ホイール逝った

「ヨーロッパとアジアのかけ橋」を越えて、いざアジア側へ・・・


と思ったら、２つある「かけ橋」は、いずれも自動車専用道のようだ。
歩行者自転車はフェリーで。


アジア側へ渡ったからといってアジア的になるわけではなく、しばらくは同じような大都市圏。

やはり、ここトルコで完全に車優先社会になってしまったようだ。
車が歩行者自転車の妨害をするのは一向にお構いなしの様子だが、歩行者自転車が車の進路上にいると、けたたましくブーブー鳴らされる。
自分の視点だけで「ジャマだ」と感じたら、即座に躊躇なく鳴らす人たち。
「ぶつからなきゃいいんだろ」ぐらいの感じで接近されることも多い。

海沿いは自転車道があって安心。




ブルサ。


路上で貝を売っていた。

貝殻に貝とライスがのっている。
3つで1リラ(43円)だが、1個オマケしてくれた。







こんなとこ日本人はめったに来ないと思うのだが、歩いていると日本語で「ニホンジン?」「ゲンキデスカ?」と声をかけられる。

これが本物のトルコ風呂か。




ムスリムは金製品が好きなのだろうか?
アラブでもこういう店がやたらとあった。





プリンとクリームの間ぐらいの食感のスイーツ。


道が広いというのはいいことだ。

ドライブマナーが悪くても、これだけスペースが確保されていれば脅威は感じない。



ドライブマナーは悪くても、人は親切だ。
道路沿いにはこぎれいなGSが所々にあって、よく従業員が話しかけてくれたり、食べ物や飲み物をサービスしてくれることがある。
やはりどの人も例外なく「どこから来た?」と聞き、「日本」と答えるとニッコリ笑う。

あるGSで、クルド人の従業員と話をした(といっても英語が通じないのでジェスチャーがメイン)。
クルド人は、世界最大の、国家を持たない民族。
トルコ、イラン、イラク、シリアにまたがって分布し、人口は2500万～3000万人。
そのうち1000万～1500万人がトルコに居住している。
以前トルコはクルド人を迫害していたが、現在は緩和されているはず。
しかし、クルディスタンという国が独立しそうだという話は聞かない。

世界を旅していると、「自分は～人だ」と言って親しげに話しかけきて、興味を持たせて言葉巧みに不審な店に連れ込もうとする者がたまにいる。
エジプトでは自称ヌビア人、そしてついこないだイスタンブールで自称ドバイ人に話しかけられ、店に連れ込まれそうになった。
さすがにこのクルド人は本物だと思う。
彼は僕にお菓子と、なぜか紙コップをたくさんくれた。

道路沿いには、都市でもないのにスタバ、マック、バーガーキングが並んでいたりする。




欧米化されたイスラム国家。
しかしトルコがここまで発展しているとは。
以前は、トルコがEU加盟なんてまず無理だろうと思っていたが、この発展ぶりをみると、もしかしたら可能性としてはありえるかもしれない、と思うようになった。
人々を見ていても、今のところアジア的だとは感じない。
アラブ人寄りの顔つきをした人が多いが、全体的な印象はヨーロッパ寄りだ。

リアホイールの調子がおかしいと思っていたら、リムに大きなクラックが!


イスタンブールでホイールをいじった時、左右のブレだけでなく、上下のブレも生じてしまったようだった。
その後店に持って行ったのだが、店の人も上下のブレまでは調整してくれなかった。
その状態で荷物を積んで走行を始めてしまったので、ある1ヶ所に負荷がかかり、リムが割れてしまった。
ホイールをつくってくださったフジタさん、申し訳ありません、僕のミスでホイールをダメにしてしまいました。

昨日、店に持って行って、今日、新しいホイールが完成した。


メーカーは、ZHILI?
聞いたことない。
スポークは36本。
バルブはフレンチのみ対応。
ハブはそのままXTを継続。
総額50リラ(2181円)。
安すぎ。
「大荷物積んで走るからスポーク折れないように、とにかく頑丈に頼むよ。」と事前に強調したのだが、どうだろう?



ここ数日、日本で使っていたPCに入っているiTunesのデータを、新しく買ったラップトップに取り込む作業をしている。
またまた友人のwinlook君にお願いして、出発前に彼に預けておいたiTunesのデータをあるサイトにアップしてもらい、それをダウンロードする。
1700曲以上あるのでかなり時間のかかる作業だが、日本で使っていたiTunesが今ここでそっくり再現されるというのはすごいことだ。
現在1300曲ほど取り込んだので、あともう少し。
今後は曲を増やすこともできる。

そんなわけで、移動しながら連日ホテル泊している。
トルコのホテルは高い。
相場は60～80リラ(2617～3490円)。
なんとか60リラのところをみつけるようにしている。
水が詰まりやすかったりなど、料金相応のクオリティとは思えないが、ネットは速い。
とりあえずこの作業が終わったら、野宿志向でいく。


Balikesir

20806km