2012年5月2日水曜日

またまた雨

天気は全然安定していなかった。
「山の天気は変わりやすい」というのとはおそらく別で、低地でも相変わらず雨天が多いようだ。
シャモニに3泊し、今日は出発するつもりだったが、雨のためもう1泊。

最初の2日はそこそこ晴れたが、主役のモンブランは常に雲に覆われており、姿を見せてくれない。
今日も、おそらく明日も、ダメっぽい。
北米最高峰マッキンリー、南米最高峰アコンカグア、アフリカ最高峰キリマンジャロ、と各大陸のトップを順調に見てきたが、ヨーロッパの最高峰は見れずじまいか。
残念。

テントの防水性は、完璧ではない。
物にもよるが、今使用しているテントは、短時間の雨なら大丈夫だが、長くガッツリ降られると、どこからともなく浸水してくる。
いつもは、こまめに起きて雑巾で水を吸い取って処理するのだが、昨夜は、2時ぐらいに目を覚ましたら水浸しで、寝袋が濡れてしまった。

シェンゲンの問題について、少し考えを変えた。
今後のルートとペースを予想してみると、3ヶ月以内(あと1ヶ月)でシェンゲン国外へ脱出するのは、どうも無理っぽく思えてきた。
この先も、雨やその他の事情で足止めをくらうことは、十分ありうるだろう。

隣国のオーストリアもシェンゲン国だが、日本との二国協定があり、日本人は例外的にオーストリアに6ヶ月滞在できる。
なのでオーストリアがシェンゲン最後の国であれば、トータルで最長9ヶ月シェンゲン内に滞在できるということになるが、あいにくオーストリアは周囲を完全にシェンゲン国に囲まれているので、陸路旅行者にはこの特別ルールも意味がない。

と、今までは考えていたのだが、この際この特別ルールを利用して、のんびりとあと1ヶ月以内にオーストリアに入国し、のんびりとウィーンまで行って、ウィーンから飛行機でシェンゲン外の国へ飛ぶ、という方法が妥当に思えてきた。
あるいは、ウィーンから電車かバスでダイレクトにシェンゲン外の国に行けるかどうか、これから調べてみる。

ヨーロッパでは電車に自転車を持ち込むことができる、という話を聞いたことがあるが、本当だろうか?
本当だとしても、荷物満載の自転車を積めるかどうか、疑問だ。

困ったことが起きたら他の交通手段を使う、というのはサイクリストとしては悔しいことだが、時間に追われながら、行きたい場所にも行かずにただ走り抜ける、というのは面白くない。

滞在しているキャンプ場は、13ユーロと安い割にはサービスが行き届いており、快適だ。
フリーインターネットだが、超スローなPCで、写真をアップできない。
今日は文章のみで。

あと、どういうわけか、コメントの返信もできない。
しばしお待ちを。


Chamonix, Franceにて