シンガポール 1

シンガポールに入国。

30日以内の滞在ならビザ不要。
入国審査の際、すべての荷物を機械に通してチェックされるので、また荷物を外すハメに。

シンガポールについて。

マレー半島の先端に位置する、東京23区ほどの面積のミニ国家。
華人76%、マレー系14%、インド系8%。
公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語。
仏教33%、キリスト教18%、無宗教17%、イスラム教15%、道教11%、ヒンドゥー教5%。

16世紀からポルトガルが支配、19世紀からイギリスが支配、第2次大戦中は日本が支配。
戦後は再びイギリスが支配したが独立運動が高まり、1957年にマラヤ連邦が独立、1963年にマレーシア連邦となる。
シンガポールはマレーシアの一部となったが、イギリス支配時代に流入した中国人が人口の大半を占めていたため、マレー人優遇政策をとろうとする中央政府と衝突し、1965年にマレーシアより分離独立。
現在も、マレーシアとの仲はよろしくないようだ。

港から街の中心まで18km走行。
整然とした街並み、きれいな道路。
家もビルも、ほとんどの建物が新しい。

ひとりあたりのGDPは世界9位(日本は12位)、アジアでは1位(日本は2位)。
ミニ国家とはいえ、アジアでは数少ない経済的に成功した国のひとつ。

例のごとく、経済水準が上がると、ピタリとクラクションが鳴らなくなる。
クラクションというのは面白いほど、経済水準のひとつのバロメーターとなっている。

そして、誰も僕のことを見ないし、話しかけてこない。
いや別に見てほしいとも見てほしくないとも思わないが、経済水準が上がるとよそ者に対する注目度が下がる、という法則も確実にあると思う。

人口密度はモナコに次ぐ世界2位だが、これはミニ国家だから上位にランクしているのであって、他の国の都市の息のつまるような過密さは感じない。
東京23区の人口が900万人、シンガポールの人口が540万人。
しかも23区には近郊に住む人たちが大量に働きに来ているから、実感としての人口密度はシンガポールは23区の半分以下じゃないだろうか。

物価が高いので、のんびりせず、すみやかに観光をすませる。





ユニクロ出現。


おっ?


久々に同業者発見。






















ユニークなビルが多いので、元ガラス屋としては、無意識に作業方法をイメージしてしまう。

これは大変だろうなー、と思ってたら・・・


やってる!




日給いくらぐらいもらってんだろうな。

近未来都市。






これがかの有名な、なんとかっていうビル。




屋上がプールになっていて、そのプールからの眺めがスリリングで、ネットによく画像が貼られている。


これが世界三大ガッカリスポットのひとつとして名高い、マーなんとか。




こうやって見ると、ふつうに景勝地だ。
実はこいつ、2002年に引越しをしている。
以前の場所は周囲に何もなくて、あまりにガッカリされすぎたので、見栄えの良い現在の場所へ移されたのだろう。
ガッカリスポットと言われたのは2002年以前で、現在はたくさんの観光客が集まり、ひっきりなしに写真を撮っている。
日本人もたくさんいた。

たぶん夜になるとライトアップされるのだろうけど、面倒くさいからもういいでしょう。

暑くて喉が乾くので、ここでチョコレートスムージーを買おうとしたら、なんと8シンガポールドル(645円)!
あぶねー、注文する前に値段見といて良かった。
ガマンガマン。



複合民族国家。
大半は華人だが、マレー人やインド人も、旅行者目線では緊張感なく平和的に共生しているように見える。
他にも本格的な格好をしたムスリムや、なぜかチベット仏教徒までいる。
人気観光都市でもあるので当然旅行者も多いが、ビジネスでここに住んでいるっぽい感じの欧米人も多い。
外国資本なしにはここまで発展させるのは無理でしょう。













何気なく買ったこのニラまん・・・ウマシ!


まあ、中華です。
なんてことのないニラまんなんだけど、味、風味、食感、すべてがさり気なくウマイ。
さすが中華。
これで1.50シンガポールドル(121円)なら文句ない。
すみやかに出国すべきなのに、食文化が良いと長居したくなってしまう。



食費を安くおさえるならホーカーズで食べるべし、とガイドブックに書かれていた。
これがたぶんホーカーズと呼ばれている大衆フードコート。


拌面。

3.50シンガポールドル(282円)。

もう少し歩いてみようかなと思ったが、前の晩は一睡もできなかったので、ここで力尽きた。


Singapore