2010年4月18日日曜日

渋谷タワレコにて

最近CDAmazonで買うことが多くなったが(クレジットカードを持っていないのでiTunesでダウンロードとかはできない)、今日久々に渋谷のタワレコに行った。久々といっても3ヶ月ぶりぐらいか。
ちなみ僕は、渋谷のタワレコ以外のCD屋には行かない。渋谷といったらタワレコ以外に用はない。

たまたま売場で、ピアニストの小林愛実がミニライブをやるというので聴いてみた。
彼女は、幼少時から国内外のコンクールで史上最年少の記録を次々と塗り替え、キーシンやアルゲリッチからも評価され、世界の注目となっている。

今年はショパン生誕200年だからなのか、曲はすべてショパンというプログラムだった。
「一番好きな作曲家はショパン」と言っていた。
僕も同じである。
シューマンもショパンと同い年なのだが、シューマンは話題にならないのかな。

14歳にしては堂に入った演奏で、ざわついた売場を緊張感ある空気に変える力があった。
1曲目のワルツの14番は、僕も12歳ぐらいの時に弾いていた。
難曲と思われるスケルツォやエチュードも、彼女は精確に弾きこなしていた。
ただ、しょせんCD屋なので、ピアノ自体もちゃんと調律されていないだろうし、音響もクソもない。ノイズも多い。
だからといって、携帯で写真を撮るやつの神経が理解できない(シャッター音が鳴る)。
それなりの環境だったら、もっといい音が出せる人だと思う。

現代の日本人のピアニストでは、辻井伸行がずば抜けている。
ジャズだったら、上原ひろみが常軌を逸して巧い。
このふたりは本当に日本の誇りだ。

今日の演奏を聞いた限りでは、小林愛実はまだ一流の仲間入りには遠いと思うが、まだ14歳。
これから飛躍するかもしれないし、逆に、神童と呼ばれながらも消えていった人も多いので、どうなるかわからない。

辻井伸行も、ショパン生誕200年だからなのか、全曲ショパンのアルバムが出ていたので買った。
ジェフ・ベックもいつの間にかニューアルバムを出していたので買った。65歳(!)とは思えない。

やはり、たまにはCD屋に行かないと、ネットだけだと気づかないことが多い。



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