かフランス語しか言わないのかもしれない。
これだけワンパターンなメニューしかなかったら、そりゃ嫌でもおぼえるよ。
それにフランス語は発音が難しすぎて、マスターできそうな予感がしない。
簡単なマダガスカル語フレーズをおぼえた方が早い。
ちなみに、ここでは「ニーハオ」より「コンニチハ」と言われることの方が多い。
翌朝、イサロ国立公園へ。
入場料2万5000アリアリ(1126円)。
トレッキング料11万3000アリアリ(5089円)。
ガイド料1000アリアリ(45円)。
計13万9000アリアリ(6260円)。
アリアリアリアリうるさくて、すみません。
トレッキング料はコースによって異なり、これは5時間コース。
仲間を見つけてシェアすれば割り勘できると思うが、今はローシーズンで、旅行者はわずかしか見かけない。
白人旅行者を何人か見かけたが、節約派の長期旅行者といった感じではなく、しかもカップルばかりなので、シェアしてくれそうな雰囲気ではない。
5時間でこの料金だとアフリカのサファリ並み、いや車両なしのトレッキングのみでこの料金ならアフリカ以上かな。
いつものことながら、単独旅行は高くつく。
ガイドは、ラノヒラに着いて最初に声をかけてきたノエルに依頼した。
晴れて良かった。
緑化中。
この葉は、食べると5分で死に至るという猛毒らしい。
通称「ゾウの足」、バオバブみたいだがまったく別種で、樹齢500年だとか。
ついに本命現る。
ワオキツネザル。
キツネザルを総称してレムール(lemur)とも呼ばれ、英語では「リマー」と発音される。
5000万年前にアフリカ大陸に生息していたものが、流木に乗って冬眠状態でマダガスカルに漂着して、独自の進化をとげたと言われている。
現在はマダガスカルの固有種で、アフリカ大陸にも他の地域にも生息していない。
キツネっぽくもないし、サルっぽくもない。
ワオキツネザルはlemur catta。
「catta」はラテン語で「ネコ」だが、ネコっぽくもない。
座ってるとカンガルーみたいだなと思った。
猜疑心たっぷりで挑んだトレッキングだったが、ガイドのノエルはいたって誠実でまっとうな仕事をしてくれて、お目当てのワオキツネザルも見れたことだし、満足。
ラノヒラに戻ってレストランで一緒に昼食をとり、ノエルの分は僕が払った。
後味の悪い嫌な思い出を増やさずにすんだ、そのお礼として。
今回は他のトレッカーと会うこともなく独占状態だったが、ハイシーズンの7、8月は何百というトレッカーでごった返すらしい。
来訪者の大半は、フランス人を始めとする欧米人で、日本人は10%ほど、韓国人2%ほど、中国人はゼロ。
中国人は来ないのに各地で「ニーハオ」と言われまくるのは、旅行者ではなく在住中国人がいるからだ。
あと、ノエルにも聞いて確かめてみたのだが、やはり食事は三食とも米(またはパン類)と肉だけで、野菜は食べないそうだ。
Ranohira, Madagascar
ここまで来たのは、キツネザルを見るため。
マダガスカルでは複数の国立公園でキツネザルを見ることができるようだが、とりあえずここにあるイサロ国立公園をターゲットにしてみた。
残念ながら、国立公園はガイド必携。
僕は今まで、東アフリカでもネパールでも、ガイド必携のサファリ系アトラクションでうまく成功したためしがない。
いまだに、思い出すと腹立たしいことばかりだ。
気が重い。
案の定、ラノヒラの街に着くや次々に声をかけられる。
かれらが全員悪人に見えてしまう。
かれらの言葉がすべてウソに聞こえてしまう。
でも、英語が通じないこの国で久々に英語で話しかけられると、それだけで少し親近感を持って話してしまう。
いかんいかん。
かれらにとっては僕はカモでしかないということを忘れてはならない。
もちろん事前にある程度リサーチはしてきたが、どんなに慎重になってもどんなにかれらの言葉を疑っても、このゲームに参加する以上はお金を払ってかれらをガイドとして雇わなければならない。
そして、どうあがいてもこのゲームは最初からかれらが有利になるように仕組まれている。
かれらは絞り取れるだけ絞り取ろうとしてくるだろう。
できるだけ最小の被害で済ませたい。
って、どんだけ僕はガイド不信になってしまっているのか。
翌日に行くつもりだったが、悪天候のためキャンセル。
1日休養。
ちょっと奮発してWi-Fiありのホテルに泊まってみたが、室内では使えず、レセプションのあるレストランまで行かなければならない。
奮発して高いホテルに泊まっても、よく停電するし、お湯は出るが時間帯が限られている。
ラノヒラの街はわずかながらツーリスト仕様になっているが、街というよりは限りなく村。
休養とはいっても、やることなくて退屈で死にそう。
そんな時。
なんて楽しそう!
伝わってくる幸福感、生きてる感。
肌で直に感じたものを、僕は信じる。
異国の友が日本に来た時、こんな幸福感、生きてる感を感じてもらうことができるだろうか。
日本人にだって同じものがあるはずだと信じたい。
再び、このメニューにため息・・・
「Soup Special」もよくあるメニュー。
Soupというと、だいたい麺も入っている。
Specialというと、卵が入っている。
あと、肉の細切れが2、3個。
ここまで野菜が徹底排除されている国は初めてだ。
僕がマダガスカル語で料理を注文したり、フランス語ではなくマダガスカル語であいさつしたりすると、驚かれる。
大半の旅行者は、英語かフランス語しか言わないのかもしれない。
これだけワンパターンなメニューしかなかったら、そりゃ嫌でもおぼえるよ。
それにフランス語は発音が難しすぎて、マスターできそうな予感がしない。
簡単なマダガスカル語フレーズをおぼえた方が早い。
ちなみに、ここでは「ニーハオ」より「コンニチハ」と言われることの方が多い。
翌朝、イサロ国立公園へ。
入場料2万5000アリアリ(1126円)。
トレッキング料11万3000アリアリ(5089円)。
ガイド料1000アリアリ(45円)。
計13万9000アリアリ(6260円)。
アリアリアリアリうるさくて、すみません。
トレッキング料はコースによって異なり、これは5時間コース。
仲間を見つけてシェアすれば割り勘できると思うが、今はローシーズンで、旅行者はわずかしか見かけない。
白人旅行者を何人か見かけたが、節約派の長期旅行者といった感じではなく、しかもカップルばかりなので、シェアしてくれそうな雰囲気ではない。
5時間でこの料金だとアフリカのサファリ並み、いや車両なしのトレッキングのみでこの料金ならアフリカ以上かな。
いつものことながら、単独旅行は高くつく。
ガイドは、ラノヒラに着いて最初に声をかけてきたノエルに依頼した。
晴れて良かった。
緑化中。
この葉は、食べると5分で死に至るという猛毒らしい。
通称「ゾウの足」、バオバブみたいだがまったく別種で、樹齢500年だとか。
ついに本命現る。
ワオキツネザル。
キツネザルを総称してレムール(lemur)とも呼ばれ、英語では「リマー」と発音される。
5000万年前にアフリカ大陸に生息していたものが、流木に乗って冬眠状態でマダガスカルに漂着して、独自の進化をとげたと言われている。
現在はマダガスカルの固有種で、アフリカ大陸にも他の地域にも生息していない。
キツネっぽくもないし、サルっぽくもない。
ワオキツネザルはlemur catta。
「catta」はラテン語で「ネコ」だが、ネコっぽくもない。
座ってるとカンガルーみたいだなと思った。
猜疑心たっぷりで挑んだトレッキングだったが、ガイドのノエルはいたって誠実でまっとうな仕事をしてくれて、お目当てのワオキツネザルも見れたことだし、満足。
ラノヒラに戻ってレストランで一緒に昼食をとり、ノエルの分は僕が払った。
後味の悪い嫌な思い出を増やさずにすんだ、そのお礼として。
今回は他のトレッカーと会うこともなく独占状態だったが、ハイシーズンの7、8月は何百というトレッカーでごった返すらしい。
来訪者の大半は、フランス人を始めとする欧米人で、日本人は10%ほど、韓国人2%ほど、中国人はゼロ。
中国人は来ないのに各地で「ニーハオ」と言われまくるのは、旅行者ではなく在住中国人がいるからだ。
あと、ノエルにも聞いて確かめてみたのだが、やはり食事は三食とも米(またはパン類)と肉だけで、野菜は食べないそうだ。
Ranohira, Madagascar
2015年1月17日土曜日
サザンクロス街道 4
カメレオンの目は左右バラバラに動く。
それを確認しようと正面に回ってみると、嫌がって警戒態勢に入る。
威嚇して大きく口を開ける。
まさか口の中がこんな鮮やかなマンゴー色だとは。
嫌がってるのに、遊んでしまってごめんね。
すばらしい。
どこへ行っても、水汲みは女仕事、牛追いは男仕事。
この共通性は何だろうな。
マダガスカルでよく見るシマノフレーム。
なかなかシブイ、ヴィンテージみたいなオーラを放ってる。
フロントブレーキがないけど。
なんとスポーク72本!
僕のホイールも多い方だが、それでも半分の36本だ。
一変して、人口希薄な草原地帯。
めずらしく強風だが、幸い追い風。
ほとんどこがなくても20km/h以上出る。
この辺は川もないし、井戸もなさそうだし、どうやって生活してるんだろう。
どこから来て、どこへ行くのだろう。
って、僕もたぶん彼にそう思われている。
レストランの米と肉がそんなに不服なら、テイクアウェイで小麦粉と肉でも買いなさい。
ドーナツ1個100アリアリ(4.3円)。
揚げギョウザの中に少し野菜入ってるよ。
1個100アリアリ(4.3円)。
アンティークや博物館でこういうの見ることあるけど、これは現役なんだよなあ。
Ranohira, Madagascar
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