2014年2月24日月曜日

ジャカルタ 1

首都ジャカルタ。




ビッグシティやな。



マレーシアの街と違って、華僑の存在感はない。



英語は通じやすい。



ジャワ島は、島としては世界最多の人口を持つ。
日本の3分の1ほどの面積に、日本と同じぐらいの人が住んでいる。
単純計算で、人口密度は日本の約3倍。
すぐ近所のオーストラリアなんかは、ジャワ島の60倍(日本の20倍)の面積がありながら、人口はたった2000万人しかいない。
なんだろな、この偏りは。
その中心都市であるジャカルタだが、今まで見てきたカオスな国々と比べたら、まだ整然としているし秩序は保たれている。



日曜日はホコ天になるのかな。


「sepeda=自転車」というのはすでに覚えた。


いいねー、なんだか先進的。


これはめずらしい。
イスラムの女性が自転車に乗っている。


アラブやパキスタンではありえない光景。
いやもう、いいかげんあちらのイスラムと同じ枠組みで見るのはやめた方がいい。
そもそも彼女たちがムスリムなのかどうかも、聞いてみなくちゃわからない。
ただスカーフをかぶっているだけという人もいそうだから。









ローソン出現。


ボルネオのコンビニは商店レベルだったが、こっちのは日本のコンビニに近い。
食品だけでなく日用品や雑誌など品ぞろえ豊富で、ATMもある。
日本の菓子、弁当、寿司、おにぎり、それからおでんまであった。
お弁当はレンチンしれくれる。
店員の対応も良い。





おにぎりは米の粘り気が足りず、ボロボロと崩れる。

でも海苔の風味が懐かしくて良い。

紅茶ソーダ。


プリン!

プリンってメジャーな洋菓子と思いきや、世界的には一部の国でしか売っていない稀少なスイーツ。
ライスプディングとかチョコレートプリンとかならよくあるけど、カスタードプリンはなかなか見ない。
ちっこかったけどおいしかった。

この先北上するにつれて、日本の食品がより入手しやすくなっていく予感がする。

食は、マレーシアと大きな違いはない。
味云々より、とにかく量がない。
まるで小人の世界、おままごとのミニチュアのようなものが出てくる。

さらに、インドネシアはスパイスの国とか言われてるらしいので、どこに地雷があるかわからない。
けっこうビビってる。
あまり冒険する気になれない。

なので、屋台やレストランよりは、つい足がバーガーキングやローソンへと向かってしまう。
ごめんなさい。
久々のバーガーキング、うまかった。
最後にバーガーキングを見たのはトルコだったかな、中央アジアにもウイグルにも南アジアにもなかったと思う。





街を歩いていたら、また五輪真弓が聞こえてきた。
フェリーの中で聞いたのと同じ歌。
どういうことなのかなとちょっとググってみたら、この歌、「心の友」はインドネシアでは知らない人はいないというほど有名だそうで、インドネシアの第二の国歌とも言われている、などと書かれていて驚いた。
フェリーにいた若者も、歌詞をちゃんと日本語で暗唱していて、歌に合わせて日本語で歌っていた。
あるインドネシア人のラジオのDJが日本に来て、五輪真弓のコンサートに行ってアルバムを買って、その中に入っていた「心の友」をインドネシアのラジオで流したことがきっかけで大ヒットしたらしい。
日本ではシングル化さえされていない、無名の古い歌。
わからないものだ。



インドネシアにいる欧米人旅行者、やけにガタイがいい人が多いなと思ったら、たぶんかれらはオランダ人だ。
聞いて確認したわけではないが、オランダはかつての宗主国ということもあって、今も縁があるのだろう。
オランダ人の平均身長は男性181cm、女性166cmで、世界1位。
南アフリカとナミビアにいたオランダ系白人と同じ迫力を感じる。

オランダ人と日本人が、インドネシア人にどれだけ慕われてどれだけ憎まれているのかはわからないが、今のこの平穏が不自然だとは思わない。


Jakarta, Indonesia



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