お!?
おお!?
いっぱいいた。
デコチャリ。
山の中はサルだらけ。
山の中に入っても、交通量は変わらず。
空気は排気ガスとクラクションで満たされている。
クラクションは1日に1000回ぐらい聞かされる。
チキンとレバー。
ピリ辛だったけど、肉は柔らかくてなかなか。
英語はまったくと言っていいほど通じなくなった。
ヒンディー語だけで事足りているのだから、英語を話す必要などないのだろう。
でも勘定をすます時、かれらは数字だけは英語で言ってくれる。
標高1500m。
さすが人口大国、山奥に入っても店が数百m~数kmおきに現れる。
水分補給に困ることはないし、レストランもピリ辛をなんとかこらえればだいたいどこもうまい。
それからありがたいことに、こんな山奥なのにホテルもたくさんある。
標高が上がって少し涼しくなったとはいえ、このベトベト状態で野宿はあまり気が進まない。
それに、人口密度も家畜密度も高すぎる。
標高1800m。
この後、豪雨。
標高2000mまで上がり、そこから豪雨の中の下り。
すれ違う人たちは「自転車かよ」といった目で僕を見るが、僕は質の良いレインウェアで雨から体を守っている。
トラックの荷台の上に乗ってる人とかバスにしがみついて立ち乗りしている人なんかはズブ濡れだ。
いったん標高800mまで下り、そこからまた長い登り。
一見平和だが、ここカシミールは領土紛争地帯。
所々に検問があり、ライフルを持った警官が睨みをきかせている。
自転車はたいていスルー。
山の中にも警官がひそんでいて、たまに上を見上げると目が合ったりする。
登り坂で自転車を押して歩いている時、年配の警官が僕を見てうなずきながら、「Very Good」と言った。
このシンプルな「Very Good」という言葉に少し胸がジンとなった。
イスラム色が強くなってきた。
モスクがあり、アザーンが轟き、アラビア文字があり、服装もイスラムチック。
言語はヒンディー語ではなくウルドゥー語のようだ。
この二言語は類似しているので僕に聞き分けられるわけがないが、「ナマステ」ではなく「サラームアレイコム」が聞こえてくる。
標高2000m。
標高2200mで峠に到達、2.5kmの長いトンネルで山の向こうへ。
このトンネルをくぐる前にもパスポートチェックやら外国人登録やらいろいろあった。
トンネルは狭くて危険ということで、僕が通過しきるまで車の通行を止めてくれた。
ご迷惑おかけしました。
のどかな田園。
・・・では決してない。
いついかなる時でもクラクションが止むことはなく、そう簡単にのどかな気分にさせてはくれない。
僕が今まで旅した中では、インドのクラクションが暫定世界一だ。
それとも、アジアではこれぐらいが平均なのだろうか。
トンネルを抜けた後、警察の数が倍増した。
そこらじゅうでライフルを持った警官が立っている。
すごい動員数。
時々笑顔で手を振ってくれたり、僕が休憩していると話しかけてきたりする。
ヒマなんだろうな。
Srinagar, India
2013年8月7日水曜日
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インドにはサルのイメージなかったからびっくり!
返信削除日光を思い出しました。
幸い餌付けはされてないようで、人間に襲いかかってくることはないみたい。
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